平成4934日目

2002/07/12

この日のできごと(何の日)

【川崎競馬】883万円馬券

12日に行われた川崎競馬第10レースの3連勝単式(3連単)で日本競馬史上最高となる883万3250円の高額配当が出た。これは競輪などを含めた公営競技史上でも最高の配当額。的中馬券(5)−(11)−(12)は、1320通りのうち1241番人気で、総票数35万9075票のうち的中したのは3票だった。

3連勝複式(3連複)も165万4820円の高額配当で、競馬の3連複の日本最高を更新。220通りのうち216番人気で、総票数8万9692票中のうち4票だけが的中した。

これまでの日本競馬史上1位の配当は、5月30日に大井競馬第6レースの3連単、400万940円。

この日の第10レースは12頭が出走し、1着が8番人気のフジノミネ、2着が11番人気、3着が12番人気の馬だった。《共同通信》

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【プロ野球】

2002年プロ野球サンヨーオールスターゲーム第1戦、全パシフィック−全セントラルは12日、東京ドームで行われ、全セが4−1で逆転勝ちした。通算成績は全パの70勝60敗7分け。最優秀選手にはアリアス(阪神)が選ばれた。全セは1点を追う四回に高橋由(巨人)の三塁打と松井(巨人)の中犠飛で同点。七回にはアリアスがソロ本塁打を放って勝ち越し、続く八回には片岡(阪神)の2本塁打で突き放した。全パは三回に小笠原(日本ハム)が全セの先発井川(阪神)から適時打して先制したが、その後は追加点が奪えなかった。《共同通信》

【大相撲名古屋場所】

大相撲名古屋場所6日目(12日・愛知県体育館)大関千代大海、関脇朝青龍、平幕貴ノ浪の3人が全勝を守った。千代大海は隆乃若を落ち着いて押し出した。大関昇進を目指す朝青龍は高見盛を、貴ノ浪は安美錦をそれぞれ寄り切った。横綱武蔵丸は琴ノ若を寄り倒して5勝目を挙げた。関脇若の里は勝って4勝2敗。小結は雅山が連勝で2勝目、土佐ノ海は敗れて3勝3敗となった。全勝の3人を、1敗で武蔵丸と平幕の栃栄、武雄山の3人が追う展開となった。《共同通信》

【厚労省調査】減量用食品で1人死亡

中国から輸入された3種類のダイエット用健康食品を服用した、1都5県の計12人が、昨年から今年にかけて劇症肝炎などの肝障害を発症、うち女性1人が死亡していたことが12日、厚生労働省の調査で分かった。

いずれも因果関係は不明だが、一部から未承認の医薬成分が検出された。同省は未承認の医薬品に当たるとして2種類の商品名を公表。服用後、体の不調が現れた場合は医師に受診するよう注意を呼び掛けた。

商品名が公表されたのは「御芝堂減肥胶嚢」と「紆之素胶嚢」の2種類。いずれもカプセル剤で、インターネットなどで個人輸入されている。御芝堂は薬として減量の効能が記されていたほか、紆之素は国内では使用が認められていない食欲抑制剤フェンフルラミンなどが検出された。

同省などによると、御芝堂を服用した東京都内の女性(60)が今年2月、服用開始1カ月でけん怠感や吐き気を訴え慶応大病院に入院したが、急性重症所不全のため約2カ月後に死亡した。別の60代の女性も肝障害で入院した。

服用した商品を分析をした結果、肝機能障害を起こす成分は見当たらなかった。同病院は「患者にはウイルス性肝炎などの肝臓疾患はなかった。健康食品の過大摂取で中毒になったか、成分が体質に合わずアレルギー反応を起こしたと考えられる」としている。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民主党の菅直人幹事長は12日の記者会見で「これまでの鳩山由紀夫代表との協力関係が、大きな方向としてうまくいった結果が今日の民主党となっている」と、結党以来の『鳩菅』体制を自画自賛した。「鳩菅は合わせて一人前」という伸子夫人の言葉を紹介しながら「(鳩山代表の)幸夫人、伸子は合わせて3人前。全部合わせてやっと4人前と言っている」。9月の代表選に向け、党内で高まる世代交代論を鎮めるには「妻の手も借りたい」心境?《共同通信》

【金融庁・高木祥吉長官】ペイオフ全面解禁「予定通り」

金融庁の高木祥吉新長官は12日、森昭治前長官とともに記者会見し、「前向きかつ迅速、果敢な姿勢で、金融分野の構造改革に全力を尽くしたい」と就任の抱負を語った。

高木長官は不良債権処理の一層の加速を最優先課題と位置付けると同時に、(1)地域金融の再編による金融システムの安定と活力向上(2)証券市場の活性化を通じた直接金融への移行−を目標に掲げた。

来年4月に実施する流動性預金のペイオフ解禁に関しては「基本的には予定通り。現在の状況で何か考えなければいけないということではない」と述べ、当面は既定方針を維持しながら、預金移動の監視を続ける考えを表明した。

地域金融機関の合併などを促すための公的資金投入については「合併にはコストがかかるので、ある種の誘因策としてあってもいいかもしれない」と、慎重に検討する姿勢を示した。

一方、1998年2月に金融再生委員会事務局長に就任して以来、3年半にわたり金融行政の最前線に立ってきた森前長官は「金融危機は何とか乗り切ってきたが、まだ盤石というまでには至らない」と指摘。「非常に厳しい環境の中で批判を受けながら努力してきたが、一日たりとも心安まる日はなかった」と、緊迫した金融情勢に直面し続けた日々を振り返った。《共同通信》

【小泉純一郎首相】宮路厚労副大臣を更迭へ

小泉純一郎首相は12日、帝京大医学部入試への「口利き」問題で、宮路和明厚生労働副大臣を更迭する意向を固めた。野党側が健康保険法改正案の審議の日程協議に応じない姿勢を示しているため、与党3党は同法案の今国会成立を最優先させる立場から辞任もやむを得ないと判断、首相も受け入れた。

参院自民党執行部と首相官邸が12日に協議し、15日に宮路氏の辞任手続きなどを行うことを確認した。小泉内閣の副大臣更迭は初めて。《共同通信》

【小泉純一郎首相】新開発食材の仏料理味わう

独自開発の個性的な国産食材を一流シェフのフランス料理仕立てで−。ユニークな試食会が12日、都内のホテルで開かれた。独立行政法人の農業技術研究機構などが主催、小泉純一郎首相、武部勤農相、衆参両院議長らが舌鼓を打った。

乾杯のあいさつに立った小泉首相は「日本の食材がフランス料理となって世界に普及するきっかけになることを期待している」と、この試食会の意義をたたえた。

試食会で用いたのは、健康や安全に配慮して農業技術研究機構などが開発したよりすぐりの食材。黄色のポテト「インカのめざめ」は、南米アンデス地域の栽培種を改良、見た目は濃い黄色、肉質はきめが細やかで、ナッツのような風味が持ち味だ。

その他にも、抗がん作用の高い色素を多く含み、加熱処理でうまみが引き立つトマト、免疫力を高める成分を含み、傘を作らない白い球状のキノコ。北米から、奥日光に移植され、放流されて100周年のカワマスなどがふんだんに使われた。《共同通信》

【天皇、皇后両陛下】ワルシャワ大学を視察

ポーランドを訪れている天皇、皇后両陛下は、12日、ワルシャワ大学を訪問、日本学科の学生代表らによる日本語スピーチを聞き、教授や学生らと懇談された。

「今後の日本とポーランドの関係のために自分は何ができるか」がテーマのスピーチで、翻訳家を目指しているというマグダレナ・オバニアさんは「通訳の仕事もしたい。いい通訳になれたら、今度(両陛下が)訪問されるとき通訳をさせてください」と話すと、両陛下や出席者から笑いが起きた。《共同通信》

【陸上・ゴールデンリーグ】

陸上のゴールデンリーグ第3戦、ゴールデンガラは12日、ローマで行われ、女子5000メートルで20歳のホープ、福士加代子(ワコール)が15分2秒08の日本新記録で7位に入った。福士は日本女子初の14分台には届かなかったが、1998年に弘山晴美(資生堂)がマークした。15分3秒67の日本記録を4年ぶりに更新した。

ラスト1周でガブリエラ・サボー(ルーマニア)らとの争いを制したエディス・マサイ(ケニーア)が14分53秒77で優勝した。

男子100メートルのAレースは世界記録保持者のモーリス・グリーン(米国)が9秒89の今季世界最高で勝ち、朝原宣治(大阪ガス)は10秒15で6位。女子100メートルはマリオン・ジョーンズ(米国)が10秒89で快勝した。

男子ハンマー投げはイーゴリ・アスタプコビッチ(ベラルーシ)が80メートル79で勝ち、室伏広治(ミズノ)は79メートル93で6位。男子400メートル障害の為末大(大阪ガス)は49秒22で8位だった。《共同通信》

【この日の民主党】

千葉議員、あっせん利得法改正で与党案の修正求める

民主党・新緑風会の千葉景子議員は12日、参議院政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会で、あっせん利得処罰法改正案をめぐって質問に立ち、野党案・与党案それぞれのスタンスを質した。

千葉議員は、8日に同委員会で行われた参考人の意見陳述において与党案に批判が集中したことをふまえ、与党案発議者の保利耕輔議員(自民党)に修正検討の余地があるか質した。保利議員は「地方の私設秘書を処罰対象としないのは論理矛盾だとの指摘が参考人からあったが、それは与党案についての事前説明を参考人に徹底しなかったため。私どもの論理をおわかりいただけなかったのは残念だ」などとした。

一方、野党案の発議者である民主党の江田五月議員は、「行政への口利きこそが政治家の仕事とする日本政治の常識の転換をめざして本改正作業が進められるべき」との参考人の意見を取り上げ、「まさにその通りだ」と指摘した。宮路和明副厚労相による帝京大医学部受験での口利き問題についても言及し、「私たち(政治家)の社会は口利きが横行し、中央も地方もそれを尊重する政治家がいる」と指摘。法改正の必要性に改めて言及した。

江田議員は、現行法において改正すべき箇所は3点にしぼられるとして、処罰対象に私設秘書全般を含めること、現行法で犯罪の成立要件となっている「権限に基づく影響力の行使」を削除すること、第三者供与を処罰対象に含めることを挙げ、それらを盛り込んだ野党案への指示を呼びかけた。

渡辺議員、5増5減案の欠陥を指摘

衆議院政治倫理の確立および公職選挙法改正に関する特別委員会で12日、公職選挙法一部改正案(5増5減法案)をめぐる審議が行われ、民主党の渡辺周議員が質問に立った。

渡辺議員は、同法案によって衆議院小選挙区間の「一票の格差」が2倍を超える選挙区が現行の95から9に大幅に減少するものの依然として残ったことを取り上げ、「2倍以上のところをなくすために法案をつくったのに、結果として越えるところが出たのは法案の欠陥ではないか」などと質した。総務省の大竹選挙部長は、「2倍以上のところをすべてなくすか、選挙区の安定性か、という(選挙区画定審議会での)議論の末にこうなった」と答えた。

渡辺議員はまた、静岡県の自らの選挙区を例に挙げながら、「(区割りでは)鉄道や国道・県道が(同じ町の中で)途中で分断されるなど、ひどい。地域の声を本当に聞いたのか」と追及。大竹部長は、審議会で各都道府県知事などから話を聞いたとしながら、「選挙権の公正の確保という観点から止むを得なかった」と答えた。

4野党、宮路副厚労相の辞任要求で一致

民主党はじめ野党4党は、12日午後、国会内で幹事長・書記局長会談を開き、宮路副厚労相の辞任など4点で合意し、共闘を進めることとなった。

会談後の共同記者会見で民主党の菅直人幹事長は「宮路副大臣の辞任は当然で、参議院厚生労働委員会での冲永帝京大学総長と宮路副大臣の参考人招致を最優先で求める、住民基本台帳ネットワーク凍結法の成立を期す、公共企業に係る企業からの政治献金禁止法の成立に向け努力する、松岡、松下両議員の衆議院予算委員会などでの参考人または証人喚問を求める、の4点で合意した」と述べ、野党が協力して最終盤の国会に臨むことを明らかにした。

「与党議員も住基ネット凍結法案に賛成を」菅幹事長会見

民主党の菅直人幹事長は12日の定例の記者会見で、宮路副厚労相が帝京大学入試の口利きを行ったことを参議院厚生労働委員会で認めたことについて「二重、三重の意味で重大な問題だ。辞任は当然であり、単に辞任すれば良いということだけではなく、国会の場ですべてを説明すべきである」と厳しく非難。さらに「帝京大学の入学をめぐる巨額な寄付金が、結果的に日本の医療費の中から捻出されている。健保法や医療制度改革の観点からしても、徹底的に事実を解明をする」と強い口調で語った。

また菅幹事長は、この日野党4党で住基ネット凍結法案を提出したことについて、「すでに小渕元総理は個人情報保護法の制定なしでは住基ネットの稼動を行わないと国会で答弁していた。与党の中にも凍結を求める声がある。与党議員も勇気を持ってこの凍結法案に賛成してもらいたい」と述べた。

住基ネット凍結法案を野党4党で提出

民主党など野党4党は12日、8月5日に予定されている住基ネット(住民基本台帳ネットワークシステム)の運用開始を別に法律で定める日まで凍結することを内容とする法案を共同で衆議院に提出した。実施の前提である包括的な個人情報保護法制の整備がなされていないことが凍結法案提出の理由。4党は、今後、速やかに委員会審議を行うように与党に求めていくとしている。

住基ネットは、1999年に自自公連立与党が参議院の委員会採決を省略して本会議採決を行うなどの強引な手続きで成立させた改正住民基本台帳法によって導入が決まったもの。全国民に11桁の番号(住民票コード)を付番し、全国共通の本人確認情報として氏名・住所・性別・生年月日の4情報と番号を都道府県ネットワークと全国ネットワーク上に登録する。今年8月から国の行政機関等の窓口での各種申請手続き時にこのシステムを利用して本人確認を行うほか、来年8月からは全国のどこからでも住民票の交付を受けられるようになると総務省は説明している。

これに対して民主党など野党は当時、民間を含めた包括的な個人情報保護法がないなかで住基ネットを導入すれば、個人情報の大量流出や不正なデータの収集・蓄積をもたらす危険性が高く、プライバシーが危機にさらされるとして強く反対した。

当時の連立与党は、野党の強い反対をかわすため、法案を修正し、法律附則に「この法律の施行に当たっては、政府は、個人情報の保護に万全を期するため、速やかに、所要の措置を講ずるものとする」との一項を追加。当時の小渕首相も「これまでの国会審議を踏まえ、特に住民基本台帳ネットワークのシステムの実施にあたりましては、民間部門をも対象とした個人情報保護に関する法整備を含めたシステムを速やかに整えることが前提であると認識をいたしております」と答弁していた。《民主党ニュース》



7月12日 その日のできごと(何の日)