平成5493日目

2004/01/22

この日のできごと(何の日)

【山梨県甲府市】駐車場に小型機が墜落

22日午前10時半ごろ、甲府市美咲2丁目の民家駐車場に小型軽飛行機が墜落、大破した。軽飛行機は山梨大学付属幼稚園=同市北新1丁目=の人文字の撮影などのために飛行していた。山梨県警によると、乗っていた操縦士、カメラマンら3人が全員死亡した。現場はJR甲府駅から北へ約1キロの住宅街で、墜落によって電線が切れたため約1千世帯が一時停電した。


https://jtsb.mlit.go.jp/

県消防防災課のまとめでは、墜落現場近くで乗用車2台が大破したが、地上にけが人はなかった。

墜落した軽飛行機を所有する東京都三鷹市の国際航空輸送によると、同機は4人乗りの「セスナ172P」。同日午前9時47分に調布飛行場を離陸。同幼稚園のほか、甲府市内の別の幼稚園と、あきる野市の計3カ所で航空写真を撮影する予定で、同幼稚園は1カ所目だったという。

事故を目撃した近くの主婦(60)は「上空低いところを旋回していたが、左翼を下にして落ちていき、ドーンという音がした」と話している。墜落した駐車場では、電線に尾翼を引っかけるような形で墜落していた。

現場周辺には学校やマンションや民家が並ぶ。駐車場は、国立甲府病院の敷地に道路を挟んで隣接している。

国際航空輸送によると、同機は全長7.9メートル、両翼10.9メートル、高さ2.8メートル。山梨大学付属幼稚園から連絡があり、墜落を知ったという。

甲府地方気象台によると、事故当時は3.1メートルの東北東の風が吹いていたが、穏やかな冬晴れの天候だった。《朝日新聞》

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【石川県】大雪

今冬一番となる強い寒気が入った石川県内は22日、西寄りの風に乗った雪雲が海岸線に沿って移動した影響で、金沢を中心に大雪に見舞われた。金沢の積雪は最大で49センチと3年ぶりに40センチを超えた。最低気温は氷点下4.1度とこの冬一番の冷え込みとなり、瞬間最大風速29.4メートルを観測した。JRでは列車の運休が相次ぎ、小松空港でも全36便が欠航、スリップ事故も続発し、各地の交通網が寸断された。

午後11時現在の各地の積雪は金沢45センチ、山中39センチ、鳥越35センチ、七尾14センチ、輪島9センチ、珠洲3センチ。金沢で最低気温が氷点下4度を下回ったのは5年ぶり。山中(氷点下5.1度)、宇ノ気(同4.6度)、小松(同4.3度)、羽咋、七尾(同3.6度)、輪島(同3.2度)などでも軒並みこの冬一番の冷え込みを記録した。

金沢地方気象台によると強い冬型の気圧配置は23日も続く見込みで、夕方までの降雪量は平野部で30センチ、山沿い50センチ、山間部70センチ、風は陸上で16−18メートルが、海上で22メートルを予想している。

JR北陸線と七尾線では22日午後11時までに、普通・特急合わせて計130本の列車が運休、区間運休した。JR西日本金沢支社によると、特急は北陸線で64本、七尾線で10本が運休。普通列車は北陸線で40本、七尾線で16本が運休した。このほか、大阪発金沢行きの特急雷鳥13号が7時間49分遅れるなどした。同支社では北陸から各方面への旅行自粛を求める異例の呼び掛けを行った。《北國新聞》

【大相撲初場所】12日目

大相撲初場所12日目(22日・両国国技館)横綱朝青龍は関脇土佐ノ海を押し出して土つかずの12連勝。2敗は平幕の琴光喜だけとなり、13日目に琴光喜が敗れて朝青龍が勝てば、2場所ぶり5度目の優勝が決まる。大関陣は魁皇が垣添に押し出され、千代大海は琴光喜に送り出され、ともに3敗に後退した。琴光喜は10勝目。栃東は関脇玉乃島を押し出して勝ち越し、玉乃島は負け越した。両小結は栃乃洋が5勝目を挙げたが、若の里は5敗目。《共同通信》

【自衛隊イラク派遣】空自本隊、クウェートへ出発

イラク復興支援特別措置法に基づき、クウェートを拠点にイラクへの物資空輸活動を行う航空自衛隊の派遣部隊のうち、本隊の第一陣11人が22日午後4時半すぎ、愛知県の小牧基地から政府専用機でクウェートに向けて出発した。

昨年12月にクウェート入りした空自先遣隊、今月19日にイラク南部サマワ入りした陸上自衛隊先遣隊に続き、本隊としては初の派遣。C130輸送機3機も月末に現地入りの予定で、2月には空輸活動を開始し、自衛隊のイラク復興支援活動は、本格実施段階の第一歩を踏み出す。

香川清治航空支援集団司令官は派遣隊員に「日本では考えられないことも起きると思うが、助け合って任務を全うしてほしい」と訓示。隊員は家族約100人、同基地の隊員ら約900人の見送りを受け飛び立った。《共同通信》

【小泉純一郎首相】自衛隊イラク派遣「不測回避に万全期す」

衆参両院は22日の本会議で、小泉純一郎首相の施政方針演説に対する各党の代表質問を行った。首相は機動的な国連平和維持活動(PKO)のため加盟国が事前に要員を報告する「国連待機制度」参加への検討を表明した。

自衛隊のイラク派遣に関連し、犠牲者が出た場合などの責任問題については「隊員の安全確保に万全を期し、不測の事態の発生を極力回避する」と述べた。その上で「万一(テロ行為などが)発生しても活動の終了期間を適切に判断することは可能」とし、直ちに撤退にはつながらないとの認識を示した。

国連待機制度は、国連加盟国が一定期間内に提供可能な要員の規模などを事前に登録。国連はPKOを展開する際、これを参考に協力の要請先を決める。1992年の国連事務総長報告で必要性を提唱し94年から登録開始。2003年7月現在で米国など80カ国が参加している。首相は「国際社会の平和と安定のため自衛隊の活動の在り方を検討しており、その一環として検討していきたい」と述べた。《共同通信》

【民主党】親小沢グループ旗揚げ

民主党の小沢一郎代表代行側近の達増拓也副幹事長らが中心となって22日、「親小沢」色の強い政策集団「小さな政府研究会」を旗揚げした。これによって、9月の代表選に向けた菅直人代表と、菅氏に批判的な小沢氏による綱引きが活発化しそうだ。

小沢氏自身は「私は直接関係ない」として参加しておらず、表向きは「勉強会と情報交換」(達増氏)の場だが、参加者の多くは「小沢さんの政治理念に共鳴している」(海野徹参院議員)と「親小沢」を隠さない。

菅氏中心の現執行部に批判的な小沢氏が、参院選の結果次第では9月の代表選で「菅降ろし」に動くのではないかとの見方も強い。その場合、旧自由党出身者以外の議員が多い同研究会が小沢氏にとって格好の「別動隊」となる可能性もある。

この日の会合に参加した議員は達増氏、旧新進党時代に小沢氏寄りだった河村たかし衆院議員のほか、保守色の強い十数人。将来的には「30人規模」を目指し、週一回集まって選挙のノウハウの伝授も行う予定だ。

ただ達増、河村両氏以外は小沢氏と直接的な関係は少なく「小沢グループになるなら参加しない」(佐藤道夫参院議員)という参加者も。「執行部に不満があるものの鳩山由紀夫前代表では物足りなさを感じる保守系議員がよりどころを求めたのではないか」(若手議員)との見方もある。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民主党の野田佳彦国対委員長は22日の代議士会のあいさつで、前日の衆院本会議での代表質問を振り返り「いい論戦の火ぶたが切れた」と満足そう。民主党議員の再質問、再々質問に対しいら立った小泉純一郎首相に答弁を拒否されたが、結局は22日の本会議での再答弁に追い込み手応えをつかんだ様子。野田氏は「首相の対応は自信のなさの表れだ。首相の嫌がることはこれからもやり続けなければならない。戦術は不変だ」と「嫌がらせ作戦」の続行を宣言。《共同通信》

【メッツ・松井稼頭央内野手】ボウリング大会に参加

米大リーグ、メッツの松井稼頭央内野手は22日、チームの主将を務めるジョン・フランコ投手が主催するチャリティーのためのボウリング大会に参加した。監督、選手ら約20人が顔をそろえ、参加者は500人近くという大掛かりな福祉活動に「すごいですね」と、しきりに感心していた。

チームの「精神的支柱」であるフランコと親交を深めることができた点でも意味のある参加だった。大会前の練習中には、左腕では史上最多の424セーブを挙げている43歳のフランコがコーチ役を買って出てくれた。

松井稼は「分からないことがあったら、何でも聞いてくれと言ってくれているので、非常にうれしい。(野球を)ずっとやっていきたいし、どういうことをしているのか勉強したい」と、感激した面持ちで話した。《共同通信》

【この日の民主党】

野田国対委員長、首相の答弁拒否を批判

民主党の野田佳彦国会対策委員長は22日午前の会見で、前日の衆議院本会議における小泉首相の答弁拒否について陳謝と追加答弁を求める考えを示すとともに、「今後も逃げる総理を執拗に追い詰める」と語った。

野田委員長はまず、前日の民主党・松本剛明議員の代表質問に対する首相の答弁をめぐって議事が停滞した経緯を説明。首相が松本議員の再々質問に十分に答えず野党から抗議の声が挙がっている中で自民党の議事進行係が散会動議を出したため、中野寛成副議長が、異例ではあるものの衆院規則に則って起立採決を行ったとした。その上で、「不正常なのは国会運営ではなく、総理の意識の問題」とし、「こういう質問は委員会でやったら」などと発言したり、野党の議場交渉係に直接散会を指示するなどした首相の行為について「国会に対する軽視であり、侮辱である」と厳しく批判、当該の発言について議事録からの削除を求める意向を示した。

[衆院本会議]武正議員、雇用・年金・道路で首相の後退を追及

衆議院本会議で22日、民主党・無所属クラブの武正公一議員が代表質問に立ち、首相の施政方針演説のまやかしを鋭く追及した。

武正議員は質問の冒頭、前日の本会議における松本剛明議員の再質問に対して、首相が「質問には全部触れている」「委員会でお願いします」などと言いながら答弁を拒否した問題を取り上げ、「国会軽視もはなはだしい」と厳しく批判した。これに対して首相は、昨日の質問に対する補充答弁として、自衛隊イラク派遣の国会承認問題や消費税率引き上げに対する従来の見解を繰り返した。

武正議員はまず、若年者の雇用対策について質問。今春の高卒予定者の内定率が50%を切り、過去2番目の低水準となるなど就職難が深刻になっているとして、職業教育充実、カウンセラー設置などの施策を改めて求めるとともに、就職率アップのための総合的な取り組みに向けた首相のリーダーシップを求めた。また、前日に首相が「3年でサービス分野の雇用が200万人増えた」などと答弁したことに対して、実際には2万人減っていることを指摘し、「正直に国民に伝えよ」とたしなめた。首相は、「3年で失業者の増加傾向の転換を目指す」などとしたが、3年間で雇用者が減少していることについては認めた。

また武正議員は、政府与党の年金制度改革案の場当たり性を批判。「18.35%に保険料率を引き上げ、支給額は(現役世代の平均収入の)50%を確保。これが抜本改革なのか」とし、50%給付を将来にわたって確保する保証についても質した。しかし首相は、「給付と負担の長期的均衡を確保する」などと一般的に述べただけだった。

高速道路問題について武正議員は、道路関係4公団民営化推進委員会の答申のどこを尊重したのか、と首相を追及。また高速道路建設について、個別路線建設の判断を行う国土開発幹線自動車道建設審議会(国幹審)がほとんど従来の建設計画通りに進めると決めたことを批判、「国民をだますことにならないか」と追及した。しかし首相は、「今後、債務を確実に返済していく」などと答えるだけだった。

小泉首相のあまりに投げやりな答弁に対して、武正議員は再質問に立ち、雇用対策、年金改革、高速道路問題について再度明確な答弁を求めたが、首相は「これからも努力を続ける」などと答えるだけで、国民への説明責任など微塵も感じていないことを自らさらけ出した。

武正議員はこの他、地方分権改革、郵政民営化、BSE対策、司法制度改革、地球温暖化防止対策などについても政府の取り組みを質した。

[参院本会議]藁科議員、戦地への自衛隊派遣の違憲性を指摘

民主党・新緑風会の藁科満治議員は22日、参議院本会議で代表質問に立ち、大量破壊兵器の脅威を前提に米英軍のイラク攻撃を支持した小泉首相に対し、改めて戦争の大義、正当性について質問。また国連主導の復興支援活動の実現を日本がリードするよう首相に求めた。

小泉首相は「米英軍の武力行使は国連の安保理決議に基づき、国連憲章に則ったもの。わが国の支持は正しかった」と従来の考えを示すに留まり、戦争の大義とされた大量破壊兵器の問題には何ら言及しなかった。

自衛隊派遣について藁科議員は、イラク特措法がそもそも戦争沈静化後を前提とした法律だったことに言及し、「戦争状況が続いている状況では審議をやり直すくらいの対応が必要」と指摘。また、戦闘に巻きこまれる事態や戦闘を予想して重装備で占領政策に協力することは集団的自衛権の発動であり、明らかに憲法違反だと指弾したうえで、自衛隊本隊の派遣について慎重な対処を首相に迫った。

年金、道路公団、国と地方の税財政改革の3大改革については「政府予算案を見ても改革の名に値するものとはなっていない」と藁科議員は断じ、財務当局の意向にそって改革が先送りされたことを批判した。

最後に藁科議員は、石破防衛庁長官の武器輸出3原則見直し発言を問題にし、政府の統一見解を質した。石破長官は「十分に議論されることが望ましいと申し上げたもので、政府の方針を述べたものではない」などとするに留まった。《民主党ニュース》



1月22日 その日のできごと(何の日)