平成5062日目
2002/11/17
この日のできごと(何の日)
【小泉純一郎首相】防衛大50周年で訓示
小泉純一郎首相は17日午前、神奈川県横須賀市にある防衛大学校の創立50周年記念式典に出席し、訓示した。
首相は「昨年9月の同時多発テロは、国際テロが国際社会に対する新たな脅威であることを示した。自衛隊はわが国防衛の役割と並んで国際社会の平和と安定のために活動することが求められている」と強調、自衛隊の活動に期待を示した。
首相はこの後、陸上自衛隊空挺団の落下傘降下訓練や大学生によるドリル演技などを観閲した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【沖縄県知事選】
任期満了に伴う第9回県知事選挙は17日投票、即日開票の結果、現職の稲嶺恵一氏(69)=自民、公明、保守推薦=が35万9604票を獲得し、次点で14万8401票の元副知事・吉元政矩氏(66)=社民、社大、自由連推薦=を21万1203票の大差で破り、再選を果たした。沖縄医療生活協同組合理事長の新垣繁信氏(60)=共産推薦=は4万6230票だった。稲嶺氏は知名度と現職の強みを発揮して選挙戦を終始リード、全市町村で得票数がトップとなり、地滑り的に勝利した。《琉球新報》
【金沢市長選】
任期満了に伴う金沢市長選は17日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の山出保氏(70)=自民、民主、公明、自由、社民、無所属の会、新進石川推薦=が7万2608票を獲得、無所属の新人内藤英一(52)=共産推薦=、諸派の新人高木義信(59)の2氏に大差をつけ、金沢市長としては史上初の4選を果たした。
投票率は過去最低の26.38%となり、今年、全国の県庁所在地で行われた15市長選のうちで最も低かった。《北國新聞》
【石川県】震度4
17日午後1時48分ごろ、北陸地方を中心に地震があり、石川県の河内、吉野谷、尾口の白山ろく3村で震度4、寺井、辰口町及び富山県の城端町、利賀村で震度3を観測した。午後4時57分ごろにも、河内と吉野谷村で震度2の地震があった。白山ろくを震源とする地震は15日から3日連続で発生している。
震源地は、吉野谷村にある松尾山のふもとの瀬波川付近で、震源の深さはごく浅い。マグニチュード(M)は4.6と推定される。河内村で役場庁合に一部ひび割れなどの被害が出た。県は地域防災計画に基づき即時に警戒配備体制を敷き、午後5時に解除した。《共同通信》
【大相撲】
大相撲九州場所8日目(17日・福岡国際センター)単独トップの大関朝青龍が一方的に高見盛を突き出し、3場所連続初日からの8連勝で勝ち越しを決めた。大関武双山が敗れたため、1敗は平幕の安芸乃島1人となった。武双山は小結隆乃若に突き出され、隆乃若とともに6勝2敗。ほかの大関陣は千代大海が土佐ノ海を引き落として6勝目を挙げ、かど番の栃東は玉春日を押し出して星を五分に戻した。関脇はともに勝ち、若の里が3勝目で琴光喜は4勝目を収めた。小結旭天鵬は負けて3勝5敗となった。《共同通信》
【東京国際女子マラソン】
来年8月の世界選手権(パリ)マラソン代表選考会を兼ねた東京国際女子マラソンは17日、東京・国立競技場発着で行われ、松岡理恵(天満屋)が2時間25分2秒で2位となり、日本代表第1号となった。
日本陸連が定めた、2時間26分を切って日本人選手トップの選考条件をクリアした。男女各5人の世界選手権マラソン代表の内定は男女を通じて初めて。
バヌーエリア・ムラシャニ(タンザニア)が2時間24分59秒で初優勝。3位は昨年2位のイリーナ・ティモフェエワ(ロシア)、エルフィネッシュ・アレム(エチオピア)が4位。一般参加で初マラソンの橋本有香(天満屋)が5位に入り、シドニー五輪代表の市橋有里(テレビ朝日)は30キロすぎで棄権した。《共同通信》
【日米野球】
日米野球最終戦は17日、東京ドームで行われ、大リーグ選抜が全日本に4−2で勝ち、開幕3連敗から4連勝で勝ち越しを決めた。米選抜は一回にB・ウィリアムズ(ヤンキース)の右前打で先制し、同点の三回には1点を勝ち越した。六回にも加点、八回にはチャベス(アスレチックス)の本塁打でリードを広げて逃げ切った。全日本は七回に中村(近鉄)の中犠飛で1点差に追い上げたが、その後の好機を生かせなかった。この日が日本での最後のユニホームとなる松井秀(巨人)は、今年の日米野球で本塁打なしに終わった。今シリーズのMVPには、外野での再三の好守で沸かせたハンター(ツインズ)が選ばれた。《共同通信》
松井秀喜外野手、日本のファンに別れ
激励と惜別の大歓声。すべてが背番号「55」に注がれた。17日、東京ドームで行われた日米野球最終戦で、FA宣言して大リーグ行きを表明している松井秀喜外野手(28)が10年間の日本でのプレーを終えた。
2点を追う九回二死三塁で回ってきた最後の打席は二塁へのゴロ。ファンを魅了した豪快な打球で締めくくることはできなかったがスタンドからは大きな拍手が起こった。試合終了後の午後3時11分、ユニホーム姿の松井選手はグラウンドに現れ、右手を振りながら時折笑顔で応えようとするが、顔がこわばる。「最後ですから。やっぱり気持ちは違いました」
新人だった1993年8月22日の横浜戦から今年10月11日の最終戦まで1試合も休まず、1250試合出場を果たした。巨人の長嶋茂雄前監督が言ったことがある。「オープン戦でも何でもおれとワンちゃん(王貞治現ダイエー監督)は絶対に出ないといけない。お客さんはそう思って見に来ますから。きついこともあった」
この10年間、グラウンドにはいつでも松井選手の姿があった。「野球をするのがつらいと思ったことはありません。つらいのは野球ができないことでしょう」。ただ心の求めるまま、球を追い、バットを振った。
首位打者、本塁打王、打点王、そして3度のMVPに3度の日本一。すべてを手にして米国へ渡る。日本が誇るスラッガーは来季どんなユニホームに袖を通してグラウンドに立つのか。《共同通信》
【北朝鮮による日本人拉致事件】
新潟・集会に1000人
北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失跡当時(13)=の父滋さん(70)が17日、新潟市で開かれた支援団体「日本人救出新潟の会」主催の集会に出席、15日で拉致から25年を迎えた横田さんについて、「生存を前提として政府にお願いしていく」と改めて真相究明を求めた。
めぐみさんの母早紀江さん(66)は「ここが正念場。時間とエネルギー、忍耐が必要。力を貸してください」と訴えた。
蓮池薫さん(45)と曽我ひとみさん(43)の家族も参加。蓮池さんの兄透さん(47)は「マスメディアを使って扇動する北朝鮮のやり方は、家族会の結束を高めるだけだ。時間はかかるが、(ほかの)被害者の情報を弟から聞き出したい」と述べた。
家族呼び寄せ、確約が不可欠
安倍晋三官房副長官は17日午前、NHKと民放の報道番組に相次いで出演し、こう着状態の続く北朝鮮との日朝交渉の見通しについて「(拉致事件の被害者の)子供たちを(日本に)帰すという約束については、交渉の日取りを決めるまでに約束してもらいたい」と述べ、次回正常化交渉開催には家族の帰国を北朝鮮側が確約することが不可欠と明言した。
朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)が来月以降の北朝鮮への重油供給凍結を決めたことに関しては「(日本が拠出を約束している)10億ドルを止めることは考えていない」と述べ、プルトニウムを使った核開発阻止のために軽水炉建設事業の資金拠出を続ける意向を表明。重油供給については「日本が(重油費用を負担する米国の)肩代わりをするようなものではない」と述べた。《共同通信》