平成5323日目
2003/08/05
この日のできごと(何の日)
【インドネシア・ジャカルタ】爆弾テロ
インドネシアの首都ジャカルタ中心部の米国系高級ホテル、JWマリオット・ホテル・ジャカルタ(33階建て)前で5日午後0時半ごろ、車が爆発し、インドネシア赤十字などによると、オランダ人1人を含む13人が死亡、約150人が負傷した。
ダイ国家警察長官は「バリ島爆弾テロと類似している」と述べ、爆発した車内から人体の一部が見つかったことなどから自爆テロとの見方を示した。ハムザ・ハス副大統領は「米国の権益を狙ったとみられる」と語った。
昨年10月に200人以上が死亡したバリ島テロ後では同国で最悪のテロ。バリ島テロを起こしたとされ、国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘されるイスラム地下組織ジェマ・イスラミア(JI)の関与が、今後の捜査の無点になりそうだ。
外国人では、赤十字によると、米国人とオーストラリア人それぞれ2人が負傷。シンガポール外務省によると、シンガポール人4人が負傷した。ジャカルタの日本大使館によると、日本人が負傷したとの情報はない。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【プロ野球・日本ハム】新チーム名、ロゴを発表
来季から本拠地を札幌に移すプロ野球の日本ハム球団は5日、地元資本も入れた新会社「北海道日本ハムファイターズ」の創立総会を札幌市で開催、新しいロゴマークを発表した。チーム名も同じ名称とする。《共同通信》
【サッカー】
ベッカム、得意のFKで移籍初ゴール。サッカーのスペイン1部リーグの強豪レアル・マドリードとJリーグ1部(J1)F東京による国際親善試合が5日、雨の中、5万4000人の満員の観衆であふれた東京・国立競技場で行われ、Rマドリードが3−0で快勝した。アジア・ツアーはこれで2連勝。
イングランド代表MFベッカムは前半37分、ゴール左のFKを直接決めて先制した。前半終了直前に2点目を挙げたRマドリードは後半、ブラジル代表のロナウド、ロベルトカルロスが加わり、「スター軍団」らしい華麗なパスワークを披露。終了間際にはロナウドが3点目を入れた。
司令塔のフランス代表ジダンは左太ももを痛めているため欠場した。Rマドリードは6日に香港に向かい、8日に中国代表と対戦する。《共同通信》
【宮崎日日新聞】ウミガメ写真は「ヤラセ」
宮崎県の朝刊紙、宮崎日日新聞(本社宮崎市)は5日、2000年に2回にわたり報じたアカウミガメの卵が野生のキツネの食害に遭っているとする写真付きの記事について、記者がキツネをおびき寄せるため、産卵場所の砂浜に餌のハムを埋め、そこへ現れたキツネを撮影していたことを明らかにした。
記者会見した勝部一之編集局次長兼報道部長は「読者の信頼を裏切り深く反省している。『やらせ』と言われても仕方ない」と謝罪した。《時事通信》
【政界談話室】
○・・・鴻池祥肇防災担当相は5日の閣議前、出張先の香川・小豆島で買ってきた当地の「塩爺」という名前の塩を塩川正十郎財務相に進呈。福田康夫官房長官が「塩辛爺なのにな」と突っ込みを入れるおまけまでつき、小泉純一郎首相らの大爆笑を誘った。記者会見でこの模様を披露した鴻池氏は「関西のノリ。面白いだけ」と笑いのセンスをアピール。「打ち首・引き回し」発言に批判を浴び神妙な顔をしていたのもどこへやらの表情だったが“舌好調”にはくれぐれもご用心を。《共同通信》
【月例経済報告】
竹中平蔵金融・経財相は5日、関係閣僚会議に8月の月例経済報告を提出した。景気判断については、前月までの「一部に弱い動き」との表現を削除。株価回復や米国の景気改善を理由に「景気をめぐる環境に変化がみられる」とし、5カ月ぶりに上方修正した。
基調判断では「おおむね横ばい」との表現を変えず、小幅な上方修正にとどまっているが、内閣府は「景気に明るい兆しが見え始めた状況」と指摘し、引き続き株価や海外の経済動向などに注目していく姿勢を示した。ただ、今夏の天候不順の影響で個人消費停滞の懸念もあり、本格的な回復軌道に乗るかは予断を許さない情勢だ。
竹中経財相は同日の記者会見で、景気の先行きについて「前向きの変化がみられる。米国経済などの回復が持続すれば、景気は持ち直しに向かうことが期待される」とし、外需主導の景気回復に期待感を示した。
上方修正の主因となった海外経済のうち、米国は4−6月期の実質国内総生産(GDP)が年率換算でプラス2.4%と高い伸びを示したことなどから「景気回復の勢いは持ち直している」とみている。《共同通信》
【福田康夫官房長官】日朝国交正常化交渉は拉致被害者家族の帰国が前提
福田康夫官房長官は5日午前の記者会見で、日朝国交正常化交渉の再開について「正常化交渉の前に(拉致被害者家族の帰国問題が)解決していなければ、その先の話は続かない。なかなか難しい」と述べ、拉致被害者家族の帰国が交渉再開の前提条件になるとの認識を示した。《共同通信》
【民主党、社民党】選挙協力で合意
民主党の菅直人代表と社民党の土井たか子党首は5日午後、都内のホテルで次期衆院選の選挙協力をめぐる初の党首会談を開き、政権交代を目指して両党間で候補者調整を行うことで合意した。11日にも両党選対委員長会談などを開き、第一次の統一候補を発表する運びだ。
これまでの両党選対委員長による非公式協議では、衆院300小選挙区のうち、15県の40区程度で統一候補を擁立することに基本合意している。ただ地方レベルでは候補者調整が難航している選挙区も多く、最終合意までには曲折が予想される。
会談には、民主党の赤松広隆、社民党の中西績介両選対委員長も同席。赤松氏は「候補者調整は県単位で行い、両党が互いに推薦し合う方式にしたい」と提案。中西氏も「東北と九州で(推薦を)交換しようということにはなり得ない。県の中で話ができるというのが条件だ」と述べた。
菅代表は「同一選挙区でのバッティングはできるだけ少なくする原則に沿って、具体的に調整を進めたい」と強調した。土井党首は会談後の記者会見で「小泉内閣を倒すためには、次期総選挙で自民党を上回る野党の議席を実現させなくてはならない」と述べ、野党統一候補の擁立に前向きな考えを示した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、ヤンキリースの松井外野手は5日、ニューヨークでのレンジャーズ戦で一回に勝ち越しの13号2点本塁打を放つなど4打数1安打2打点。打率は2割9分7厘で、打点も80とした。松井は1−1の一回二死三塁で2試合ぶりのアーーチを右へ運んだ。ヤンキースは6−2で快勝。
マリナーズのイチロー外野手はインディアンス戦で4打数3安打、打率3割4分に上げ、リーグトップを守った。2位との差は1分1厘。長谷川投手は2−1の九回に登板し、3者凡退に封じて8セーブ目(1勝)を挙げた。《共同通信》
【この日の民主党】
民・社党首会談~選挙協力協議開始で一致
民主党の菅直人代表は5日、東京都内で社民党の土井たか子党首と会談し、次期総選挙に向けた選挙協力についての協議を開始することで合意した。会談には、民主党の赤松広隆、社民党の中西績介の両選挙対策委員長が同席した。
会談後の記者会見で菅代表は、「選挙の問題に限って話をした。今日をスタートに、正式な形で選挙協力の協議を始めることで一致した」と報告。また、具体的な選挙区調整作業については、今週一杯でめどをつける見通しであることを明らかにした。
菅代表、広島1区で柿沼正明予定候補者への支持を訴え
広島平和記念式典出席のため5日広島市入りした民主党の菅直人代表は、同日夜に市内のホテルで開かれた柿沼正明・衆議院広島県第1区予定候補者の後援会設立総会で挨拶し、同予定候補者への支持を訴えた。
挨拶のなかで菅代表は、「9月末までの自由党との合併が決まったことによって、『自民党・公明党などの連立政権ではだめだ、今の民主党・自由党・社民党などに政権を任せてみよう』という政権の選択肢がはっきりしてきた」と述べるとともに、民主党の総選挙マニフェスト(政権公約)の取りまとめにあたっては、「官治集権から民治分権の国に変える」ことをぜひ盛り込んでいきたいと表明した。
菅代表は、柿沼予定候補者らの若い優秀な候補者によって「中国地方の自民党の地盤を切り崩していく」と宣言。会場からは大きな拍手が沸き起こった。《民主党ニュース》