平成4979日目

2002/08/26

この日のできごと(何の日)

【ダイエー・秋山幸二外野手】現役引退を表明

福岡ダイエーの秋山幸二外野手(40)が26日、今季限りの現役引退を表明した。81年にドラフト外で西武に入団して以来、三拍子そろった大型野手として 22年間にわたって球界を引っ張ってきた。

ここ数年は持病の疲労性腰痛の影響などもあり、常時出場が難しい状況になっていた。体力的な衰えは隠せず、チームも逆転優勝が絶望視されていることから、 現役最年長野手の40歳は静かに引き際を決意した。今後についてはダイエーを退団し、しばらくはネット裏から野球を勉強する可能性が強い。《西日本新聞》

走攻守そろったスター選手として活躍してきたダイエーの大ベテラン、秋山幸二外野手(40)が26日、現役引退を表明した。

秋山は福岡ドーム内で、王貞治監督、瀬戸山隆三球団代表とともに会見。「(持病の)腰の具合も良くなく、心、技、体のバランスがうまく取れなくなった」と、西武とダイエーでの計22年間に渡る選手生活を終えることを明らかにした。この日、出場選手登録も外れた。

秋山は今月20日の西武戦後、王監督に引退することを打ち明け、翌21日に瀬戸山代表にも電話で報告していた。秋山の今後については、引退試合が行われるかどうかを含めて未定。球団としては指導者として残ってもらいたい意向だが、瀬戸山代表は「まだ白紙の状態。ゆっくり休んでもらい、少し間をおいてから話し合いたい」と述べた。

○・・・秋山は22年間のプロ生活で、数々の記録を残してきた。

1989年に「打率3割、30本塁打、30盗塁」を達成。86年から91年までは6年連続で「20本塁打、20盗塁」をマークした。86年から8年連続でベストナインに選出され、ゴールデングラブ賞は11度受賞。

本塁打は85年から9年連続で30本以上放った。通算2000安打も達成。一方で三振数はプロ野球最多の1712を数える。

西武で85年にレギュラーに定着してから、2球団で計10度のリーグ優勝を経験し、そのうち7度は日本シリーズも制覇。オールスターゲームにも初登場の85年からことしまで18年連続で出場した。全盛期には本塁打を放った際、本塁付近で宙返りし、抜群の運動能力を披露した。《共同通信》

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【大相撲秋場所】番付発表

日本相撲協会は26日、大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。モンゴル勢で初の大関となった朝青龍が東の3番目に座り、昨年名古屋場所以来の5大関となった。横綱貴乃花は8場所ぶり出場の意向を示した。名古屋場所で優勝した千代大海は、7場所ぶりの東正位で横綱昇進を目指す。同場所途中休場の魁皇は3度目のかど番。武蔵丸は7場所連続の東正横綱。貴乃花は、横綱在位が47場所となり歴代5位の柏戸と輪島に並んだ。《共同通信》

【ボクシング】

世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフラーイ級タイトルマッチ12回戦は26日、さいたまスーパーアリーナで行われ、チャンピオンの徳山昌守(金沢)が、挑戦者で同級12位のエリク・ロペス(メキシコ)に6回終了でTKO勝ちし、5度目の防衛に成功した。徳山の戦績は30戦27勝(8KO)2敗1分け。

徳山は左ジャブでロペスの動きを制し、右ストレートと左アッパーを打ち込んで圧倒した。ロペスの右目周辺のはれがひどくなったため、7回の開始ゴングが鳴る前に主審が試合を止めた。

日本のジム所属の現役世界王者は世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級の佐藤修(協栄)と合わせて2人。《共同通信》

【水泳・パンパシフィック選手権】

水泳のパンパシフィック選手権第3日は26日、横浜国際プールで男女計5種目の決勝などを行い、女子200メートル個人メドレーは萩原智子(山梨学院大)が2分13秒42で優勝した。萩原は前回1999年大会の200メートル背泳ぎに次いで同選手権2勝目となった。

男子200メートル自由形は世界記録保持者のイアン・ソープ(オーストラリア)が、自らの大会記録を更新する1分44秒75で勝って今大会3個目の金メダル。同50メートル自由形はジェーソン・レザク(米国)が22秒22で1位となった。同100メートル背泳ぎでは宮城・東北高の森田智己(セントラル仙台)が55秒29の高校新で3位に入った。

女子100メートル背泳ぎは全米選手権で史上初めて1分の壁を破ったナタリー・コーグリン(米国)が59秒72の大会新で優勝した。《共同通信》

【天皇、皇后両陛下】砂浜を散策

静岡県下田市の須崎御用邸で静養中の天皇、皇后両陛下は26日午後、皇太子さま、秋篠宮さまのご一家とともに御用邸内の砂浜「三井浜」を散策された。

前日に両陛下に合流していた皇太子さまご一家は、雅子さまが運転する乗用車で浜辺に到着。雅子さまの胸に抱かれた愛子さまは、皇后さまが海藻を拾いちいさな手に近づけるとびっくり。海藻を下に投げつけ、周囲は笑い声に包まれた。

秋篠宮家の長女眞子さま、二女佳子さまも水際で遊び、両陛下やご両親が笑顔で見守った。《共同通信》

【日本ハム牛肉偽装問題】会長ら完全引退

日本ハムは26日、牛肉偽装問題の責任を取って大社義規会長(87)と、鈴木茂雄副会長(87)、大社照史副会長(80)の3人が28日付で辞任すると発表した。いずれも一切の役職から退く完全引退としている。

大社会長が兼務しているプロ野球の日本ハム球団のオーナーにとどまるかどうかも、新たな焦点に浮上する可能性が出てきた。

農水省は同日、日本ハムからの役員人事や再発防止策の報告について「真相解明後」とし、事実上拒む姿勢を示していた。同社は今回の人事で、首脳陣の責任を明確化し、問題の早期収拾を図りたい意向だ。しかし、農水省はグループの牛肉関連の営業自粛解除の時期についても「偽装問題の全容が明らかになってから」と表明、自粛の長期化が予想される。

さらに「国民の反応を読み違えた後の修正でみっともない」(食肉業界関係者)との指摘もあって、傷ついたブランドイメージが回復できるかどうか不透明だ。

日本ハムは、大社会長が名誉会長に退くなどとしたこれまでの人事について、「偽装問題とは関係ない」と主張していたが、今回は方向を転換、「偽装に絡む一連の問題に対する責任を取った」などと説明、引責辞任であると明確にした。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民主党の菅直人幹事長は26日夕、東京のJR町田駅前で街頭演説し「うちは夫婦げんかは年100回ぐらいはやっている。30年だから3000回はやっている。それに比べれば小泉純一郎首相をやっつけるのは簡単だ」と夫婦げんかにかこつけて「戦上手」ぶりをアピール。さらに代表選でのライバル鳩山由紀夫代表に触れ「鳩山さんはせいぜい年に1回ぐらいで30年で30回だ。鍛え方が違う」と強調。市民グループ出身のたたき上げらしく、政界のサラブレッド鳩山氏には負けられないとの対抗心がありあり。《共同通信》

【小泉純一郎首相】公務再開

小泉純一郎首相は26日、10日から始まった16日間の夏休みを終え、本格的に公務を再開した。読書や音楽鑑賞などでのんびりと過ごし、「考える時間が持てて英気を養うことができた」という首相は「千と千尋の神隠しは面白かったね。いい映画だった」と語るなど、内閣改造をはじめとする政治日程がめじろ押しの秋を前にリフレッシュした様子だった。

首相は午前10時すぎ、公邸から歩いて官邸に“出勤”。午前中は稲嶺恵一沖縄県知事と会談、昼の政府与党連絡会議に臨んだ。記者団の質問にも「久しぶりだね」とにこやかだ。夏休みで蓄えたエネルギーで秋の政治日程を乗り切る考えだが、道路公団民営化問題や内閣改造では与党との駆け引きも始まっており、難しいかじ取りを迫られる場面も出てきそうだ。《共同通信》

【日朝外務省局長級協議】

平壌での日本と北朝鮮間の外務省局長級協議は26日午後、2日間の討議を終了。日本人拉致疑惑や植民地支配の「過去の精算」としての謝罪と補償などの諸問題について、9月中に政治決断による同時解決のめどを付けるよう協議継続を確認した合意文書を発表した。解決のめどがつけば2000年10月以来中断している国交正常化交渉を再開する。

北朝鮮側は拉致疑惑などの「人道上の問題」は国交正常化後に解決すべきだとの従来の立場を転換、日本側が求める「包括的」決着に同意した。

小泉純一郎首相と金正日総書記の政治決断次第ではこう着状態にある日朝関係は大きく前進する可能性が出てきた。これに関連し福田康夫官房長官は26日午後の記者会見で「最終的に政治決断が必要ということがあり得べしだ」と述べた。

日本代表の田中均アジア大洋州局長は協議終了後の会見で、正常化交渉の再開にこぎつければ「交渉は短期間でまとまる」との見通しを示した。拉致疑惑解決のめどについては「正確な情報が日本にもたらされることが重要だ」と強調した。《共同通信》

北朝鮮の姜錫柱第一外務次官は26日夜、外務省局長級協議を終えた日本側代表団との夕食会で、田中均アジア大洋州局長に対し、金正日総書記から小泉純一郎首相へのメッーセージを伝えた。金総書記が日本の首相にメッセージを送るのは初めて。

メッセージは、小泉首相が先に金総書記に送ったメッセージに対して「勇気づけられるメッセージであり、感謝したいと小泉首相に伝えてほしい」としている。

小泉首相は24日、日本側代表団と洪成南首相との会談を通じ、「国交正常化の諸問題や両国間の諸懸案に真剣に取り組むつもりがある。貴方としても、誠意を持って真剣に取り組むことを期待する」との口頭メッセージを送っていた。《共同通信》

【中国】北朝鮮脱出の7人を拘束

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)から中国に脱出してきた男女7人が26日午後、難民申請のため北京市の中国外務省庁舎に駆け込んだが、全員が警備中の武装警官に拘束された。

今年3月以降、北京や瀋陽の外国公館への脱出者駆け込みが相次いでいるが、中国外務省に難民申請を求めたのは初めて。

関係者によると、7人は脱出者問題の解決を国際社会にアピールする狙いから拘束覚悟で駆け込んだ。難民の存在を認めない中国政府の政策の見直しを期待しているという。

中国外務省の孔泉報道局長は問い合わせに対し「身元不明者」を拘束し取り調べ中と確認し、「(集会やデモの)申請を北京公安当局にしておらず、中国の関連法に違反する行為だ」との談話を発表した。

関係者によると、7人の難民申請書は「自由を得るため北朝鮮から逃げてきた。送還されれば必ず処刑される」とした上で、中国が加盟している難民条約などに基づく保護を要請。韓国への亡命を求めた。《共同通信》

【川口順子外相】対アフリカ政策示す

川口順子外相は26日午後、エチオピアの首都アディスアベバの国連会議場で対アフリカ政策について演説。「開発努力も平和なくしては実を結ばない。『平和の定着』は今後のわが国の対アフリカ協力の重要な要素だ」と述べ、紛争が終結した地域での難民支援や紛争当事者間の対話促進、地雷除去などを柱として取り組む方針を明らかにした。

外相はアフリカ歴訪で、紛争終結後間もない同国のほか、4月に内戦停止合意が成立したばかりのアンゴラを訪れ、こうした姿勢をアピールする考えだ。

外相は「アフリカ問題の解決なくして21世紀の世界の安定と繁栄はない」と指摘。日本が主導するアフリカ開発会議(TICAD)の第3回会合を来年10月に東京で開催することも明らかにした。《共同通信》

【この日の民主党】

「民主党沖縄ビジョン」を那覇で発表

民主党の沖縄訪問団(団長:岡田克也政調会長)は26日、那覇市の沖縄県庁で会見し、「民主党沖縄ビジョン」を発表した。

「民主党沖縄ビジョン」は、17名からなる沖縄ビジョン協議会の地元メンバーと議論を重ね、とりまとめを行ったもの。「自立・独立」「一国二制度」などをキーワードに、米軍基地問題、産業、教育、環境の4つの柱からなっている。

沖縄訪問団には、岡田団長のほか、武正公一衆院議員、岩本司参院議員、渡辺周衆院議員、ツルネンマルテイ参院議員が参加。26日から2日間の日程で、協議会メンバーとの懇親会、名護市辺野古区視察などを行った。《民主党ニュース》



8月26日 その日のできごと(何の日)