平成4960日目
2002/08/07
この日のできごと(何の日)
【民主党代表選】鳩山氏が決意表明
民主党の鳩山由紀夫代表は7日午後、国会内で記者会見し「いま一度、代表選にチャレンジする決意を固めた」と述べ、9月に行われる民主党代選挙に3選を目指して立候補する考えを公式に表明した。
鳩山氏は「(10月の衆参両院)補欠選挙で完勝を目指し、政権を民主党の手にたぐり寄せたい」として、小泉内閣を早期に総辞職か衆院解散・総選挙に追い込む決意を示した。
代表選に出馬の意向を示している菅直人幹事長については「二枚看板体制は当然、終焉を迎えた。もっと鳩山カラーを打ち出さねばならない」と述べ、3選された場合は菅氏を幹事長など要職に起用しない考えを示唆した。
民主党の支持率が上向かないことに関しては「党内融和に努め、分裂的状況を避けてきた結果」と分析。「党としてバラバラとの批判を打ち消すためにも、(党内協議の)結論はみんなで守り抜く信念が必要だ」と述べ、党議拘束違反には除名も含む厳しい態度で臨む考えを強調したが、「それでも党内をまとめきることが最も重要で、それがほかの方にできるのか」とも述べ、党内の求心力確保に自信を示した。《共同通信》
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【マツダ・デミオ】フルモデルチェンジ
【J1】
Jリーグ(J1)第1ステージ第13節(7日・東京スタジアムほか=8試合)首位の横浜Mが3−0で神戸に快勝して開幕からの無敗を守り、2分けを挟んで11連勝した。2位磐田は、高原の5試合連続得点となるVゴールで広島を下したが、勝ち点差は2となった。次節(10、11日)で横浜Mが勝ち、磐田が敗れるなど、勝ち点差が4以上開くと、最終節を待たずに横浜Mの3度目のステージ優勝が決まる。3位のG大阪は東京Vに3−0で勝ち、わずかに優勝の可能性を残した。4位名古屋は、4得点で仙台に圧勝。鹿島は、柳沢のワールドカップ(W杯)後の初ゴールなどで浦和に勝った。《共同通信》
【長嶋茂雄さん】自宅に包丁男
7日午前11時10分ごろ、東京都大田区田園調布、読売巨人軍前監督の長嶋茂雄さん(66)宅に文化包丁を持った男が侵入した。男はお手伝いの女性(67)に「(二女の)三奈さん(34)に会わせろ」と言って脅迫したが、女性が大声を上げたため、そのまま逃走した。警視庁田園調布署は緊急配備して捜査。約15分後に近くの路上を歩いていた男を発見し、住居侵入などの現行犯で逮捕した。《共同通信》
【福岡地検】猫虐殺男を起訴
福岡地検は子猫を虐殺している様子をインターネット上に写真掲載したとして、広島県呉市、無職、A容疑者(27)を動物愛護法違反容疑で逮捕し、7日、同法違反の罪で福岡地裁に起訴した。同法違反で、逮捕・起訴するのは極めて異例。同地検は「ネットで実況中継するなど極めて悪質で、社会的影響も大きい」と説明している。
起訴状などによると、A被告は5月6日午後11時10分〜7日午前3時20分ごろまで、当時住んでいた福岡市東区のアパートで、拾ってきた子猫の耳やしっぽをはさみで切ったり、首をひもで縛るなどして殺した。その様子を写した写真をインターネット上の掲示板「2ちゃんねる」の「ペット大嫌い」コーナーに「ネコ虐殺実況中継」として載せた、とされる。
掲示板を見た人からの通報で事件が発覚。A被告は県警の調べに虐待を認めたものの「猫は水をかけると逃げ出した」と殺害を否認。県警は5月22日、A被告を福岡地検に書類送検した。ところが、地検が獣医らに写真鑑定を依頼したところ、殺害の疑いが濃厚となり、A被告も殺害を大筋で認めた。
事件発覚後、同地検にはA被告に厳罰を求める署名簿や電話などが全国から1日当たり数十件も寄せられた。動物虐待は書類送検—略式起訴—罰金刑の処分になるケースがほとんどだが「極めて残虐で社会への影響も大きい」として逮捕・起訴に踏み切った。《毎日新聞》
【北朝鮮】KEDO軽水炉着工
朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)が1994年の米朝枠組み合意に基づき、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)で建設を進めている軽水炉の収容施設の着工式が7日、咸鏡南道琴湖地区の建設現場で行われた。
米国のプリチャード朝鮮半島和平担当特使は演説で北朝鮮に「直ちに」国際原子力機関(IAEA)との核査察受け入れの手続きに入るよう求めた。特使はKEDO理事国の米代表として参加したが、ブッシュ政権で初の高官訪朝となり、北朝鮮の枠組み合意履行への米国の不信感を鮮明にした形だ。
特使は「2005年半ばに軽水炉の核心部が搬入される予定で、その前に北朝鮮はIAEAが求めるすべての核安全保障措置を履行する義務がある」と強調。「軽水炉事業と米枠組み合意の成否はIAEAとの協力を含め北朝鮮の決断にかかっている」とした。《共同通信》
【道路関係4公団民営化推進委員会】藤井総裁の更迭要求
政府の道路関係4公団民営化推進委員会(今井敬委員長)は7日午前、都内のホテルで2日目の集中審議を行った。日本道路公団が委員会への資料提出などについて、非協力的な姿勢を示していることに批判が集中、旧建設省出身の藤井治芳総裁の更迭を求めることになった。これを受け石原伸晃行革担当相が同日、小泉純一郎首相に推進委の意向を伝えた。
民営化推進会は日本道路公団人事への直接的な権限はなく、総裁は国土交通相が任命、正副官房長官により構成する閣議人事検討会議の対象となっている。藤井総裁の任期は2004年4月まで残っているが、総裁の進退問題が今後の民営化論議の中で大きな焦点となりそうだ。
小泉首相は記者団に「(道路公団は)協力しなければならない。石原氏から事情を聴きたい」と述べた。
集中審議では、個別路線の優先順位を推進委が議論していることを批判するなど藤井総裁のこの間の発言を、田中一昭委員が取り上げ「道路公団が非協力的ならわれわれの仕事ができなくなる。政府にそういうトップがいるのは問題と伝えるべきだ」と提案した。
猪瀬直樹委員は「この人がいる限り、民営化改革は進まない。総裁を代えるべきだ」と同調。KR東日本会長の松田昌士委員は「総裁だけでなく、道路公団のスタッフも代えるつもりで態勢を整える必要がある」と応じた。
中村英夫委員は「人事は委員会の仕事ではない」と更迭に反対した。
石原行革相は「藤井総裁は言っていることと行動が違う。非協力的な態度だと断言せざるを得ない」と藤井総裁の対応を厳しく批判。その上で「各委員の意見を首相にはっきりと伝える」と引き取った。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・民主党の鳩山由紀夫代表は7日の記者会見で、前回の代表選で公約した「任期中の政権交代」を果たせぬまま今回、再選立候補を表明したことを指摘されると「衆院解散・総選挙に追い込むべきだったが、(与党は)不利な時には選挙をしないものだ」と釈明した。公約不履行と再選立候補の整合性について、さらに追及されると「10月の(衆参統一)補欠選挙で結論が見いだされる3選を目指し、その後数カ月で(公約を)果たせると確信している」と、公約の履行期限をなし崩しに“延長”するしい弁明に終始。《共同通信》
【河野洋平元外相】表舞台に復帰
肝硬変治療のため4月に生生体肝移植手術を受けた河野洋平元外相は7日、肝臓を提供した長男の太郎衆院議員とともに自民党本部を訪れ、党の脳死・生命倫理および臓器移植調査会の宮崎秀樹会長に、臓器移植への健康保険の適用検討などを申し入れた。手術以来、河野氏が公の場に姿を見せるのは初めて。《共同通信》
【長野県知事選挙】田中前知事が公約発表
長野県知事選に再選を目指して出馬表明している田中康夫氏は7日、同県諏訪市で「『こわす』から『創る』へ」をキャッチフレーズに掲げた13項目の公約を発表した。
「脱ダム」債を発行し、水源林を保護することや、18歳以上の外国籍の県民も投票できる住民投票条例の制定などを提唱、長野五輪の会計帳簿分卒問題を再調査する委員会を弁護士や第三者を加えて設置することも約束している。
また、首長や県議らと意思疎通を欠き、不信任を招いたことを重視。市町村長の事務所などを知事が訪問する「お出かけ知事室」の開催や、知事や市町村長で構成する政策研究会の新設などで、円満な関係の構築を目指す。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は7日、トロントでのブルージェイズ戦に「1番・右翼」で出場。第2打席で右前打を放ち、メジャー2年目で通算400安打を達成した。
イチローは、三回無死一塁でロアイザから右前打。九回にも右前打し、5打数2安打。打率は3割4分8厘(2位)。佐々木投手が4−3の九回に登板。ウッドワードに3打席連続となる同点本塁打されたが、延長十回にマリナーズが勝ち越し、2回を1失点で3勝目(5敗29セーブ)を挙げた。試合は5−4でマリナーズが勝った。
エクスポズの大家投手はカージナルス戦に先発。5回2/3を6安打、1失点で9勝目(6敗)を挙げた。大家は粘り強い投球で四回まで無失点。五回に2安打などで1点を失い、六回の二死一、三塁の場面で降板した。試合は4−1でエクスポズが勝った。《共同通信》
【コロンビア】ロケット弾テロ
南米コロンビアの首都ボゴタで7日午後3時半ごろ、アルバロ・ウリベ大統領(50)の就任宣誓式が行われていた国会議事堂に隣接する大統領府に向けてロケット弾5発が発射された。
国家警察などによると、大統領府すぐ近くの住宅街に3発が着弾、市民ら14人が死亡、約70人が負傷した。大統領府には2発が命中、壁の一部や警護隊詰め所を壊し、6人が負傷した。ロケット弾は、大統領府から1キロ以上南西の民家から発射されたことが分かった。
ウリベ氏は対ゲリラ強硬姿勢を鮮明にしており、治安当局は発射装置の種類などから、同国最大の左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)の犯行とみている。ウリベ新政権は発足当日からFARCのテロ攻撃に見舞われ、内戦の激化は必至だ。コロンビアでは5日にも地方3都市でFARCによる爆弾テロが続発した。
宣誓式でウリベ大統領は今回のテロに言及しなかったが「政府を攻撃するための暴力はテロリズムだ」と批判した。式典には中南米諸国の国家元首級をはじめ、日本からは植竹繁雄外務副大臣ら600人以上が出席していたが、進行に支障はなかった。《共同通信》