平成4859日目

2002/04/28

この日のできごと(何の日)

【衆参補選、徳島県知事選】自民は1勝2敗

小泉政権の今後を占う注目の3つの選挙が28日投開票され、衆院和歌山2区補選は自民党公認で公明、保守両党推薦の石田真敏氏(50)が接戦を制したものの、参院新潟選挙区補選は民主、自由、社民各党など推薦の無所属の黒岩宇洋氏(35)が大差で自民党候補を、徳島県知事選も民主、共産、社民各党推薦の無所属の大田正氏(58)が自民党支援候補を破り自民党の1勝2敗に終わった。

小泉純一郎首相にとって国政選挙で初の敗北。春の大型選挙で負け越したことは、構造改革路線の源泉だった「小泉人気」の陰りを裏付け、痛手となった。

「政治とカネ」をめぐる一連の不祥事で、政権与党への政治不信が渦巻いていることも実証した。野党は保守地盤の強い3選挙で与党相手に勝ち越したことを弾みに対決姿勢を一層強める構えで、今後の政権運営への影響は必至だ。《共同通信》

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【ダイエー・寺原隼人投手】プロ初勝利

オリックス1−3ダイエー◇28日◇福岡ドーム

新人の寺原が2度目の先発でプロ初勝利を挙げた。140キロ台後半の速球に変化球を交え、7奪三振。四回まで走者をひとりも許さなかった。五回以降は疲れも出たが、六回までを3安打無失点と力投。

打線は三回、バルデスの8号ソロで先制。七回にもバルデスの右前打などで2点を加えた。オリックスは八回に高見沢の適時二塁打で1点を返しただけ。《共同通信》

【ヤクルト・高津臣吾投手】通算200セーブ達成

ヤクルト3−1阪神◇28日◇甲子園

ヤクルトは二回二死二、三塁から城石の左中間二塁打で2点を先制。1点差で迎えた五回は一死三塁から、真中の三ゴロで走者の三木が判断よく本塁に突っ込み1点を加えた。

今季初登板で初勝利の前田は制球がよく、変化球をコーナーに集めた。抑えの高津がプロ野球史上2人目の通算200セーブ。初セーブは1993年5月2日の巨人3回戦。

阪神はホワイトの犠打による1点だけで2連敗。ムーアの開幕からの連勝も3で止まった。《共同通信》

【小泉純一郎首相】ベトナム・ルオン大統領と会談

ベトナム訪問中の小泉純一郎首相は28日午前、ハノイ市内の大統領府でチャン・ドク・ルオン大統領と会談した。

両首脳は来年が日本・ベトナム国交樹立30年に当たり、「日・ASEAN(東南アジア諸国連合)交流年」としていることから、交流年を成功させ、政治、経済、文化などあらゆる分野で両国間の交流を促進していくことを確認した。

大統領はベトナムが取り組む改革開放路線「ドイモイ」(刷新)について「すべての国民の生活環境を良くするために取り組んでいる」と強調した。

首相はドイモイを評価した上で「この一年間『構造改革なくして成長なし』として取り組んできたが、ドイモイはこれに通じる。私もミスター・ドイモイと呼ばれるように頑張りたい」と構造改革を一層進める考えを強調した。

大統領は国家元首で共産党内の序列は2位。

小泉首相は28日夜、ベトナム訪問を終え、インドネシアのデンパサールに政府専用機で到着した。29日にデンパサールから東ティモールを訪問する。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、ドジャースの石井投手は28日、シカゴで行われたカブス戦に先発。7回を3安打、1失点、8奪三振と力投し、開幕から無傷の5勝目を挙げた。

エクスポズの大家投手はカージナルス戦に先発。7回1/3を7安打、2失点、7奪三振と好投し、3勝目(2敗)。

レンジャーズの伊良部投手はインディアンス戦の九回に登板。1安打、無失点で2−1のリードを守りきり、5セーブ目(2敗)を挙げた。

左ひざを負傷しているマリナーズのイチロー外野手はヤンキース戦の九回に代打で出場し、空振り三振。

ジャイアンツの新庄外野手はレッズ戦で3打数1安打だった。ブルワーズの野村投手はメッツ戦で八回に4番手で登板。2点本塁打を許し、1/3回で1安打、2失点。《共同通信》

【ルー・テーズさん】死去

力道山らと熱戦を演じ、日本にもファンの多かった米国人プロレスラーのルー・テーズさんが28日、米フロリダ州オーランドの病院で死去した。86歳。

オーランドの地元紙「オーランド・センチネル」(電子版)などによると、4月に入って心臓の手術を受け、入院していたという。

テーズさんはハンガリー系でミズーリ州生まれ。1937年に21歳の若さで世界チャンピオンとなり、得意技は“岩石落とし”と呼ばれたバックドロップ。全盛期には936連勝を記録するなど、「鉄人」の異名を取った。

57年には日本のプロレスの生みの親、力道山との世界タイトルマッチのために来日し、社会的な関心を集めた。その後もたびたび来日し、ジャイアント馬場、アントニオ猪木らとも対戦するなど、70歳代までリングに上がった。《共同通信》

【この日の民主党】

参院新潟補選、徳島県知事選で民主推薦候補が勝利

4月28日に投開票が行われた参議院新潟県選挙区補欠選挙、衆議院和歌山県第2区補欠選挙、徳島県知事選挙の「トリプル選挙」で、民主党など野党推薦の候補が新潟と徳島で勝利を収め、2勝1敗の結果となった。

選挙結果を受けて民主党の鳩山代表は「この選挙結果はまさに今後の政局を転換させる重大な意義を持つもの。国民の小泉内閣に対する痛烈な審判を踏まえて、民主党は、後半国会の重大な焦点となる有事法制や個人情報保護法案などの審議を通じて小泉内閣と厳しく対峙、一刻も早い解散・総選挙を強く求める」などとする談話を発表した。

■参院新潟補選、黒岩候補が20万票差で圧勝

参議院新潟選挙区補欠選挙では、野党の民主、自由、社民、無所属の会、みどりの会議と連合や市民団体が推薦した新人の黒岩宇洋氏が、自民党の候補者におよそ20万票の大差をつけて圧勝した。黒岩候補の得票数は都市部だけではなく、従来自民党が強かった郡部でも自民党候補を上回り、小泉政権に対する批判の強さが顕著に表れた。

黒岩氏は「ここにいる皆さんの力があって当選することができた。この新潟の勝利を政権交代の第一歩にしたい」と話し、また「福祉の現場にいたので、安心できる社会を創り、国民に理解してもらえる政治をしていきたい」とこれからの抱負を熱く語った。

民主党新潟県連の筒井信隆代表は、「一対一のこの戦いに勝たせてもらった意義は非常に大きい。市民型選挙と、自民党の旧態依然とした癒着型選挙の差がこのような結果になった」と選挙戦を振り返った。

■徳島県知事選、汚職政治一掃掲げた大田候補が勝利

汚職事件で逮捕・起訴された円藤前知事の辞職に伴う徳島県知事選挙では、民主、社民、共産の3党が推薦した大田正候補が、自民、自由の支援を受けた河内順子候補らを下し、初当選した。

大田候補は、「勝手連県民ネットワーク」を中心に選挙戦を展開。政官業癒着の根絶、公共事業改革などを訴えて、無党派層から幅広い支持を集めた。当選を決めた大田氏は「県民のみなさんが、利権政治を一掃したいという思いで一票を投じてくれた。県政の立て直しに命をかけて取り組みたい」と語った。また、国の吉野川第十堰可動堰化計画について、完全中止を求める意向も明らかにした。

■衆院和歌山2区補選は届かず

衆院和歌山2区補選では、民主党など野党3党推薦の無所属新人・岸本健氏が、地元の紀の川沿いや菅幹事長が遊説入りした橋本市などでは優位な闘いを進めたが、当選した石田候補と1万1千票差の約6万票にとどまった。

民主党和歌山県連の田上武代表は、「短期間だったが、鳩山代表が3回、菅幹事長が2回入るなど、民主党本部が全力を集中して取り組んだことに地元も大変感謝している。 残念だったのは、紀の川沿い以外に広がりを作るには十分な時間がなかったこと。今後はどのようにして都市部にしっかりした態勢を作って行くかが課題だ」と今後の闘いへの教訓を語った。《民主党ニュース》

【ルー・テーズさん】死去

力道山らとの熱戦を演じ、日本にもファンの多かった米国人レスラーのルー・テーズさんが28日、米フロリダ州オーランドの病院で死去した。86歳。オーランドの地元紙「オーランド・センチネル」(電子版)によると、4月に入って心臓の手術を受け、入院していたという。《共同通信》



4月28日 その日のできごと(何の日)