平成5494日目

2004/01/23

この日のできごと(何の日)

【高津臣吾投手】ホワイトソックス入団会見

ヤクルトからフリーエージェント(FA)になり、米大リーグ移籍を目指していた高津臣吾投手(35)が23日、シカゴでホワイトソックスと契約し、本拠地のUSセルラー・フィールドで入団会見に臨んだ。1年契約で年俸、契約金を含め総額100万ドル(約1億700万円)。背番号は「10」。

会見場で契約書にサイトンした高津は「マイネームイズ…」と自己紹介し「シカゴはわたしにとっての夢の舞台(フィールド・オブ・ドリームズ)です」と英語で話した。同席したケニー・ウィリアムズ・ゼネラルマネジャー(GM)は「日本人選手の獲得は歴史的なことではあるが、純粋に彼の能力のために契約した。大リーグで活躍できると確信している」と話した。

高津はヤクルトでプロ野球史上最多の通算260セーブを記録。鋭いシンカーと大胆なマウンドさばきで5度のリーグ優勝に貢献した。

高津臣吾投手 不安がないと言えばうそになる。ただ、残りの野球人生が少ない中で、最後はアメリカに挑戦して、いい終わり方をしたいと思っていた。(大リーグは)パワー、スピード、すべて日本より数段上だが、自分の形を披露できれば、何とかなると思う。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【天皇、皇后両陛下】沖縄訪問

天皇、皇后両陛下は23日、沖縄県を訪れ、今月18日に開場した「国立劇場おきなわ」(浦添市)のこけら落とし公演で、沖縄伝統の音楽劇「組踊」を鑑臓された。

両陛下は、組踊の最高傑作とされる「執心鐘入」を観覧。「長年待ち望んでいた国立劇場が開場したことを大変うれしく思います。沖縄の伝統芸能の継承の場として、人々の励みとなり、楽しみとなることを願っています」との感想を侍従を通じて発表した。

また、組踊上演後、演者や人間国宝らと交流。ロビーで見送った観客らに「きれいな劇場ができましたね」と話し掛け、握手をしていた。

これに先立ち、両陛下は午後、糸満市摩文仁の国立沖縄戦没者墓苑に献花。天皇陛下は県遺族連合会の座喜味和則会長(76)らに「ご苦労ですが、頑張ってください」と声を掛けた。両陛下の沖縄訪問は1995年8月以来で、即位後3度目。《共同通信》

【大相撲初場所】13日目

大相撲初場所13日目(23日・両国国技館)横綱朝青龍が大関魁皇を送り出し、初日からの連勝を13に伸ばした。ただ1人2敗の平幕琴光喜は小結若の里を押し出して11勝目を挙げ、優勝争いはこの2人に絞られた。14日目に朝青龍が大関千代大海に勝つか、琴光喜が敗れると、朝青龍の2場所ぶり5度目の優勝が決まる。千代大海は大関栃東をはたき込んで10勝3敗とし、栃東は5敗目を喫した。魁皇は9勝4敗。両関脇はともに敗れて玉乃島が9敗、土佐ノ海は10敗となった。若の里は7勝6敗で、小結栃乃洋は負け越した。十両は4敗で4人が並んだ。《共同通信》

【ジャンプ・W杯】

ノルディックスキー・ジャンプのワールドカップ(W杯)白馬大会は23日、長野県白馬村で個人第14戦ラージヒル(K点120メートル)を行い、高校3年生の伊東大貴(北海道・下川商高)が196.2点で9位に入り、初のW杯ポイントを獲得した。

伊東は1回目に106.5メートルで8位につけ、2回目は117.5メートルを飛んだが順位を下げた。

雪が降り続く悪条件の中、優勝は2本のジャンプそろえたマッティ・ハウタマキ(フィンランド)が251.8点で今季2勝目、W杯通算8勝目を挙げた。船木和喜(フィット)は18位、宮平秀治(ミズノ)は30位。葛西紀明(土屋ホーム)、東輝(日本空調)、山田大起(北野建設)は2回目に進めなかった。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・麻生太郎総務相は23日の記者会見で、学歴疑惑に揺れる民主党の古賀潤一郎衆院議員について「古賀氏はペパーダイン大を売りに選挙を戦っていなかった。福岡(の有権者)で、彼の大学がどこか関心を持っていた人はいない」と発言。得票にあまり影響しなかった経歴を疑われ同情しているかと思いきや、「ところでペパーダイン大ってどこにあるの」と逆質問。米スタンフォード大に留学経験のある麻生氏にしてみれば、民主党への遠回しな嫌みだった?《共同通信》

【中曽根康弘元首相】「自公は今が限界」

中曽根康弘元首相は23才日午後、都内のホテルで講演し、自民、公明両党の関係について「今が限度。これ以上深入りすると両方が堕落する。自民党はもっとしっかりしなければならない」と述べ、政策面で自民党色を強く打ち出すべきだとの考えを表明した。

中曽根氏は「自民党の立党の精神を敢行してやろうという場合、協力関係が崩れても仕方ない。何が何でも政権を握るというのは邪道だ」として、憲法改正などで公明党が反対する場合には連立解消もやむを得ないとの認識を示した。昨年の衆院選に触れ「『小選挙区は自民党、比例は公明党』といういじけた形で選挙が行われるのは民主主義の邪道だ」と批判した。《共同通信》

【小泉純一郎首相】イラク現地取材制限「やむを得ない」

小泉純一郎首相は23日、参院本会議の代表質問で、イラクでの自衛隊取材の自粛要請や防衛庁の定例記者会見の見直しなどについて「報道の自由や国民の知る権利を不当に制限するものではない」と強調した。

現地取材に関しては「自衛隊員と取材記者双方の安全を確保しつつ、混乱を来すことのないよう適切な取材活動が行われる必要がある」として、一定の制限はやむを得ないとの考えを示した。

また「日本がどういう活動を行うか十分な理解を得ることが重要」と述べ、首相特使派遣などでイラクやアラブ諸国に自衛隊による支援活動の意義を積極的に説明する考えを示した。

同時に「フセイン残党勢力やイスラム過激主義者らはイラク人による民主的政府樹立を妨げる目的でテロ活動をしているとみられ、イラク人に対しても攻撃を加えている。イラクをテロリストの温床にしたいという思惑に乗ってはならない」とテロの脅威に屈しない姿勢を示した。

イラクでの雇用創出対策については「生活基盤再建に資する支援を、政府開発援助(ODA)を活用して行うことも検討している」と表明した。

先の最高裁判決を受けた参院選での「一票の格差」是正に関しては「米国の上院は、どんな小さな州でも定員は同じ。参院は衆院と違った格差是正があっていい」と指摘した。公明党の浜四津敏子、共産党の西山登紀子、社民党の福島瑞穂各氏への答弁。

「小泉内閣は何もやってないんじゃない。余計なことは何もしなかった。不必要なことは何もしなかった」。小泉純一郎首相は23日の参院本会議で、原稿から目を離し、久々に身ぶり手ぶりの「小泉節」を張り上げた。

首相は「民需主導」の重要性を指摘するとともに「企業の業績が上がってきた、地方が再生の案を出してきた、人にもやる気が出てきた」と小泉改革の「成果」を列挙。「やる気を出す環境をつくることが政治で一番大事なんだ」と胸を張った。《共同通信》

【自衛隊イラク派遣】本隊、先遣隊と合流

イラク復興支援物資などの空輸業務にあたる航空自衛隊派遣部隊の本隊第一陣110人は23日午前8時(日本時間同日午後2時)ごろ、クウェートのムバラク空軍基地に到着、午前10時50分には、先遣隊が司令部を置いている同国西部のアリ・アルサレム空軍基地に入った。

今後、同基地を拠点とし、月末にクウェート入りするC130輸送機3機の受け入れ態勢を整える。飛行訓練を経て、医薬品や食料などの復興支援物資、米英軍などへの支援物資をイラクへ空輸する活動を2月に始める。隊員は基地内の隊舎に滞在する。

バス3台に分乗した本隊の一行は、クウェートでは珍しい雨の中、アリ・アルサレム基地で待ち受けていた佐々木望一等空佐=派遣部隊副司令=ら先遣隊の約30人に拍手で迎えられた。《共同通信》

【この日の民主党】

樋口俊一参院議員、初登院

江本孟紀参議院議員が、大阪府知事選挙に立候補し失職したことに伴い、参議院比例区で繰上げ当選になった樋口俊一議員(52)が23日、初登院した。

同議員は参議院で法務、予算の両委員会に所属する。

[参院本会議]小川議員、デフレ脱却への見通しを質す

参議院本会議で23日、民主党・新緑風会の小川勝也議員が代表質問に立った。

小川議員は、まず財政と景気の問題を取り上げ、来年度の公債発行額が過去最高となり、19年度には新規国債発行額が42兆8千億円になるとの財務省試算があり、デフレ脱却が遅れた場合、29年度末には国債発行額が税収を超えると試算されている点を指摘。デフレ脱却につながる景気対策が不可欠であるのに、15年度補正予算に十分な効果的対策がないとして、政府のデフレ克服策、克服時期の見通しを小泉首相に質した。首相は「デフレ克服に向けては、ある程度国債に依存せざるを得ない」と述べ、「デフレは、政府・日銀が一体となった取り組みを通じ、2004年度までの集中調整期間後に克服できる」としたが、その根拠は不明だった。

雇用問題について小川議員は、政府が本気で雇用創出にあたるべきとの認識を示し、教育、保育、福祉、環境、食の安全等での思い切った雇用創出策の推進を首相に求めた。また、年金制度については「完全に破綻している」と断じ、基礎的な部分を間接税でまかなうことで、誰もが給付を受けられる新制度をつくるよう求めた。

また農業、林業問題については、地産地消、身土不二、スローフードといった理念を提示。コスト削減・経済効率優先の考えを改め、空気・水の浄化、治山治水、地球温暖化防止、雇用の創出など農林業がもつ多面的価値を高める思い切った施策を首相に求めた。

「小泉政権は何をやっていいか判らない状態」岡田幹事長

民主党の岡田克也幹事長は23日の定例会見で、通常国会冒頭の論戦について、「小泉総理は元気がない。官僚が書いた答弁を棒読みするだけで、国民への説明責任を果たす気力すらない。政権として何をやっていいか判らなくなっているのではないか」と感想を語った。

また、先に参議院選挙無効訴訟で参院の定数配分の抜本的見直しを求める最高裁判決が出たことについて、岡田幹事長は、党として近く考え方をまとめ、夏の選挙に間に合う形で判決に沿う改革を行うよう目指す考えを明らかにした。

さらに岡田幹事長は、政治改革法の成立から来週で10周年を迎えることに言及し、「10年かかったが、制度改革の効果が出てきた。ようやく政権交代可能な政治への足場ができた」とした。また、同法案の内容が与野党で合意された夜、当時ともに連立与党内にいた小沢一郎代表代行と祝杯を上げたことなどを回顧しながら、選挙制度改革と政治資金の透明化をさらに推し進める決意を示した。《民主党ニュース》



1月23日 その日のできごと(何の日)