平成5451日目

2003/12/11

この日のできごと(何の日)

【日本・ASEAN首脳会議】開幕

日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の関係強化を目指した特別首脳会議が11日午後、小泉純一郎首相やASEAN加盟10カ国の首脳が出席して2日間の日程で東京・元赤坂の迎賓館で開幕した。


https://www.kantei.go.jp/

小泉純一郎首相は、ASEANの基本条約である東南アジア友好協力条約(TAC)について「日本が共に歩むパートナーとしての姿勢を示す象徴的な意味があると考え署名することにした」と述べ、TAC加盟を正式表明した。TACは内政不干渉や領土保全をうたっており、中国とインドも10月に署名している。

これに対し各国首脳は「日・ASEAN関係が経済、開発協力から、政治・安全保障面でもパートナーシップを形成する段階に入った象徴だ」と歓迎。自由貿易協定(FTA)を含む経済分野に加え、テロ、国際犯罪対策など政治・安全保障分野での連携を一層強化するべきだとの認識で一致した。

また、出席者の多くからは「今回の会議が、将来『東アジア共同体』を日本とASEANが中核となって形成していく出発点になる」といった前向きな考えも示された。

12日の首脳会議では、今後の日・ASEAN協力関係の指針となる「東京宣言」を採択、その具体的措置を盛り込んだ「行動計画」を取りまとめ閉幕する。《共同通信》

天皇、皇后両陛下は11日、日・ASEAN特別首脳会議で来日した10カ国の首脳を皇居・宮殿に招き茶会を催された。皇太子さま、秋篠宮ご夫妻も同席した。皇后さまと秋篠宮妃紀子さまは和服姿。ほとんどの首脳が過去の公式来日などで両陛下と面識があり、飲み物を手に約1時間、にこやかに歓談した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【プロ野球】

西武の松坂大輔投手(23)は11日、西武ドーム横の球団事務所で契約更改交渉に臨み、8500万円増の年俸2億円でサインした。高校からプロ入りした選手が6年目の年俸で2億円を突破したのはイチロー外野手(オリックス=現マリナーズ)の2億6000万円、松井秀喜外野手(巨人=現ヤンキース)の2億2000万円に続いて3人目。《共同通信》

今季は10連勝を飾るなど自己最多タイの16勝(7敗)をマーク。防御率と最多奪三振のタイトルを獲得したことが高く評価された。希望額に届いた松坂は「石井(貴)さん、西口さんの穴を埋めたという説明を受け、気持ちよくサインさせてもらった。かなりうれしい」と笑みがこぼれた。

来季の目標として「リーグ優勝につながる投球をしたい。まだ取ったことがない勝率のタイトルがほしい。負けない野球が理想」と話した。(金額は推定)《共同通信》

巨人の入来祐作投手(31)と日本ハムの井出竜也外野手(32)の交換トレードが11日まとまり、両球団から発表された。

入来は亜大から本田技研(現ホンダ)を経て1997年にドラフト1位で巨人に入団。01年に13勝を挙げるなど先発ローテーションの一角を担った。しかし、今季は両太ももを痛め、1軍の登板はなかった。プロ通算173試合に登板し27勝24敗。

井手は94年に日本通運からドラフト2位で入団。97、02年にゴールデングラブ賞を獲得した俊足強肩の外野手。プロ9年間で打率2割5分7厘、78本塁打、332打点の数字を残している。《共同通信》

韓国プロ野球で今季、56本塁打の“アジア新記録”を樹立した李承燁内野手(27)は11日、ソウル市内のホテルで会見し、正式に日本のロッテ入団を表明した。

韓国で「国民的打者」といわれる李内野手は「韓国に残った場合、新たな気持ちで挑戦できない。日本に行けば、9年前にサムスンと契約したときと同じ気持ちでやれる気がする」と日本行きを決めた背景を説明した。

米大リーグ行きを断念したことについては「自尊心の問題だ」と語り、大リーグ側の提示した条件に不満を表明。また、ロッテとは2年契約で、その後は自由契約とすることを認め、「バレンタイン監督もいる。米国人監督の下でいろいろ学びたい」と述べ、2年後には再び大リーグに挑戦することを明らかにした。

会見途中では9年間在籍したサムスンへの感謝を口にし、こみ上げてくる感情を抑えきれなかったのか、席を離れておえつを漏らし、会見が中断する一幕もあった。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・自民党山崎派の関谷勝嗣会長代行は11日の派閥総会であいさつ。この日67歳の誕生日を迎えた山崎拓会長に「会長は今、身の処し方を考えている。あまり時間がないのも事実。今日をこれからの人生のスタートラインとして支援してほしい」とメッセージを送り、派の結束を呼び掛けた。ただ山崎氏が検討している参院選出馬には党内の反発も強く、当の本人も会合には不在。人生再スタートと位置付けた割には派内の盛り上がりは今ひとつ?《共同通信》

【谷佳知さん、田村亮子さん】パリで挙式

シドニー五輪柔道女子48キロ級金メダリストの田村亮子選手(28)=トヨタ自動車=とプロ野球オリックスの谷佳知外野手(30)が11日、パリのアメリカンチャーチで結婚式を挙げた。

田村選手は白のウエディングドレス、谷選手は茶系のタキシード姿で、手を取り合って式場に入った。式には両家の親族だけが出席。教会前には日本人観光客ら約70人が詰め掛けて祝福した。

2人は式後、パリのホテルで記者会見した。田村選手は「ひと言で、とても幸せです」と話し、谷選手も「これから家庭を持つんだなという気持ちだ。彼女を幸せにしたい」と述べた。《共同通信》

【この日の民主党】

[両院議員総会]新役員、第2次菅『次の内閣』人事を了承

民主党の両院議員総会が11日午後、党本部で開かれ、菅直人代表、岡田克也幹事長、野田佳彦国対委員長から提案を受け、新役員人事、第2次菅『次の内閣』人事、新執行部体制、衆議院常任・特別委員会の委員長・理事・構成委員などが了承された。

冒頭の挨拶に立った菅直人代表は、政府がイラクへの自衛隊派遣に関する基本計画を決めた閣議決定について、東条内閣が米英に対する宣戦布告を決めた閣議決定を例に、「匹敵するとまでは言えないが、間違えば、世界の中で日本がそうした方向に進んでしまう危険性も含めた時代だ」と指摘。同時に「戦後58年を経て、これまでの枠組みのなかで物事を考えていく時代でないことも言うまでもない。ただ過去を振り返るだけでなく、ある場面では勇気をもって前に進まなければならない」と述べ、そうした時代にあって、先の衆院選で2大政党制の一翼を担うことになった民主党の位置付けについて「野党第一党の責任も与党や政府に劣らず大きい。歴史のむずかしい選択のときにこの両院議員総会で皆さんと共に新しいスタートをきりたい」と語った。

続いて、岡田幹事長が新執行部体制などについて、野田国対委員長からは衆議院常任・特別委員会について提案され、拍手で了承された。

岡田幹事長は党務報告で「この前の総選挙で足場はできた。次の総選挙で政権をとれるよう、しっかりとした地固めをしていきたい」と語り、同時にイラク特措法に基づく自衛隊派遣については、14日に東京・日比谷で行う反対集会をはじめ、都道府県連・総支部でも反対の声をあげ、大きなうねりをつくっていくよう要請した。

提案・了承後の質疑では、衆院選で示したマニフェストの扱い等についての質問が出され、菅代表は「次の閣のなかに、できればマニフェストをフォローアップさせるようなプロジェクトチームをつくっていただきたい」と語り、参議院選挙に向けて、各部門会議等での議論を踏まえ更に推し進めていきたいとの考えを示した。

なお、新執行体制では、従来組織委員長が担当してきた党内組織と渉外を、組織委員長と団体交流委員長の2部門に分け、組織委員長のもとに地方組織局、地方自治体局、青年局、団体交流委員長のもとに労働局、経済団体局、文化団体局、中小企業局、NPO局を置いた。また、従来の広報・宣伝委員会は廃止し、機関紙発行・ポスターやチラシ作成等については国民運動委員会が、対外広報については役員室が担当することになった。《民主党ニュース》



12月11日 その日のできごと(何の日)