平成4974日目
2002/08/21
この日のできごと(何の日)
【第84回全国高校野球選手権】明徳義塾(高知)初優勝
第84回全国高校野球選手権大会最終日は21日、甲子園球場で決勝を行い、5年連続9度目の出場で、今春の選抜大会ベスト8の明徳義塾(高知)が7−2で智弁和歌山(和歌山)を下し、春夏計19度目の出場で初優勝を飾った。
強打線を誇る明徳義塾は三回二死二塁から沖田の右中間三塁打で1点を先制。四回に田辺と山口の本塁打で2点を追加し、七回には5長短打で4点を奪った。4日連投のエース田辺は直球とスライダーを交え、7安打で完投した。智弁和歌山は四回にスクイズを失敗するなど攻撃がさえず、2点に抑えられた。《共同通信》
◇
巨人の松井は東京ドームでの横浜戦の試合前練習終了後、報道陣に囲まれて10年前の出来事を笑顔で振り返った。「今ではいい思い出。それもいい打者の証しということでしょう」
第74回大会2回戦の明徳義塾戦で、星稜の4番だった松井が5打席すべて敬遠されたことは社会的なニュースにまでなった。その時に敬遠を指示したことで非難を浴びた馬渕監督に対して松井は逆に気遣いを見せる。「僕の5敬遠でこの10年間、監督さんもいろいろと大変なこともあったと思うけれど、こうして大きな喜びを得たことを素直に祝福したいです」と大きくうなずいた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【福井市】借金させて1億円持ち逃げ
中年の男が「消費者金融で借金をして、金を貸してくれれば毎月貸金の1割を支払う」と口コミで誘い金を持ち逃げしたとの相談が、福井市周辺の若者から相次いでいることが分かり、福井弁護士会の有志が21日、被害者弁護団を結成した。被害は計約1億円に上るという。
弁護団などによると、これまでに89人が福井県消費生活センターに相談。ほとんどが福井市周辺に住む20代前半の若者で、友人から「いいアルバイトがある」と誘われた。友人を誘って「子」や「孫」を作ればさらにもうかると説明されたという。
若者らは昨年11月から今年7月にかけ、消費者金融から借りて1人当たり40万円から510万円、総額約1億5000万円を福井市に住む男に渡したが、7月末ごろ、この男とは連絡が付かなくなった。その間、男が若者らに支払ったのは計4000万円足らずだったという。
貸し手の消費者金融会社は計11社に上り、弁護団は今後、債権の減額や支払い方法について交渉、返済計画を立てる。《産経新聞》
【日本ハム牛肉偽装問題】農水省、立ち入り調査
日本ハムグループの牛肉偽装問題で、農水省は21日、日本ハム本社(大阪市中央区)や東京支社(東京都港区)などを立ち入り調査した。同社が20日公表した再発防止の取り組みを確認する目的で、本社の立ち入り調査は初めて。
新たに約3.5トンの偽装が発覚した子会社の日本フード愛媛営業部(愛媛県重信町)に対しても、偽装の経緯などを調べる「ため、21日午後、2度目の立ち入り調査を実施した。
日本ハムが再発防止策と同時に発表した大社啓二社長の専務降格などの社内処分について、武部勤農相は同日「中途半端で、国民には分からない」と不満を表明した。
立ち入り調査はほかに、日本フードの本社(東京都港区)や首都圏営業部(東京都江東区)、甲子園営業部(兵庫県西宮市)、愛媛営業部の牛肉を保管中の倉庫会社「ニチレイ福山」(広島県福山市)など。
日本ハムは20日、再発防止策として(1)行動規範の徹底(2)日本フードの伝票チェック(3)グループ全従業員からの意見提出窓口新設(4)改革推進本部の月内設置−などを農水省に報告し、発表した。
農水省食肉鶏卵課によると、日本ハム本社などの立ち入り調査では、こうした取り組みが実際に機能し、効果を上げるかどうかなどを調べている。《共同通信》
【民主党代表選】有志の会が事実上解散
9月の民主党代表選で世代交代を目指す「第二期民主党をつくる有志の会」は21日、国会内で事務局の会合を開き、今後の活動を停止することを決めた。有志の会は代表選に名乗りを上げている前原誠司、野田佳彦、松沢成文、河村たかしの4衆院議員による一本化調整を進めていたが、4氏の協議が不調に終わり、個別協議に委ねられたことから、有志の会は事実上の解散となった。
野田氏は同日夕、都内のホテルで開いた陣営の会合で「(話し合いで)譲歩に譲歩を重ねてきたが、一本化できなかった。(投票日の)9月23日まで全力を尽くして頑張前っていきたい」と述べ、選挙戦への決意を表明た。
4氏のうち立候補に必要な推薦人確保などで野田、前原氏が優位に立っている。松沢氏と河村氏はそれぞれ独自の活動を続けるが、20人の推薦人確保は困難な情勢。最終的に前原、野田両氏が出馬するものとみられる。
この日午後、前原氏と松沢氏が都内で会談。若手の共倒れを防ぐため、前原、野田両氏の絞り込みについて話し合ったが、進展はみられなかった。野田氏は22日夜、大阪市内で開かれる会合に出席、遊説活動を開始する。有志の会事務局の会合には野田陣営の上田清司衆院議員、松沢陣営から羽田雄一郎参院議員らが出席、前原陣営は欠席した。
◇
民主党の菅直人幹事長は21日、新潟県庁で記者会見し、「代表選は、民主党の政策などを国民に知ってもらう、内向きでなく外向きの選挙にしたい」と述べた。
若手候補の一本化に向けた動きについては、「代表選には一定のルールがある。立候補する人がどんどん出てくるのはいいことだが、密室でやりとりすれば何だと言われることになる。ルールにのっとってそれぞれ出ればいい」と批判した。
◇
民主党の鳩山由紀夫代表は21日の記者会見で「9月の代表選よりも重要なのは次の総選挙、10月の衆参両院統一補選にどういう候補者を擁立するかだ。そうした仕事を継続的に行いながら、選挙戦を戦わなくてはいけない」と述べ、候補者擁立が遅れている中で代表選の全国遊説を始めた菅直人幹事長の対応を厳しく批判。「幹事長には幹事長としての責任を果たしてほしい」と述べた。
菅氏が公約した政党への企業・団体献金の禁止について「政党交付金に頼るのは健全な姿ではない。透明性を原則として、限度額を守り、政党支部にも限定を加えることで(企業・団体献金も)認められるべきだ」と述べ、菅氏の主張に反論した。また、サポーター制については「告示の前に登録が締め切りでは、国民に見えにくいうちに終わるのではないか」とし、見直しの必要性を指摘した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は21日、デトロイトでのタイガース戦で5打数2安打。打率は3位の3割4分2厘で、1位はロイヤルズのスウィーニー(3割4分8厘)。
イチローは三回に左前打し、六回には右前打した後、二盗に成功した。佐々木投手は8−2の九回に登板し、3者凡退に抑えた。
エクスポズの吉井投手はロッキーズ戦に先発。軽い腰痛のため大事をとって5回で降板したが、3安打1失点と好投。4勝目ム(5敗)を挙げた。ジャイアンツの新庄外野手はメッツ戦の八回に代打で右前打を放ち、打率は2割3分9厘。《共同通信》
【この日の民主党】
「鈴木議員の追起訴で自民党体質が問われる」鳩山代表
21日の定例記者会見で民主党の鳩山由紀夫代表は、北海道開発局発注の公共工事をめぐる汚職事件で同日、東京地検特捜部が元北海道開発庁長官の衆議院議員・鈴木宗男容疑者とその政策秘書を受託収賄罪で追起訴した件に言及。「ここまで罪を重ねてきたのはまさに自民党体質」と述べ、政権交代による政治の転換を強く呼びかけた。
鈴木議員が林野庁の行政処分をめぐるあっせん収賄事件に続き2度目の起訴を受けたことについて、鳩山代表は「ここまで罪を重ねてきたのはまさに自民党体質に他ならない。自民党体質そのものが鈴木議員をして、あのような行為を行わせたのだ」と自民党政治そのものを厳しく批判。もう一度国民の世論を喚起し、鈴木議員を辞職に追い込んでいくとともに、歪んだ中央集権政治への大きな問題提起と理解し、国替えともいえる大変革を呼び起こしたい、と述べた。
また、特捜部が鈴木議員に対し、3月に行われた衆議院予算委員会の証人喚問における議員証言法違反(偽証)容疑でも立件する方針であることについては、「私ども民主党がたびたび指摘してきた鈴木宗男議員の偽証がまさに裏付けられたことになる。こうした事態にあっては、予算委員会を早急に行うことが必要」として、閉会中審査を求めていく考えを示した。
民主党代表選挙を盛り上げようと全国各地を遊説している「民主奇兵隊」は21日、岡山県に入り、岡山市内を中心に終日街頭宣伝を行った。
この日は、奇兵隊隊長山村健衆議院議員を先頭に、内藤正光参議院議員、津村啓介岡山県第2区公認予定候補者が参加。山村議員は、「今日はサッカーの審判の姿をしていますが、これは腐敗政治にレッドカードを出すためです。政権交代をしなければ政治はよくならない」と道行く人たちに語りかけ、さらに「民主党は代表選挙を通じて政策を皆さんに訴えていきます。ぜひサポーターになり将来の首相候補を選んでください」とサポーターへの参加を呼びかけた。
内藤議員は、「マスコミで民主党はバラバラではないかと言われていますが、それは価値観が多様化している現代で多くの議論をぶつけ合いながら方向性を決めていこうとしているのでそう見えます。より近くで参加するためにもぜひ皆さんの思いを一票に託して欲しい」とサポーターへの参加と民主党への支援を訴えた。
津村氏は、「この保守王国とも抵抗勢力の牙城ともいわれる岡山から新しい風を起こし、疲れきった日本を建て直したい」と熱っぽく訴えた。《民主党ニュース》
