平成5623日目

2004/05/31

【曽我ひとみさん】家族再会は北京以外で

拉致被害者の曽我ひとみさん(45)は31日、佐渡市支援室を通じ「できれば北京以外で再会したい」などとしたコメントを発表した。前日の杉浦正健官房副長官らとの面会で、曽我さんが北京での家族の再会に必ずしも難色を示さなかったと報じられたことを受けたもの。

政府は曽我さんの意向を重視し、基本的に北京以外の都市を候補地として調整する方針だ。小泉純一郎首相は31日夕、曽我さんの家族との面会場所について「曽我さんの意向を踏まえて対応するように既に指示している」と述べた。《共同通信》




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【この日の民主党】

岡田代表、連合集会で年金法案廃案へ決意訴える

民主党の岡田克也代表は31日、国会内で開かれた連合の決起集会で挨拶した。政府・与党は年金法案の今週末の成立を目論んでおり、その山場に向け「政府改悪法案の撤回、未納・未加入閣僚の責任追及、年金制度の抜本改革」を求めて開かれたもの。

岡田代表ははじめに「非力ではあるが、一日一日精一杯頑張っていく」と代表就任の決意を述べた後、「政府は100年持つ改革案だと言うが、中身は不当表示、宣伝に偽りありのいい加減な内容だ。国民も6~7割が廃案を望んでいる。また年金の運用問題など数々のスキャンダルもあり、未納・未加入問題で最も正直でないのは自民党、小泉首相だ」と政府案と小泉内閣の姿勢を厳しく批判。「民主党は年金改革の具体案を出している。政府も具体案を出して、参院選でどちらが優れた案であるかお互い競い合おうではないか。民主党は参院選でしっかり勝利して、次期総選挙で政権交代を実現し、日本を立て直すという大目標に向かって戦っていく」と訴えた。

連合の笹森清会長は「民主党の新しい体制を好意的に受け止め、全面的に支援し続けるし、参院選も地べたに這いつくばっても全力で戦う」と前置きした上で、「今回の政府案は今までで一番最悪。国民にとってとてつもなく悪法。われわれの最終目標は抜本改革だ。それに向けて民主党など野党が廃案に追い込むなら全面的に支援する」と力説した。

[参院決算委]14年度決算を承認 年金法案撤回を迫る

参議院決算委員会で31日、平成14年度決算等について採決が行われ、民主党は一部を除いて反対したが、与党などの賛成多数で承認された。小泉首相が出席して行われた締めくくり総括質疑では、民主党・新緑風会の佐藤泰介、千葉景子の両議員が質問に立った。

佐藤議員は、焦点の年金法案について質問。世論調査で国民の7割が今国会での法案成立に反対していることを指摘し、小泉首相の見解を質した。首相は、「(政府案には)やはり問題がある、いい制度を作ってほしい、という声だと思っている」と認めながらも、「しかし、これが成立しなければ現行制度が続いていく。それは本意ではないだろう」などと居直り、法案を早期に成立させた上で与野党の協議会で一元化を含めた議論を行えばいい、と主張した。佐藤議員は、法案内容が抜本改革になっていないこと、未納・未加入問題への対応が不透明であることのゆえに、このまま採決を急げば政治家と年金制度への国民の不信感を深めるだけだと指摘。「法案を白紙に戻して考え直すべきだ」と強く迫った。

続いて質問に立った千葉議員は、勤務実態のない不動産会社で厚生年金に加入していた問題について責任を感じていないのか、と小泉首相を追及。首相は「社員の実態は会社によって違う」「何らやましいところはない」などと開き直ったが、千葉議員は「得意げに述べているが、普通の市民、勤労者の感覚とかけ離れている」と痛烈に批判。政府が国民の信頼を失っている中で法案採決を拙速に強行すべきでない、と強く要求した。

また千葉議員は、イラク復興支援への財政支出について、その具体的な額と実際の貢献の状況について国民にわかりやすく説明すべきだ、と要求。首相も必要を認めた。

続く討論では、松井孝治議員が発言。14年度においては国債発行額が膨張し財政再建が後退したこと、国債による補正予算の内容も従来型公共事業の拡大であり、かえって雇用の不安定化をもたらしたことなどを指摘し、決算に反対を表明した。《民主党ニュース》



5月31日 その日のできごと(何の日)