平成5362日目

2003/09/13

この日のできごと(何の日)

【自民党総裁選】札幌で舌戦

自民党総裁選で13日、党主催による4候補の合同街頭演説会が札幌市内で行われた。東京に続き2回目、地方で実施するのは初めての街頭演説だったが、焦点はやはり小泉純一郎首相(総裁)の経済対策の是非。同じ街宣車の上で、激しい論戦が繰り広げられた。

小泉首相は、倒産や雇用の指標が好転してきたことを指摘し「景気回復が先という議論が聞かれるが、私は改革を進めることが景気回復につながるということで、進めてきた。ようやく明るい兆しが見えてきた」と、構造改革路線の継続を重ねて主張した。

これに対し、藤井孝男元運輸相は「首相は郵政公社、道路公団の民営化を(公約の)一番の柱にしている。しかし、民営化をしても私たちの生活には全く関係ない」と指摘。首相の公約には経済運営の全体像が見られないと批判した。

亀井静香前政調会長は「小渕、森内閣では、2%成長を実現したが、小泉内閣では惨たんたる状況だ。政治家は失政の責任をとらなければならない」と、首相の経済運営を厳しく批判し、政権交代の必要性を強調した。

高村正彦元外相も「経済が悪くなり、そのため税収が落ちた。経済を拡大すれば、自然に税収が増える。そのことが財政再建の基本にならなければならない」と述べ、財政を再建するためにも財政出動が必要との認識を示した。《共同通信》

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【大相撲】

大相撲秋場所7日目(13日・両国国技館)今場所初めての満員御礼。横綱朝青龍は平幕琴籠を一方的に寄り切り、土つかずの7連勝で単独トップを守った。大関陣も安泰。魁皇が関脇雅山を右下手投げで退けて1敗を堅持。千代大海は時津海を突き出し、かど番の栃東は栃乃洋を押し出して、ともに2敗を守った。雅山は3勝4敗。関脇若の里は旭天鵬の取ったりに敗れて3敗目。新小結闘牙は人気者の高見盛に寄り切られて3勝4敗。高見盛は5勝目。小結土佐ノ海は3勝目を挙げた。全勝の朝青龍に魁皇、新入幕の垣添が1敗で続き、2敗は千代大海、栃東ら7人。十両は豪風がただ1人全勝を守った。《共同通信》

【プロ野球】

プロ野球セ・リーグは13日、阪神が中日に敗れて4連敗(1分けを挟む)と優勝を目前にして足踏みした。マジック対象チームになっている広島とヤクルトが勝ったため阪神の優勝へのマジックナンバー「2」は変わらず、最短優勝決定日は14日にずれ込んだ。14日に阪神が優勝を決める条件は、阪神が中日に勝ち、広島とヤクルトがともに敗れた場合のみ。阪神は15日から本拠地、甲子園球場で広島と3連戦を行う。《共同通信》

【民主党・岡田克也幹事長】10月10日解散説を否定

民主党の岡田克也幹事長は13日、大阪市内で記者会見し、与党内で浮上している10月10日衆院解散説について「臨時国会が今月24日か26日に開会すると考えた場合、10月10日までは約2週間しかなく、テロ対策特別措置法改正案などで十分な審議ができるとはとても思えない」と否定的な見方を示した。また、同党のマニフェスト(政権公約)について「民主党でまとめたものに、知事や民間人の意見を入れて手直ししてもいいのでは」と述べた。《共同通信》

【自民党・野中広務元幹事長】地元で涙の報告

自民党の野中広務元幹事長は13日、今期限りでの政界引退を表明後、初めて地元の京都府に戻り、支持者らとの会合で、「(次期衆院選への出馬要請を受けていながら)期待と信頼を裏切る形になってしまった」と、うっすらと涙を浮かべながら、突然の決断を報告した。後継者については「世襲はしない」と明言した。

野中氏は、師事していた故竹下登、故小渕恵三両元首相や故梶山静六元官房長官らが体調を崩し、引退表明ができなかったことを挙げ「元気であり、自分の言葉で出処進退を明らかにできることはせめてもの慰めだ」と述べた。

引退を決めた理由については「目先のポストにうろちょろする先輩や、権力の権化となって『政策には反対だが(選挙の)ラベルは小泉(純一郎首相)だ』というのでは二重権力ともなり、政治家の責任は果たせない。長い盟友であってもこんなことを許してはならず、今抵抗しておかなければならない」と説明。あらためて村岡兼造元官房長官や青木幹雄参院幹事長の総裁選をめぐる姿勢を厳しく批判した。《共同通信》

【小泉純一郎首相】21日にも内閣改造断行へ

小泉純一郎首相は13日、20日の自民党総裁選での再選を前提に、翌21日に内閣改造を断行する方向で調整に入った。在任期間が長期の閣僚が多いため、体調を崩している塩川正十郎財務相の交代を含む大幅な改造となる見通し。

総裁選で首相を支持する勢力からも、交代を求める声が強い竹中平蔵金融・経財相の処遇が最大の焦点だ。《共同通信》

【群馬、埼玉県警】「出会い系」ニセ督促状、主犯格の男逮捕

出会い系サイトなどの情報サービス利用料のうその支払い督促状を送りつけ金をだまし取っていた事件で、群馬、埼玉両県警の合同捜査本部は13日、グループで中心的な役割を果たしていた札幌市中央区、無職A容疑者(25)を詐欺の疑いで逮捕した。A容疑者は同日午後、「逃げられないと思った」と前橋東署に出頭してきた。

調べでは、A容疑者はすでに逮捕されている住所不定、無職B容疑者(25)ら共謀した数人に、メールなどで犯行計画を指示、入手した卒業名簿などを元に督促状を送りつけ、架空の債権回収会社「ジャックス・プラザ」の口座に現金を振り込ませていた疑い。《読売新聞》

【国連安保理】イラク情勢を協議

国連のアナン事務総長は13日午後、ジュネーブの国連本部で安全保障理事会の常任理事国5カ国外相による緊急会議を開催、爆弾テロが相次ぐなど治安回復のめどが立たないイラク情勢について協議したが、米国とフランスなどの意見対立は解けなかった。

アナン事務総長によると、各国はニューヨークで協議を続け、今月下旬に外相が再び集まることになった。

終了後の記者会見でパウエル米国務長官は「励まされたが、困難が残った」と述べた。アナン事務総長は各国が「イラクに早期に主権を譲ることでは一致した」と語った。

米政府は同日までに、米、英、ポーランドなどイラク駐留部隊の負担を国際社会に「幅広く分担してもらうため」(ブッシュ米大統領)、国連憲章に基づく多国籍軍を米軍の統合指揮下でイラクに派遣する決議案を安保理に示した。外相会議では、決議案をめぐり対立する米国とフランスの意見調整が中心になったとみられる。

フランスは米決議案に対し、一時は国連を「不適切な組織」と断じ、安保理の承認なしで英国と対イラク開戦に踏み切った米国が安保理重視の姿勢を強めている点は歓迎している。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は13日、ニューヨークでデビルレイズとのダブルヘッダーに第1、2試合とも「6番・左翼」で先発し、第1試合は4打数2安打、第2試合は4打数無安打だった。打率は2割8分8厘。

第1試合では二回に左翼線二塁打し、六回にも中前打。七回、投ゴロに倒れた際に投手と交錯して左ひざを痛め退いた。試合は6−5、6−3でヤンキースが連勝し、連勝を8に伸ばした。

マリナーズのイチロー外野手はエンゼルス戦に「1番・右翼」で先発し、3打数無安打。打率を3割1分1厘に下げ、リーグ1位との差は2分。長谷川投手は九回から登板し、1点を失ったが、チームは5−1で勝ち、4連勝。

カージナルスの田口外野手は、アストロズ戦で出番がなかった。《共同通信》



9月13日 その日のできごと(何の日)