平成4866日目

2002/05/05

この日のできごと(何の日)

【 TBS・筋肉番付】収録中に2人重傷

横浜市青葉区緑山の「TBS緑山スタジオ」で5日夜、スポーツバラエティー番組「筋肉番付」の収録中、競技に参加していた大学1年の中国人男子留学生(19)(京都市左京区)と、大学3年の男子学生(20)(東京都墨田区)が、セットから転落するなどして首や背中などを打つ重傷を負っていたことが、6日わかった。

青葉署の調べやTBS広報部などによると、2人は発泡スチロール製の玉(直径1・8メートル、重さ約47キロ)を使った競技に参加。男子留学生は5日午後7時40分ごろ、幅約2・5メートル、水深約1・5メートルのプールを、玉を踏み台にして渡る競技「ロックバレー」の最中に足を滑らせ、約1・5メートル下のプールに転落した。また、男子学生は同9時半ごろ、「ロックアタック」という競技で、坂の上から転がってくる玉を受け止める際に転倒し、木製の斜面に体を打ち付けた。

収録には計32人の競技参加者がいたが、TBSは、2人目の男子学生がけがを負った段階で、収録を中止した。

「筋肉番付」は1995年から始まり、プロスポーツ選手らとともに一般参加者が番組独自の競技に挑む人気番組。事故が起きたのは、今回初めて取り入れられた「力島」という9種目からなる競技の3種目目と4種目目で、番組は18日の放送予定だが、この事故を受けて同競技の放送を取りやめる。

TBS広報部は「このような事故が起き残念。番組の安全対策や放送内容を再検討する」としている。《読売新聞》

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【プロ野球】

阪神4−3広島◇5日◇広島

阪神が貯金を今季最多の10とした。3点を追う阪神は五回に1点を返し、六回に坪井が1号ソロ。七回一死一、三塁から今岡の左前打で同点とし、さらに坪井の右前打で勝ち越した。

先発ムーアは7回3失点で4勝目。八回は福原、九回はバルデスが反撃を断った。広島は一回に3点を先行しながら5連敗。勝率は5割を切った。《共同通信》

巨人4−1横浜◇5日◇横浜

巨人が高橋尚の力投で8年ぶりに8連勝した。2勝目の高橋尚は緩急差を巧みに使い六回まで走者を許さない投球を展開。七回に初安打をきっかけに1点を失ったが八回まで投げ抜き河原につないだ。

打線は五回に阿部の二塁打で2点を先取。2−1の九回は清水の二塁打で決定的な2点を加えた。横浜は2度目の4連敗。三浦が8回2失点の好投も、貧打に泣いた。《共同通信》

【ネスレ】在庫コーヒーを再利用

インスタントコーヒーの国内最大手ネスレ日本(神戸市)が、倉庫などに保管しているコーヒーの在庫品を、一度溶かして製品に再利用していることが、5日、関係者の話で分かった。

同社では「法的に問題はない」としている。業界団体の「全日本コーヒー公正取引協議会」が定め、公正取引委員会が認可した競争規約にも製品の再利用に関しての規定はなく、表示も義務付けられていないが、同協議会では「社会的に問題とされれば、規約を変え、製品の再利用の表示をつけることも検討している」としている。

ネスレ社によると、再利用の工程は「リワーク(製品の再生)」と呼ばれ、工場や倉庫に保管されているインスタントコーヒーの在庫品を一度溶かし、生豆から作るコーヒー抽出液に混ぜて乾燥させ、新たに賞味期限をつけて出荷している。《共同通信》

【九州南西海域工作船事件】銃器など新たに回収

海上保安庁は5日、昨年末の不審船銃撃・沈没事件で東シナ海に沈んだ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に工作船とみられる船の潜水調査で、新たに銃器1丁と弾帯(連射用に銃弾を連結したもの)1個、複数の薬きょうを不審船付近の海底から回収した。

第十管区海上保安本部(鹿児島)の警備救難部長は「漁網などがある不審船甲板上での調査や回収作業は危険で実施が難しい」と述べた上で、海中での調査作業は予定通り6日に終了し、7日に現場を撤収する方針を示した。「重要な証拠が回収できており、有意義な調査だった」としている。

これまでに回収した銃器類は計4丁で、ロケット砲や自動小銃とみられるものが含まれていることも分かった。

十管本部は会見で、3日に回収した成人男性の遺体について、身長約170センチで、カーキ色の防寒ジャンパーと紺色の防寒ズボンを着けており、一部は白骨化していることなどを明らかにした。《共同通信》

【仏大統領選】シラク大統領再選

フランス大統領選の決選投票が5日行われ、保守政党、共和国連合(RPR)のシラク大統領(69)が極右、国民戦線(FN)のルペン党首(73)を大差で破って再選を決めた。任期は5年。

大統領は6日、4月21日の第1回投票で敗退した社会党のジョスパン首相(64)の辞表を受理。中道、自由民主党(DL)のジャンピエール・ラファラン元中小企業相(53)を新首相に任命した。新首相は保守・中道の選挙管理内閣の組閣に着手、7日も閣僚リストを発表する方針。各党は総選挙に向けて実質的選挙戦に突入する。

「反極右の国民総結集」を掲げたシラク大統領は、有権者の極右台頭に対する危機感を背景に、保守から左派まで支持を広げ、極右拡大の抑え込みに成功した。大統領は「フランスは共和国の価値を再確認した」と勝利宣言した。《共同通信》



5月5日 その日のできごと(何の日)