平成4858日目

2002/04/27

この日のできごと(何の日)

【小泉純一郎首相】ベトナム訪問

小泉純一郎首相は27日午後、東南アジアとオセアニア歴訪の最初の訪間国であるベトナム・ハノイ市内の首相府でファン・バン・カイ首相と会談した。

この中で両首脳は、今年3月から始まった日・越投資協定本交渉について、年内の署名を目指して協議を促進することで一致した。

また、小泉首相が日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)などとの包括的な連携強化を目指した「東アジア拡大コミュニティー」構想を提案したのに対し、カイ首相は「全面支持する」と述べた。《時事通信》

4月27日のできごと(何の日)【小泉純一郎首相】ベトナム首脳と会談
https://www.kantei.go.jp/

小泉純一郎首相は27日、ベトナムのハノイへ向かう政府専用機内で同行記者団と懇談し、今回の外遊の意義について「日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)、オーストラリア、ニュージーランドは、東アジア拡大コミュニティーの一員として、信頼協力関係を発展させていきたい」と述べ、各国と包括的な連携を強化したいとの考えを強調した。また、地球温暖化防止のための京都議定書問題について豪州に早期批准を働き掛ける考えを示した。

首相の靖国神社参拝に中韓両国などアジアの一部から反発が出ていることについては「一つの問題で意見が違ったからといって、全体の大きな相互依存関係、互恵の観念が損なわれるものではない。そういう立場で各国との友好協力関係を発展させたい」と述べ、説明すれば理解が得られるとの認識を示した。《時事通信》

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【石川県金沢市】「めいてつエムザ」オープン

金沢名鉄丸越百貨店(金沢市)は27日、店名を「めいてつエムザ」に変更し、新装オープンした。同市武蔵地区の中核をなす店舗として売り場面積拡大や新ブランド導入で集客力を高め、中心商店街の魅力アップに取り組む。

スカイプラザ、ニュースカイプラザを一体化する今回の改装で売り場面積は1.5倍に拡大。ヤングカジュアルを中心に婦人衣料などを強化した。「コムサストア」「無印良品」など大型ショップも導入しており、約1000人が開店待ちの列をつくった。

開店に先立って行われたセレモニーでは、大竹洋太郎社長が「武蔵に一つの明かりをともし、さらに大きな明かりになるよう努力したい」とあいさつし、新装開業が武蔵地区再生の起爆剤になることに期待を寄せた。《北國新聞》

【Jリーグ・ナビスコ杯】

Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ予選リーグ第1日(27日・鹿児島県立鴨池陸上競技場ほか=8試合)日本代表入りを狙う名波、中山らを擁するA組の磐田が5−1で仙台に圧勝、好スタートを切った。C組で前回覇者の横浜Mは、中村、奥ら日本代表組を欠く布陣で市原に0−2で敗れた。森岡、三都主らが不在のB組の清水もF東京に0−3で完敗した。《共同通信》

【新・首相官邸】引っ越し開始

約73年ぶりに新築された新首相官邸への引っ越し作業が27日、始まった。小泉純一郎首相がベトナムやオーストラリアなどの歴訪に出発、官邸サイドは首相の留守中に引っ越しを完了させたい考えだ。

午前9時すぎに、外遊に向かう首相を乗せた公用車が旧首相官邸を離れると、入れ替わりで引越し業者のトラックが続々と旧官邸前庭に到着。青い服を着た作業員数十人が、荷物が納められたケースなどを次々と運び出した。《共同通信》

【韓国大統領選】与党候補に盧武鉉氏

韓国の与党、新千年民主党(民主党)は27日、ソウルで韓国大統領選に向けた最後の公認候補選を行い、盧武鉉・常任顧問(55)が大統領候補に選出された。野党ハンナラ党は李会昌・前総裁が公認候補選で独走。故朴正熙大統領の長女の朴槿恵議員も結成準備を進めている新党から立候補する可能性があり、12月実施の大統領選は三者対決の様相をみせている。

盧氏は選出後のあいさつで「不信と分裂の時代を超え、改革と統合の時代をつくる」と述べ、政治改革実行を強調した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、マリナーズの佐々木投手は27日、シアトルのヤンキース戦の九回に登板。1安打、無失点で7セーブ目(1勝)を挙げた。試合は八回にそれまで無安打だったマリナーズが1安打で決勝点を奪い、1−0で勝った。前日の試合で左ひざを負傷したイチロー外野手は欠場した。

レンジャーズの伊良部投手はインディアンス戦の九回に登板。1回を無失点に抑えて4−2のリードを守り切り、今季4セーブ目(2敗)を挙げた。伊良部は失策と四球などで二死二、三塁と同点のピンチを背負ったが、最後の打者を空振り三振として切り抜けた。

ジャイアンツの新庄外野手はレッズ戦に「7番・中堅」で出場し、4打数無安打。打率は2割1分4厘。

エクスポズの吉井投手はカージナルス戦の五回途中に2番手として登板し、3回を2安打1失点。勝敗には関係なかった。《共同通信》

【この日の民主党】

第73回メーデー中央式典で鳩山代表が連帯挨拶

27日、東京・代々木公園で連合主催の第73回メーデー中央大会が開かれ、約10万人が参加(主催者発表)。式典では民主党の鳩山由紀夫代表も来賓として挨拶し、「小泉内閣を一刻も早く打倒しよう」と呼びかけた。

厳しい経済・雇用状況の中で「首切りNO! 仕事よこせ! 暮らしに安心! 日本に元気!」を掲げて行われた今年のメーデー中央大会の式典には、政府代表の坂口厚生労働相のほか、民主、社民、自由の各党代表、さらにNPO・NGOも初めて参加した。

政党からの来賓あいさつのトップとして登壇した民主党の鳩山代表は、まず「今年中に政権交代を実現する」と力強く決意を表明し、会場の労働者たちから大きな拍手を受けた。

鳩山代表は、政府与党が成立させようとしている人権擁護法案、個人情報保護法案、有事法制などについて、「国家の力を強くしていく方向で、私たちが目指す市民中心の政策とは反するものだ」と批判。さらに、昨年のメーデー式典で小泉首相が「私が首相になったことは政権交代と同じ」などと発言したことを引きながら、「政権交代どころではない。小泉政権は、すべての問題について、内容を官僚と抵抗勢力まかせにしている典型的な自民党政権だ」と喝破し、「一刻も早く打倒しなければならない」と明快に述べた。

鳩山代表は最後に、翌28日に投票日を迎える新潟、和歌山の両補選、徳島県知事選の「トリプル選挙」への支援を呼びかけ、「日本を市民・国民の手に取り戻す運動に参加しよう」と訴えて発言を締めくくった。

メーデー中央式典には、民主党から、高嶋良充参院議員、城島正光衆院議員、海江田万里衆院議員、鈴木寛参院議員らも参加した。

第73回メーデーアピール
民主党代表 鳩山由紀夫

第73回メーデーに参加されている皆さん、全国の働く仲間の皆さん、メーデーを祝し、民主党を代表して私鳩山由紀夫から激励と共闘の挨拶を申し上げます。

今春季生活闘争にも明らかなとおり、わが国の経済には一向に改善の兆しが見られず、大型企業倒産・大量失業の続発など、まさに危機的な状況にあります。働く皆さんの生活そのものが脅かされている現状をいかにして打開するか、今ほど政治の役割が問われている時もありません。

しかし、この1年の間、小泉政権は「経済無策」そのものでした。「改革」のお題目を唱えるだけでは、日本の経済・社会は何一つ良い方向には向かいません。小泉総理自身が、まるで他人事のような姿勢をとり続ける一方、自公保三党は自らの既得権益を守るために日々奔走し、政官業の癒着の構造は強まりこそすれ弱まるところがありません。

民主党は、他の野党とともに、雇用の場の確保などセーフティネットの強化を含む予算の組み替えを求めましたが、自公保三党はこれに見向きもしませんでした。一方では、小手先の医療制度「改悪」を進めて、働く者に負担増のみを押しつけようとしています。

こうした国民の暮らしをないがしろにする政治をこれ以上続けさせるわけにはいきません。また今ほど国民の皆さんの政治不信、とりわけ、いわゆる「政治とカネ」について疑問が高まっている時もありません。

民主党は、働く皆さんとともに、小泉・自公保連立政権を打倒し、暮らしに責任をもつ新しい政権の実現のため、全力を尽くす決意です。

第73回メーデー、万歳。

欧州委員会委員長と鳩山代表らが懇談

27日、来日しているEU(欧州連合)欧州委員会のロマーノ・プロディ委員長と民主党幹部とが朝食懇談会を行い、中東紛争、日・欧の政治情勢などについて意見を交換した。

懇談会では、まず鳩山由紀夫代表が、前日のプロディ委員長の衆議院演説における「軍事的解決は根本的解決にはならない」という中東紛争への見解に賛同を表明。また日本政府の対応について「米国に気兼ねをして、イスラエルに率直に発言できていない」と批判した。プロディ委員長は、紛争解決のあり方について、「すべてのパレスチナ人、イスラエル人が納得する合意でなければ成り立たない」と述べた。

さらに、菅直人幹事長が「米国の立場は、イスラエルよりに偏っているのではないか」と質したのに対し、プロディ委員長は「一方に偏った解決はよくない。テロを衰亡させるには、それが悪だとパレスチナにも分かってもらわなければいけないのだから」と述べ、5月2日に予定されているブッシュ米大統領との会談で一極的な対応に強い懸念を伝える意向を示した。

また、民主党として、広島で中東和平会議を開催するという提案を双方に伝えるために首藤信彦議員を中東に派遣したと紹介すると、プロディ委員長は「いいアイデアだ」と評価した。

欧州の政治情勢をめぐっては、鳩山代表がフランス大統領選で極右政党代表のルペン氏が決選投票に進出したことの背景などについて質問。プロディ委員長は「ルペンは、前回の大統領選の得票率に1%上乗せしただけなのに、候補者が乱立していたために勝ち進んだ。あのくらいの反ヨーロッパイズムはいつも存在する。誤解しないように」と述べた。

懇談会には、欧州委員会からプロディ委員長ほか、ユールヨーゲンセン駐日代表部大使ら5名が出席。民主党からは鳩山代表、菅幹事長のほか、羽田孜特別代表、伊藤英成ネクストキャビネット外務・安全保障大臣、池田元久国際局長、島聡欧州政策検討PT事務局長が出席した。《民主党ニュース》



4月27日 その日のできごと(何の日)