平成4725日目
2001/12/15
この日のできごと(何の日)
【星野仙一氏】阪神監督に就任決定
「燃える男」が不振に苦しむ伝統チームの復活に乗り出す。前中日監督の星野仙一氏(54)が15日、阪神と2度目の監督就任交渉を行い、「助けてと言われて、助けないと悔いが残る」と、阪神の再建を語った。
阪神は4年連続最下位と低迷し、さらに野村克也前監督が夫人の逮捕で引責辞任。異常事態に見舞われた球団は熱血漢の大物監督を後任に決め、17日にも正式発表する。
同氏はこの日、名古屋市内のホテルで阪神の野崎勝義球団社長らと2度目の監督就任交渉を行い、受諾の意向を明らかにした。契約年数は球団側が複数年を提示したが、星野氏の希望で1年契約となった。背番号も中日監督時代と同じ「77」に決まった。
今季まで中日一筋に活躍しながら、新たなユニホームにそでを通す星野氏は「譲るべきところは譲りましたし、主張すべきところは主張した。心は決まっています」と語った。
現役時代の星野氏は1969年、明大からドラフト1位で中日に入団し、通算14年間で146勝121敗34セーブをマーク。87年から91年、96年からことしまでは監督として中日を率い、88年、99年にリーグ制覇した。
来季から指揮を執ることになった阪神では、プロ入り同期で親友でもある田淵幸一氏(野球評論家)をコーチとして招き、4年連続最下位と低迷するチームの再建に着手する。
阪神は6日未明に野村克也監督が夫人の脱税事件で辞任。球団は12月に監督不在という異常事態の収拾に努め、星野氏にチームを託すことになった。《共同通信》
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【ボクシング】WBAヘビー級タイトルマッチ
世界ボクシング協会(WBA)ヘビー級タイトルマッチ12回戦は15日、米コネティカット州マシュンタケットで行われ、チャンピオンのジョン・ルイス(米国)が前王者イベンダー・ホリフィールド(米国)と引き分け、タイトル初防衛を果たした。ホリフィールドは5度目の同級王座獲得はならなかった。
前半は互いにクリンチが多く一進一退。ホリフィールドが8、9回と優位に立ったが、ルイスも10、11回と反撃した。12回は疲れで動きが止まった王者を挑戦者が攻めきれず、3人のジャッジは両者を1人ずつが支持し、1人が引き分けでドローとなった。《共同通信》
【自民党・野中広務元幹事長】小泉首相の経済政策に危機感
自民党の野中広務元幹事長は15日午後、神奈川県開成町で講演し、日本経済の現状に関連して「来週あたりからわが国の金融問題が大きな動きにならなければいいが」と金融システムが重大な事態に陥る可能性に言及し、小泉純一郎首相の経済政策に強い危機感を表明した。
野中氏は「深刻なのは何といっても今、金融問題だ。そこに(政府の)危機管理が及んでいない。ほかの事情にとらわれて道を謝らないようにしなければならない」と指摘。さらに「改革してはならないもの、きちっと守るべきものは守っていかなければならない」と首相の改革路線をけん制し、「米国の経済市場原理だけで考えている学者がいる」と竹中平蔵経済財政担当相を暗に批判した。《共同通信》
【人間の安全保障国際シンポジウム】
人間の生存、尊厳に対する脅威への対応策を探る「人間の安全保障国際シンポジウム」(外務省主催)が15日、都内のホテルで開かれ、人間の安全保障が今後の国際関係の重要な概念になるとして、国際社会が手を携えてテロなど多様化した脅威に立ち向かっていく必要性をアピールした。
緒方貞子前国連難民高等弁務官は、アフガニスタンの復興には「アフガン人自身が国造りに取り組み、国際社会が支える姿勢が重要」と指摘。さらに「景気後退と政府開発援助(ODA)は関係ない。景気後退でODAをやめるのはめちゃくちゃな状況をつくる」と述べ、予算の削減を決めた日本政府に注文を付けた。
ブラヒミ国連アフガニスタン特別代表は「自分の仕事の多くは日本などの支援にかかっている」とのメッセージを出席者を通じて伝えた。
小泉純一郎首相は開会のあいさつで「紛争、貧困などさまざまな要因がテロを助長する温床をつくり出す危険性にも目を向ける必要がある」と指摘。田中真紀子外相も「紛争など人間に対する脅威を取り除くことがテロ根絶につながる」と強調した。《共同通信》
【小泉純一郎首相】オペラ鑑賞
小泉純一郎首相は15日午後、東京・本町の新国立劇場でベルディのオペラ「ドン・カルロ」を鑑賞した。オペラファンの首相が劇場鑑賞に出かけたのは6月以来。およそ4時間にわたり、久しぶりの自由時間を堪能し、外遊や特殊法人改革でたまった疲れをいやした。首相は閉幕後、記者団に「世界でもこれだけいいのは見れない。素晴らしい舞台だった。感激した」と満足そうだった。《共同通信》
【民主党・鳩山由紀夫代表】対決姿勢を強調
民主党の鳩山由紀夫代表は15日、福岡市内で街頭演説し、小泉純一郎首相の進める改革について「口だけで内容がともなっていない」と述べ、小泉首相の改革に期待を示す従来の姿勢から、対決姿勢を強める方向に転換する考えを示した。
◇
民主党の鳩山由紀夫代表は15日午後、福岡市天神の繁華街でアフガニスタン難民支援の募金活動のため街頭に立ち、「テロ撲滅とあわせてテロで厳しい環境に置かれた難民の支援が必要だ」と訴えた。その後、鳩山氏は、アフガンで医療支援などをしている「ペシャワール会」の福岡市の本部を訪れ、民主党が10月以降集めた募金の中から1000万円の目録と、この日集めた約3万円を寄付した。《共同通信》
【この日の民主党】
鳩山代表がアフガン支援募金活動で福岡入り
民主党の鳩山由紀夫代表は15日、福岡入りし、福岡市天神の繁華街で街頭で自ら募金箱を手にしながら、アフガニスタン難民支援募金活動を行った。仙谷由人衆議院議員、岩本司参議院議員、地元議員らも参加、「テロ撲滅とあわせてテロで厳しい環境に置かれた難民の支援が必要だ」と切々と訴えた。
この後、鳩山代表らは同市内にある「ペシャワール会」の本部を訪問。民主党がこれまで全国で行ってきた募金の中から1000万円の目録と、この日福岡で集めた31582円を、全国の方々の思いとともに託した。
教育をテーマに女性のための政治スクール第8期が開講
93年にスタートし、今年で第8期目を迎える「女性のための政治スクール」(加藤シズエ名誉校長・事務局長=円より子参議院議員)の開講式と第1回講義が15日、東京・麹町の会場で行われた。
受講生は北は北海道から南は鹿児島県まで50人。これまでは超党派で運営されてきたが、今回から民主党からの委託生も参加している。最初に細川佳代子副校長(細川護煕元首相夫人)が「こんな時期に志を持つ皆さんは立派だ。自分を見つめる1年間にして、未来のための活躍を期待している」と歓迎の挨拶。続いて、円より子事務局長が、「感受性を磨くだけでなく、歴史や古典をしっかりと学んで物事を正しく判断する力を身につけてほしい」と激励した。
続いて、参加者一人ひとりが自己紹介を兼ねて、年間テーマになる「教育」について1分間スピーチ。時間厳守の中、それぞれの参加者が率直な気持ちや日頃感じていることなどに熱弁をふるった。
後半は福島県三春町が公募した教育長に国立大学教授から転身した前田昌徹さんが講演。三春町の学校教育の先進的な取り組みを紹介しながら、子どもの学力問題や、文部省中心の画一的教育の弊害など、現場の視点からの教育論を熱く語った。《民主党ニュース》