平成4978日目
2002/08/25
この日のできごと(何の日)
【日朝外務省局長級協議】
日本と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との日朝外務省局長級協議が25日、平壌市内の人民文化宮殿で始まった。日本側が国交正常化交渉再開の前提として日本人拉致疑惑の早期解決を求めたのに対し、北朝鮮側は朝鮮赤十字会による「行方不明者」調査への協力は表明したが、元神戸外大生、有本恵子さんら拉致被害者への言及はなかった。
北朝鮮側は「過去の清算」として謝罪と補償を要求。日本側は核査察受け入れやミサイル開発問題など日朝間のすべての懸案を取り上げたが、双方は従来の原則的立場を表明するにとどまった。
協議には、日本側から田中均アジア大洋州局長、北朝鮮側から馬哲洙第四局長(アジア担当)らが出席。日本側は「よど号犯グループに加え、拉致事件に関与したとされる辛光洙容疑者=旅券法違反容疑などで逮捕状=の身柄引き渡しも要請した。
8件11人の拉致疑惑に関して、田中局長は「国交正常化にあたり棚上げしたり避けては通れない。国民の関心は極めて高い」と指摘。馬局長は「日本側に懸案があることは理解する」としながらも、「政府もできる限り赤十字会の活動に協力しながらこの問題に取り組みたい」と述べるにとどまった。「よど号」犯については「帰国は彼らの自由だ」との立場を繰り返した。《共同通信》
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【水泳・パンパシフィック選手権】
水泳のパンパシフィック選手権第2日は25日、横浜国際プールで男女計6種目の決勝などを行い、男子100メートル平泳ぎで、日体大2年の北島康介(東京SC)が1分0秒36で優勝した。1985年に始まった同選手権で日本男子の優勝は、95年200メートル平泳ぎの林享(明野SP)以来2人目。北島は前日の準決勝で出した1分0秒34の日本記録には及ばなかった。
男子400メートル個人メドレーは世界記録をつマイケル・フェルプス(米国)が4分12秒48の大会新で優勝、予選で4分12秒41の日本新を出した森隆弘(ミキハウス)が4分16秒35で3位に食い込んだ。女千400メートル自由形で山田沙知子(KONAMI)は4分10秒79で3位だった。男子200メートル自由形準決勝では、イアン・ソープ(オーストラリア)がトップで決勝に進出した。《共同通信》
【ゴルフ】
新キャタピラー三菱レディース最終日(25日・神奈川県箱根CC=5648ヤード、パー73)首位に1打差の2位で出た肥後かおりが6バーディー、1ボギーの68で回り、通算7アンダーの212で今季初優勝した。ツアー通算16勝目で、賞金1080万円を獲得した。
肥後は5番から4連続パーディーを奪って混戦から抜け出し、後半をすべてパーにまとめ逃げ切った。
前日首位の高又順(韓国)と、ツアータイ記録の9バーディーを奪い67で回った木村敏美が3打差の2位。賞金ランク現在1位の不動裕理は23位だった。《共同通信》
【森喜朗前首相】「主要ポストに橋本派を」
森喜朗前首相は25日のテレビ朝日番組で、9月末に予想される内閣改造、自民党役員人事に関連し「党の最大勢力の力を借りるという姿勢を持つべきだ」と述べ、内閣や党の主要ポストに橋本派を起用、挙党態勢を確立して改革を進めるべきだ、と強調した。
幹事長人事に関しては、「(幹事長は総裁が)再選できるようにいろんな布石をしていかなければならない」と指摘。山崎拓幹事長について「もう少し心配りも必要だし、県連や地方の信頼が大事だ」と述べた。
森氏は小泉政権に関し「3年も4年もやってもらいたいと思っている。そのために次の一年はとても大事だ。おそらく党内のほとんどの方が小泉さんにやってもらいたい(と思っている)」と強調した。《共同通信》
【民主党代表選】各候補者が支援訴え
9月の民主党代表戦に出馬を表明している各候補は25日、全国各地を飛び回り、登録締め切りが迫ったサポーター集めを加速させた。
鳩山由紀夫代表は山形、栃木両県を遊説。米沢市の街頭演説では「声が小さいとか、坊っちゃん育ちとか言われるが、包容力や統率力はわたしにある」と党首としての資質をアピールした。
菅直人幹事長は宇都宮市での記者会見で小泉純一郎首相の改革姿勢を批判。「わが党の優秀な議員とともに内閣をつくれば、本物の改革ができると思い立候補を決意した。小泉さんには鈴木宗男さんのような仲間しかいないから(改革は)できない」と強調した。
横路孝弘前副代表は石川県七尾市で行われた国会議員の事務所開きであいさつ。「代表戦でやや内向きの議論が行われているが、相手は自民党。政権交代を実現する民主党を目指して頑張りたい」と支持を訴えた。《共同通信》