平成5334日目

2003/08/16

この日のできごと(何の日)

【北アメリカ大停電】ほぼ全域で電力供給が復旧

米カナダ大停電のため運休していたニューヨーク市の地下鉄は16日朝、約36時間ぶりに全面的に運行を再開した。バスの運行や同市への送電も15日夜、全面復旧しており、米国最大の都市の市民生活はほぼ回復した。ニューヨーク州のパタキ知事は16日、同州の電力供給が「100パーセント回復した」と述べた。

しかし米ミシガン州やカナダ・オンタリオ州など周辺地域では復旧作業が思うように進まず、電力を供給できるのは週明けになるとの悲観的な見通しもある。

ニューヨーク市交通当局によると、一部の路線が通常のダイヤ通りではないものの、主要24路線はすべてが運行を再開した。16日は土曜日で通勤、通学客などが少なかったため、運行再開をめぐる大きな混乱などは出ていないもようだ。

米ミシガン州のグランホルム知事は15日、停電が続く5つの郡に対して非常事態を宣言。デトロイトを中心に警官を重点配備したほか、大量の水やガソリンを送った。当局者は、州内の停電は週明け直前まで続く可能性もあるとみている。

同州南東部では、210万世帯のうち150万世帯で電力供給が復旧したものの、残る10万世帯は前日に続き2度目の闇の夜を過ごした。ニューヨーク州北部も、電力の過剰使用を避けるため、供給を時折中断し、5万人に影響が出ている。《共同通信》

米カナダ大停電は16日までにニューヨークをはじめ米国とカナダのほぼ全域で電力供給が復旧、市民生活も通常に戻った。しかし、原因については、14日タの発生から3日たった現在も解明されていないため、具体的な再発防止策の見通しも立たず、当局は市民への「節電呼び掛け」に終始している。

原因究明と対策の遅れは技術上の責任問題にとどまらず、国家危機管理やエネルギー安全保障をめぐるブッシュ米政権の責任追及など政治問題化する様相もみせている。大停電がもたらした課題は尾を引きそうだ。

米国とカナダは合同作業チームを設けて調査に乗り出したが、電力業界関係団体の北米電力信頼度協会(NERC)のゲント会長は「正確な原因究明に数カ月かかるかもしれない」と述べた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【第85回全国高校野球選手権】第9日

第85回全国高校野球選手権大会第9日は16日、甲子園球場で2回戦4試合を行い、岩国(山口)福井商(福井)倉敷工(岡山)光星学院(青森)が3回戦へ進み、春夏連覇を狙った広陵(広島)は姿を消した。

3点を追う岩国は七回、津山の逆転3点三塁打などで一挙5点を奪い、乱戦の末、12−7で広陵を破った。広陵はエース西村の不出来が響いた。福井商は同点の九回二死二塁から代打山田の中前打で勝ち越し、さらに1点を加え、4−2でPL学園(大阪)を下した。倉敷工は四回、失策に乗じ3点を奪って逆転。陶山が粘りの投球を見せ、今治西(愛媛)を4−3で振り切った。光星学院は一回に先制した後、三回に田中隆が2点適時打。桑鶴が完投し、3−1で木更津総合(千葉)を下した。《共同通信》

【プロ野球】

ヤクルトの高津臣吾投手(34)は16日、中日19回戦(ナゴヤドーム)で今季24セーブ目(2勝2敗)を挙げ、プロ野球初の通算250セーブを達成した。

高津は93年5月2日の巨人3回戦(東京ドーム)で初セーブ。94、99、2001年に最優秀救援投手のタイトルを獲得した。《共同通信》

プロ野球セ・リーグは16日、首位の阪神が5−1で巨人に勝って70勝目を挙げ、広島が横浜に敗れたため、優勝へのマジックナンバーは2つ減って「22」となった。

パ・リーグは首位ダイエーが7−3で近鉄に勝ったため、17日の近鉄戦に勝つか、引き分けるとダイエーに優勝マジックが点灯する。《共同通信》

【J1】

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第1節第1日(16日・横浜国際総合競技場ほか=6試合)第2ステージが開幕。第1ステージを制した横浜Mは前半を2−0とリードしながら東京Vに追いつかれ、2−2で引き分けた。磐田はエメルソンが2得点を挙げた浦和に1−3で敗れて黒星スタート。第1ステージ8位と低迷した鹿島は小笠原の貴重なFKゴールで名古屋を1−0で振り切った。F東京は2−1でC大阪に競り勝ち、柏も京都に2−1の勝利。清水と仙台は2−2で引き分けた。《共同通信》

【サッカー】

サッカーのイングランド・プレミアリーグが16日開幕し、フラムのMF稲本潤一は本拠地でのミドルスブラ戦で貴重な勝ち越しゴールを挙げた。1−1の後半11分、FWサハが残したボールを右足で豪快にけり込み、昨年9月以来となるリーグ戦3点目。チームも3−2で勝つ好スタートを切ったが、稲本は「自分自身のプレーがそんなによかったとは思っていない」と浮かれていなかった。《共同通信》

【自民党橋本派】総裁選、複数出馬も

9月の自民党総裁選をめぐり、3人が出馬意欲を示している最大派閥・橋本派内で、独自候補を一本化せず、複数の立候補を容認する案が16日までに浮上した。派内の「反小泉」勢力は、他派閥も含め多数の候補者の出馬を促し、小泉純一郎首相(総裁)の過半数獲得を阻止する構えで、決戦投票に持ち込んだ場合には「反小泉」勢力の結集を目指すことも検討している。《共同通信》

【自民党・山崎拓幹事長】故中田厚仁さんらの慰霊碑に献花

カンボジア訪問中の山崎拓自民党幹事長は16日午後、プノンペン市内の2寺院を訪れ、1993年にカンボジアで死亡した国連ボランティアの故中田厚仁さんと、岡山県警の故高田晴行警視の慰霊碑にそれぞれ献花した。山崎氏は犠牲が出る可能性があっても日本として国際貢献すべきとの考えをあらためて示した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は16日、ボルティモアのオリオールズ戦に「6番・左翼」で先発し、3打数1安打、2四球で1打点を挙げた。9試合連続安打とし、打率は2割9分7厘。松井は同点の八回二死三塁で、一時は勝ち越しとなる右前適時打を放った。ヤンキースは延長十二回の末、5−4で勝った。

マリナーズのイチロー外野手はレッドソックス戦に「1番・右翼」で先発し、八回に右前打して2打数1安打、2四死球。打率3割4分2厘でリーグトップを守った。マリナーズは1−5で敗れた。

カージナルスはフィリーズと対戦したが、この日、大リーグに再昇格した田口外野手の出場機会はなかった。カージナルスは4−5で敗れた。《共同通信》



8月16日 その日のできごと(何の日)