平成5174日目

2003/03/09

この日のできごと(何の日)

【滋賀・豊郷町小学校解体問題】住民投票で町長失職

米国出身の建築家ヴォーリズが設計した滋賀県豊郷町立豊郷小学校の校舎建て替え問題に端を発した大野和三郎町長(47)の解職の是非を問う住民投票が9日、実施された。即日開票の結果、解職の賛成票が有効投票の過半数に達し、町長の失職が決まった。

出直し町長選は統一地方選に合わせて4月22日告示、27日投開票される。 投票の結果、解職賛成が2450票、反対が2070票、無効は92票。当日有権者数は5603人、投票率は82.31%だった。

今回の住民投票は、校舎の保存・活用を求める住民団体「豊郷一新の会」(伊藤寛代表)が昨年11月、解職請求(リコール)の署名集めに乗り出し、法定数(有権者の3分の1以上)を6人超える1892人分の有効署名を集めて実現した。建築物の保存をめぐって首長が住民投票で失職するのは極めて異例だ。

校舎問題では、99年11月に初当選した大野町長が「現校舎は耐震性に問題がある」と建て替えを推進。これに対し、住民団体が「文化的価値が高い」と校舎保存運動を続け、大津地裁は昨年12月、住民団体の訴えを認めて校舎解体差し止めの仮処分決定を出した。その後、大野町長は校舎保存を表明する一方、新校舎建設の方針も示し、住民団体との確執が続いていた。《朝日新聞》

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【舞鶴若狭道】舞鶴東IC〜小浜西IC供用開始

若狭地域初の高速道路「舞鶴若狭自動車道(近畿自動車道敦賀線)」の小浜西インターチェンジ(IC)ー舞鶴東IC間(24.5キロ)は9日、開通した。

小浜から大阪をはじめとする関西圏までが高速網で結ばれ、今後の若狭の観光や経済への波及効果のほか、唯一の幹線道路、国道27号の渋滞緩和に大きな期待が寄せられている。《福井新聞》

【地村保志さん】朝鮮語講座で初の講師挑戦

北朝鮮による拉致被害者、地村保志さん(47)は9日、小浜市国際交流協会が市中央公民館で開いた朝鮮語講座に講師として招かれ、同協会員ら23人に朝鮮語の特徴や発音などの基礎を教えた。地村さんが講師として市民の前に立ったのは初めて。

まず「日本語の発音は五十音だけど朝鮮語は378音もある。微妙な発音の区別は日本人には難しい」と説明。基本の母音や子音を黒板に書きながら実際に発音し「二十数年あちらにいても、発音できない言葉もある。それで朝鮮人じゃないとばれてしまうんです」と話した。《福井新聞》

【ゴルフ】

ダイキン・オーキッドレディース最終日(9日・沖縄県琉球GC=6302ヤード、パー72)今季の開幕戦は4年連続賞金女王を狙う不動裕理が、中野晶との通算8アンダー、208からのプレーオフを制して優勝した。不動はツアー通算16勝目で、賞金1080万円を獲得。3位でスタートした不動は69で回り、63で25位から追い上げた中野とプレーオフに。4ホール目で中野がバーディーパットを外した後、不動はバーディーを奪って勝利をものにした。前日首位の具玉姫(韓国)は72で3位。初日トップの東尾理子は藤井かすみ、小林浩美らとともに7位だった。《共同通信》

【大相撲】

大相撲春場所初日(9日・大阪府立体育会館)武蔵丸の休場で1人横綱の朝青龍は、小結土佐ノ海をはたき込み、新横綱の場所で白星スタートを切った。大関は千代大海が旭天鵬を落ち着いて寄り切ったが、武双山は貴ノ浪に送り出され、魁皇も栃乃洋の寄りに屈した。関脇は琴光喜が高見盛を、若の里が霜鳥をそれぞれ押し出した。小結出島は琴ノ若に外掛けで逆転勝ちした。《共同通信》

【F1】

自動車のF1レース今季開幕戦、オーストラリア・グランプリ(GP)は9日、メルボルンで決勝(58周)を行い、デビッド・クルサード(英国、マクラーレン・メルセデス)が1時間34分42秒124(平均時速194.868キロ)で優勝した。クルサードは昨年5月のモナコGP以来の勝利で、通算13勝目。《共同通信》

【トルコ】米軍駐留再提案へ

トルコ南東部シールト県で9日、国会議員の再選挙(定数3)が行われ、アナトリア通信などが伝えた開票の中間集計によると、与党、公正発展党(AKP)が約85%を獲得、エルドアン党首ら同党候補が3議席を独占した。政界の最高実力者だが議員でなかった党首は、近く首相に就任する見通し。

選挙結果を受けて同党は、指導部が推進したが、党内から造反者が出て国会で否決されたイラク攻撃時の米軍のトルコ駐留が支持されたと判断、国会に再提案するとみられる。

エルドアン党首は、イスラム主義を扇動したことを理由に有罪判決を受けた経歴から、昨年11月の総選挙に立候補できず、AKPが国会の3分の2の議席を獲得する勝利を収めながら首相に就任できなかった。

このためギュル副党首が首相となり、二重権力状態に。これを解消しようと国会は昨年末、思想活動で有罪判決を受けた人物も出馬できるよう憲法を改正、当選後に党首が首相に就任できる道を開いた。《共同通信》



3月9日 その日のできごと(何の日)