平成4976日目

2002/08/23

この日のできごと(何の日)

【辻元清美前衆院議員】2300万円返納

政策秘書給与流用疑惑をめぐり3月末に議員辞職した元社民党政審会長の辻元清美前衆院議員が、1996年−98年に国から支給された2人分の政策秘書給与の全額に金利を加えた計2300万円余を返納していたことが23日、分かった。

辻元前議員側は「詐欺を認めたわけではないが、本来受領すべき金ではないので、返納した」と説明している。

辻元前議員は初当選した96年10月−97年3月、政策秘書として登録した女性に国支給の給与から月7万7000円を渡し、97年4月−98年12月には照屋寛徳参院議員(当時)=無所属=の私設秘書だった女性を政策秘書にしながら、月5万円しか支払わなかった。

いずれのケースも残りを事務所経費などに流用、政治資金収支報告書に寄付収入の記載をしなかった。

女性は2人とも、土井たか子社民党党首の五島昌子政策秘書が紹介したとされ、「名義貸し」の疑いも指摘されていた。

辻元前議員側は今月19日に衆院と連絡を取り、2人分の給与全額に金利を加えた計2330万円を振り込んだという。秘書給与流用疑惑をめぐっては、捜査当局が詐欺や政治資金規正法違反の疑いで捜査を進めているとされる。《共同通信》

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【京福越前線】「えちぜん鉄道」に

京福越前線を引き継ぐ第三セクター会社の設立発起人会は23日、福井市の福井商工会議所ビルで開かれ、定款などを協議。社名は「えちぜん鉄道」、路線名は旧越前本線が「勝山永平寺線」、三国芦原線は従来通りと決めた。9月初めにも取締役会を開いて代表取締役や幹部役員を選び、新会社を正式に発足する。《福井新聞》

【川口順子外相】北方領土を視察

川口順子外相は23日午前、北海道・中標津空港から海上保安庁のヘリコプターに乗り、上空から1時間余りにわたって北方領土を視察した。午後には根室・納沙布岬からも視察した。

外相の北方領土視察は、1988年4月の宇野宗佑外相(当時)以来14年ぶり。首相としては森喜朗首相(当時)が2001年4月に視察している。

川口順子外相は23日午後、北方領土視察のため訪れた根室市内の北方四島交流センターで記者会見し、「外相になって初めて北方領土を見た。旧島民の島に帰りたいという強い思いを感じ、責任の重大さをあらためて痛感した」と強調した。

外相は10月中旬に予定しているロシア訪問について「きょう見聞きしたことをきちんと心に置いてイワノフ外相と交渉したい」と述べた。また、鈴木宗男衆院議員との異常な関係が指摘されたことに関連して「多くの人に心配、不安を与えているが、北方領土返還の方向は何ら変わるものではない」と指摘した。《共同通信》

【ロシア、北朝鮮】首脳会談

ロシア極東訪問中の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記とプーチン大統領は23日夕、ウラジオストク郊外の迎賓館で会談し、朝鮮半島をめぐる情勢や経済協力、鉄道連結問題などについて協議した。

会談後、プーチン大統領は記者団に、南北関係の改善に向けロシアは「今までも今後も貢献する用意がある」と表明。「金総書記もロシアの努力を肯定的に受け入れた」と述べ、日米韓と北朝鮮との対話本格化を前にロシアが半島情勢で引き続き影響力を確保したことを誇示した。さらに「北朝鮮側の善意は明らかだ」として、金総書記が南北対話で前向きな姿勢を示したことを示唆した。

大統領は主要議題と位置付けていた鉄道連結問題について「細部まで議論した。状況進展のさまざまな場合について、微妙な差異まで話し合った」と述べ、一定の進展があったことを示唆した。《共同通信》

【武上四郎さん】死去

元プロ野球ヤクルトスワローズ監督で、現役時代は小柄な体で闘志を前面に出すプレーから「けんか四郎」の異名をとった武上四郎氏が23日午前、肝不全のため東京都新宿区の病院で死去した。61歳。宮崎市出身。

宮崎大宮高、中大、河合楽器を経て、1966年の第1次ドラフト会議でサンケイアトムズ(現ヤクルトスワローズ)に内野手で8位指名されて入団。同年、打率2割9分9厘をマークして新人王を獲得した。

75年に現役を引退。コーチを経て、80年から84年のシーズン途中までヤクルト監督。95年から巨人のコーチを通算5シーズン務めた。現役9年間の通算成績は977試合に出場し、71本塁打、301打点、打率2割6分6厘だった。《共同通信》



8月23日 その日のできごと(何の日)