平成4985日目

2002/09/01

この日のできごと(何の日)

【長野県知事選挙】田中康夫氏が再選

田中康夫前知事(46)の不信任と失職に伴い、県政の手法や知事と県議会の関係を争点にした長野県知事選は1日投票、即日開票の結果、無所属の田中氏が弁護士長谷川敬子氏(50)らいずれも無所属の5新人を破り、再選を果たした。

田中氏は前回得票を約23万票上回る82万2000票余りを獲得、長谷川氏に約41万6000票の大差で圧勝した。投票総数の過半数を大きく超え、全有権者の半数に迫った。有権者は強いリーダーシップに基づく改革への期待で田中氏を信任した。

「脱ダム」宣言の理念は争点から後退したが、田中氏は当選後の記者会見で県営ダム2事業の中止をあらためて表明。ダムによらない治水策など、公共事業の見直し実現に重い責任を負った。

2期目の任期は1日から。初登庁は5日の予定。投票率は前回2000年の知事選を4.21ポイント上回る73.78%だった。

不信任決議を主導した最大会派県政会の下崎保団長は「敗戦を率直に認め、多くの県民にご迷惑をお掛けした」と謝罪した。

県議会は44対5で不信任を可決した経緯があり、9月議会の論戦などを通じた民意のねじれ解消が今後の焦点になる。

田中氏再選の際の辞職を明言していた最年長の小田切行雄氏(88)は1日夜、辞意を表明。ダム推進派で田中氏批判の急先ぽうの浜康幸県議(51)も責任を取って2日に辞職表明するとみられる。ほかの県議も来年4月の統一地方選で信を問われることになる。

田中氏は県議の事務所を訪ねて協力関係を築くことを表明する一方、「反田中」の議員に対抗する用意があることも示唆しており、県議会には和戦両様の構えで対処するとみられる。《共同通信》

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【J1】

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第1節最終日(1日・名古屋市瑞穂陸上競技場ほか=2試合)第1ステージ3位の名古屋が3−0で清水に快勝、連勝を7に伸ばした。名古屋は、ヴァスティッチが約30メートルのFKを直接決めるなど、2得点と、活躍した。F東京はケリーのゴールで、市原を1−0で下した。《共同通信》

【ゴルフ】

久光製薬KBCオーガスタ最終日(1日・福岡県芥屋GC=7154ヤード、パー72)前日サスペンデッドとなった競技の続きを行い、首位タイでスタートした湯原信光が72で回り、通算7アンダー、209で10年ぶりの優勝を飾った。ツアー通算7勝目。台風による悪天候の影響で54ホール競技に短縮されており、ランキングに加算される賞金は1500万円。

湯原は13番(パー5)でイーグル、14番(パー4)でバーディーを奪って抜け出し、その後スコアを落としたものの逃げ切った。桑原克典、桧垣繁正、中島敏雅、クリスチャン・ペーニャ(米国)、張連(中国)の5人が、1打差の2位だった。

ヨネックス・レディース最終日(1日・新潟県ヨネックスCC=6302ヤード、パー72)不動裕理が68をマーク、通算15アンダー、201で大会運覇を果たした。不動は今季3勝目(通算14勝目)で、賞金1080万円を獲得し、3年連続賞金女王に向けて前進した。

4打差をつけてスタートした不動は1番でボギーとして、バーディーの塩谷育代らに2打差に迫られたが、6、7番で連続バーディーを奪ってリードを広げ、インも3バーディーとたたみかけて、初日から首位を譲らず優勝した。

7打差の2位は前週優勝の肥後かおり。白戸由香、塩谷育代、坂口由佳、高又順(韓国)の4人が3位だった。《共同通信》

【小泉純一郎首相】「訪朝は雰囲気ができたから決断」

小泉純一郎首相は1日、「持続可能な開発に関する世界首脳会議」(環境・開発サミット)に出席するため南アフリカに向かう政府専用機内で記者団と懇談した。

首相は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)訪問について「両首脳が率直に日朝関係をどう考えているか、日本も(北朝鮮の)首脳と会談したいし、北朝鮮側も私と会談したいという雰囲気ができたから決断した」と述べ、首脳会談の機運が熟したと判断したことを明らかにした。《共同通信》

【富山県入善町長選】失職の米澤氏再選

町長失職に伴う富山県入善町長選は1日、投票が行われ、即日開票の結果、前職の米澤政明氏(61)=無所属、1期=が1万49票を獲得し、元同町助役で新人の五十里智治氏(57)=無所属=を24票差で破って再選された。

接戦を制して38日ぶりに町長職に復帰を果たした米澤氏は「町の将来を考え、合併特例法の期限までに市町村合併を実現させる」と述べた。投票率は88.81%で、昨年10月に行われた前回選の87.74%を上回った。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、ドジャースの野茂投手は1日、ヒューストンでのアストロズ戦に先発。7回を5安打1失点と好投し、13勝目(6敗)を挙げた。

野茂は二回にブラムのソロ本塁打で1点を失っただけ。要所を締め、8三振を奪う力投だった。試合はドジャースが2−1で逃げ切った。

マリナーズのイチロー外野手はロイヤルズ戦で4打数無安打。打率は3割3厘(3位)に下がった。イチローは第1打席で、四球の後、一ゴロ、遊ゴ口、中飛、遊飛と凡退した。長春川投手は六回途中から2番手で登板。2回を1安打、無失点で勝敗に関係なかった。試合はマリナーズが9−4で勝った。

エクスポズの吉井投手はブレーブス戦に先発。6回を8安打3失点で敗戦投手(4勝7敗)になった。ジャイアンツの新庄外野手はダイヤモンドバックス戦で守備だけの出場。打席は回ってこなかった。《共同通信》

【この日の民主党】

若手議員有志が新宿でサポーター拡大キャンペーン

民主党代表選挙に向け、全国各地でサポーター拡大キャンペーンを展開してきた「民主奇兵隊」は、サポーター追加登録の最終日を迎えた1日、 市民勝手連を交えて新宿駅西口で「民主党サポーターミーティング」(街頭演説会)を開催した。

演説会では、鳩山由紀夫代表、羽田孜特別代表、菅直人幹事長、「民主奇兵隊長」の山村健衆院議員らが次々と登壇し、猛暑の中、民主党代表選挙の意義、政権交代の必要性などについて熱弁をふるった。

「首相は金総書記とじっくり話し合うべき」羽田特別代表

民主党の羽田孜特別代表は1日、定例の記者会見で、17日の平壌における日朝首脳会談開催が突如決定されたことに触れ、「基本的には党派を超えて成功を願う気持ちだ」と述べながらも、首脳会談決定の経緯については各党に説明すべきだという考えを明らかにした。

羽田特別代表は、小泉首相と金正日総書記との日朝首脳会談について、「(日朝両国が)環境問題などでもっと協力していける関係ができれば、アジア、さらには世界政治全体にも大きな影響を与えるだろう」と期待の念を述べる一方、「拉致問題、朝銀問題、不審船問題などもある。日帰りなどと言わずにじっくり話し合ってくるべきだ」と首相に注文。さらに、会談の決定の経緯についても「唐突さがつきまとう」とし、「各党のトップには説明した方がいい」と述べた。

また特別代表は、田中康夫氏が圧勝した1日の長野県知事選の結果について、「厳粛に受けとめるべきだ。知事、県議会双方とも、ここで道を見いだす努力をしなければ県民のためにならない」と述べた。

今井澄参議院議員、胃がんのため死去

病気療養中だった民主党の今井澄参議院議員が、1日、胃がんのため永眠された。享年62歳だった。

故今井議員は、中国東北地区(旧満州)ハルビン出身。東大医学部を卒業し、諏訪中央病院院長などを務めたのち、1992年に参議院長野選挙区で当時の社会党から出馬して当選。98年に民主党から比例代表で立候補して再選された。民主党では、ネクストキャビネットの厚生労働相などを歴任し、医療制度改革の推進などに力を尽くした。《民主党ニュース》



9月1日 その日のできごと(何の日)