平成2422日目

1995/08/26

この日のできごと(何の日)

【オリックス・佐藤義則投手】ノーヒットノーラン達成

オリックスの佐藤義則投手(40)は26日、近鉄19回戦(藤井寺)でプロ野球史上61人目(72度目)の無安打無得点試合を達成した。現役最年長投手の佐藤は40歳11カ月での快挙で、1990年4月に日本ハム・柴田保光が32歳8カ月で記録したのを大きく上回った。

佐藤は直球と落ちるボールの配球がよく、球威も最後まで落ちなかった。許した走者は四球の5人だけ。アウトの内訳は三振7、内野ゴロ9、内野飛球4、外野飛球6、打者31人、投球数132だった。《共同通信》

まもなく41歳を迎える現役最年長投手は、今までにない気持ちに包まれていた。「みんなが(祝福に)集まってきてくれたときは、泣きそうになったよ」。

132球目のスライダーに、スチーブンスのバットが空を切る。次の瞬間、マウンドには両手の拳を握りしめ喜ぶ佐藤がいた。

大ベテランは初々しい。満員のスタジアムに、もしや、の声がささやかれるムードになっても「全然緊張とかそういう気持ちにはならなかった。ただあと一人、一人と思って投げた」と言う。

八回、大村に投じた直球は144キロを記録した。投手として一度はやってみたいと願っていた快挙は「六回が終わってからはヒットされるまで頑張ろう」と無心で投げ続けた結果だった。

まばたきの回数が明らかに多い。ほんのりと目がうるむこの感動は「多分初めてと違うかな」というほど大きなものだ。波乱の野球人生を、振り返っていたに違いない。

「もらってくれた人が喜んでくれたらいいんだよ」。記念のウイニングボールだけでなく、グラブまでスタンドに投げ入れた。“自分流”を貫くこの人らしい。《共同通信》

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【Jリーグ・ニコスシリーズ】第5節

Jリーグ・ニコスシリーズ第5節(26日・等々力競技場ほか=7試合)名古屋グランパスがヴェルディ川崎に2−3で敗れて今シリーズ初黒星を喫した。全勝チームがなくなり、名古屋は得失点差で首位を守った。好調の柏レイソルは3−0でベルマーレ平塚を破り4連勝で2位をキープ。鹿島アントラーズは長谷川が3得点を挙げ、ガンバ大阪に4−0で大勝した。《共同通信》

【ボクシング・辰吉丈一郎選手】米で再起飾る

元世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級チャンピオンの辰吉丈一郎(大阪帝拳)は26日(日本時間27日)、ラスベガス(米ネバダ州)のホテルでノエ・サンティリャナ(メキシコ)と再起第一戦の10回戦を行い、9回2分59秒TKO勝ちした。

辰吉は1回から終始、攻勢で8回には二度のダウンを奪った。これまで一度もKO負けのないサンティリャナもタフで、判定に持ち込まれると思われた9回終盤、コーナーに詰めて連打浴びせ圧倒。最後は左フックでキャンバスに沈め、レフリーストップがかかった。

辰吉は昨年12月、WBCバンタム級王座統一戦に臨んだ。しかし、薬師寺保栄(松田)に判定負けし、日本ボクシングコミッション(JBC)から引退勧告を受け、このため海外での復帰を目指していた。辰吉の戦績はこれで11勝(9KO)2敗1分け。《共同通信》

【河野洋平氏、橋本龍太郎氏】相次いで帰国

自民党の河野洋平総裁(外相)と橋本龍太郎通産相は26日夜、相次いで外遊先のオーストラリアから帰国した。29日には河野氏が正式に出馬表明、橋本氏優位で進む総裁選の多数派工作が一層激化するとみられる。

河野氏は帰国後、都内の河野事務所で側近の相沢英之氏と会談。河野氏が不在だった22日以降の総裁選の状況について詳細な報告を受けた。河野氏は帰国時、成田空港で「今やっと外交が一段落した」と記者団に語った。29日の正式出馬表明の記者会見を控え、劣勢とされている総裁選の巻き返しに意欲をにじませた。《共同通信》



8月26日 その日のできごと(何の日)