平成5496日目

2004/01/25

この日のできごと(何の日)

【大相撲初場所】千秋楽

大相撲初場所千秋楽(両国国技館)は25日、横綱朝青龍が大関栃東を押し出して初の15戦全勝。前日決めていた2場所ぶり5度目の優勝に華を添えた。全勝優勝は1996年秋場所の貴乃花以来、44場所ぶり。栃東は9勝6敗に終わった。

大関同士の対戦は、魁皇が千代大海を寄り切って、ともに10勝5敗。関脇は土佐ノ海が4勝、玉乃島は5勝に終わった。小結若の里は9勝目、栃乃洋は6勝目を挙げた。

三賞は、敢闘賞が13勝を挙げた琴光喜で3度目、技能賞は垣添の初受賞となったが、殊勲賞は昨年春場所以来の該当者なしだった。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【石川県金沢市】一斉除雪デー

3年ぶりの大雪を降らせた強い寒気団が抜けた25日、石川県内では「向こう三軒両隣」を合い言葉に各地で住民総出の除雪作業が行われた。雪との格闘は地域の連帯感を生み出す機会にもなったが、JR七尾線では積雪で線路と道路を勘違いした車が電車と衝突、転倒によるけが人や停電が相次ぐなど、大雪の後遺症は依然、消えていない。金沢地方気象台によると、県内の大雪は峠を越えたものの、冬型の気圧配置は続き、26日朝まで山間部を中心に断続的に雪が降る。

25日を「市内一斉除雪デー」と位置付けた金沢市内では早朝から、住民がスコップやつるはしを手に集まり、行政の手の届かない町内の生活道路の除雪を始めた。電動ドリルを持った便利屋に除雪を依頼する町会もあり、人力作戦で凍りついた大半の圧雪が取り除かれた。

同気象台によると、雪は加賀の山間部などを中心に依然降り続いており、25日午後8時現在の積雪量は金沢38センチ、鳥越78センチ、山中87センチ、輪島10センチ、七尾26センチ、珠洲13センチとなった。

大幅な遅れや運休が続いたJR北陸線は最大20分の遅れが出たが、雪が小康状態となったことで4日ぶりにほぼ正常なダイヤに戻った。七尾線は七尾市内での事故で特急、普通電車15本が運休したほか、普通電車に最大2時間50分の遅れとなり、約2000人に影響が出た。小松、能登空港発着便は一部に遅れが出たが、全便運航した。

圧雪や雪に埋もれた放置車両で寸断されていた幹線道路網も、交通規制を伴った徹夜の除雪作業の結果、ほぼ正常な状態となった。《北國新聞》

【大阪国際女子マラソン】

大阪国際女子マラソン(25日、長居陸上競技場発着の42.195キロ)23歳のニューヒロインがアテネへ-。雪から強風へと変わった厳しい天候の中、超スローペースから30キロ付近で一気にスパートしたマラソン3戦目の坂本直子(23)=天満屋=が2時間25分29秒で初優勝。アテネ五輪代表の座を確実にした。

すでに代表に内定している野口みずき(25)=グローバリー、このレースの結果、代表濃厚となった高橋尚子(31)=スカイネットアジア航空=とともに、激戦の浪速路を制した“新星”が真夏のアテネへ羽ばたく。《産経新聞》

【ラグビー・トップリーグ】

社会人ラグビーのトップリーグ最終節最終日は25日、東京・秩父宮ラグビー場などで4試合を行い、神戸製鋼がNECを3−1で破り、勝ち点を47に伸ばしてリーグの初代王者になった。前節首位のサントリーは東芝府中に10−50と大敗し、勝ち点42のままで4位に転落した。勝ち点を44としてた東芝府中が2位で、ヤマハ発動機が3位となった。

近鉄がサニックスを45−42で振り切り、ワールドはセコムに36−10で勝った。11位セコムと最下位サニックスは自動降格となり、9位リコーと10位近鉄は入れ替え戦に出場する。このほか5位ワールド、6位NECとなった。《共同通信》

【ジャンプ・W杯】

ノルティックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ札幌大会は25日、札幌市大倉山で個人第16戦ラージヒル(K点120メートル)を行い、葛西紀明(土屋ホーム)が260.4点で2位となった。日本勢の3位以内は今季初めてで、葛西は昨年2月のビリンゲン(ドイツ)大会で優勝して以来の表彰台。東輝(日本空調)も5位に入った。

24日の第15戦を制したロアル・ヨケルソイ(ノルウェー)が263.3点で連勝し、今季4勝目、通算5勝目を挙げた。1回目3位の葛西は、2回目に127.5メートルを飛んで順位を上げた。

高野鉄平(土屋ホーム)は17位、伊東大貴(一海道・下川商高)は18位、船木和喜(フィット)は27位、山田大起(北野建設)は30位だった。《共同通信》

【大阪府岸和田市】長男に食事与えず虐待

大阪府岸和田市の自宅マンションで、中学3年の長男(15)に食事を与えないなどの虐待を約1年半も続け、放置して意識不明に陥らせたとして、大阪府警捜査一課と岸和田署は25日、殺人未遂容疑で実父と同居中の女を逮捕した。2人は否認しているという。

昨年11月、死亡したと思い込んで実父が救急車を呼び、長男は保護されたが、2002年に41キロあった体重は24キロ(身長155センチ)しかなく餓死寸前で、今もこん睡状態。府警は殺害しても構わないという「未必の故意」があったと判断。動機や虐待が激化した経緯を追及している。

10代の少年に対するこうした長期の養育放棄(ネグレクト)は極めてまれで、救えなかった学校や児童相談所の対応が問われそうだ。

逮捕されたのは、岸和田市南町、トラック運転手A容疑者(40)と無職B容疑者(35)。A容疑者は長男らの実母(35)と離婚後、B容疑者と同居した。

調べでは、2人は共謀し、長男に殴るけるの暴行を加え、02 年6月ごろから食事を減らしたり数日絶食させたりして衰弱させた上、昨年8月ごろから歩けなくなった長男を室内に軟禁。食事を与えず、放置して殺害しようとした疑い。

2人は「食事は与えたが、食べなかった」と供述。A容疑者はしつけの範囲を超える暴行は認め、B容疑者は「いじめで拒食症になった。搬送される数日前まで自力で歩き、前夜に会話した」と話しているという。《共同通信》

【自衛隊イラク派遣】先遣隊長ら小中学校視察

サマワ入りから一週間目の25日、陸上自衛隊の先遣隊はムサンナ州教育局を訪問、サマワ市中心部の小中学校も視察した。宿営予定地の測量も引き続き行っている。

戦禍で屋根の一部が崩れ落ちたままの小学校で、隊長の佐藤正久一佐(43)は「建物もトイレもひどい。支援が必要だと思う。われわれ(陸自)でできることがあると思う」と印象を語った。

午前中を中学校、午後を小学校として使っている校舎も視察。窓に鉄格子がはまった八つの教室で計600人が学んでいる。男性教諭は「子供たちは一つの机に2人が座って学んでいる。本や教科書も欲しい。日本に期待している」と語った。《共同通信》



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