平成4684日目
2001/11/04
この日のできごと(何の日)
【米・ラムズフェルド国防長官】パキスタン訪問
ロシア、中央アジアを歴訪したラムズフェルド米国防長官は4日、パキスタンを訪問し、首都イスラマバードでムシャラフ大統領やパキスタン軍首脳と会談した。
国営パキスタン通信によると、長官はムシャラフ大統領との会談後の会見で「ラマダン(断食月)中も空爆を続けざるを得ない」と述べ、アフガニスタンへの攻撃を継続する意志を表明した。しかし長官は、ムシャラフ大統領がラマダン中の軍事作戦に強い懸念を示したことも明らかにした。
長官は、数千人が犠牲になる新たなテロの脅威が存在すると言明した。長官と大統領は、タリバン政権後のアフガニスタン新政権樹立についても協議した。
一方、ロイター通信によると、会談後長官は記者団に、米軍の4週間にわたる空爆を受けて「タリバンは既に政権としての機能を失っている」と述べ、タリバン政権が崩壊しつつあるとの見方を示した。現在、タリバンの軍事力は分断されているとも述べた。
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【第14回東京国際映画祭】
第14回東京国際映画祭の各賞の発表授賞式が4日、東京・渋谷のBunkamuraで行われた。コンペティション部門の最優秀作品賞「東京グランプリ」(賞金500万円)にジェルジ・ジュヴァニ監督(アルバニア)の「スローガン」を選び、9日間の日程を終えた。《共同通信》
【スピードスケート・全日本距離別選手権】最終日
スピードスケートの全日本距離別選手権最終日は4日、長野市のエムウエーブでワールドカップ(W杯)前半戦の派遣選手選考会を兼ねて行われ、女子1500メートルはソルトレークシティー五輪の同種目代表に内定している田畑真紀(富士急)が2分0秒07で優勝、前日の1000メートル、3000メートルと合わせ3種目を制した。女子500メートル2回目は、21歳の大菅小百合(三協精機)が38秒88で、昨季の世界スプリント選手権銀メダルの三宮恵利子(富士急)を2日連続で破り初優勝。日本記録保持者で長野五輪銅メダルの岡崎朋美(富士急)は7位に終わった。
男子500メートル2回目は武田豊樹(SHI)が35秒87で前日に続き1位となり、ベテランの堀井学(PJMジャパン)を抑えた。同1500メートルは元世界記録保持者の野明弘幸(長野県体協)が、前日の1000メートルに続いて優勝した。《共同通信》
【扇千景国交相】羽田空港の保安警備態勢を視察
扇千景国土交通相は4日、羽田空港にハイジャック・テロ防止対策のために設置されている手荷物エックス線検査装置など、保安警備態勢を視察した。
同相が沖縄観光振興会議出席のため、那覇行きの全日空機に搭乗する前に行われた。扇国交相は自分のバッグを検査装置に通し、内部が映るモニター画面に見入ったり、金属探知機を使った身体検査について係員から説明を受けた。
米中枢テロ直後、全国の空港では3段階あるうち最も厳しい「フェーズE(非常態勢)」の保安警備が行われており、羽田でも空港係員や警備員を増員するなどの措置がとられている。
視察後「エックス線検査がとても精密に行えるのを初めて見た。国もさらに精巧な検査装置導入を進めており、より安心して飛行機に乗れるよう旅客も空港での検査に協力してほしい」と話していた。《共同通信》
【小泉純一郎首相】ブルネイ入り
小泉純一郎首相は4日夜、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓3カ国の首脳会議などに出席するため、政府専用機でブルネイ国際空港に到着した。首相は全体会議に先立ち5日午前中に朱鎔基中国首相、金大中韓国大統領との日中韓3カ国首脳会談を行う。《共同通信》
【ASEAN】「反テロ共同行動宣言」を採択
東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国首脳は4日、ブルネイの首都バンダルスリブガワンで夕食会を開き、ASEANとしてテロ撲滅への取り組み強化を表明する「反テロ共同行動宣言」を採択した。
宣言は米中枢同時テロを含むすべてのテロを強い言葉で非難。ASEANの関係閣僚が中心となり「テロ組織の活動や資金の流れに関する情報交換を強化」すると同時に、「テロ活動に対する捜査能力を開発するプログラムを構築する」としている。
「テロを宗教や民族と結び付けるいかなる企ても拒否する」と述べ、イスラムの「聖戦」としてテロを正当化する動きを明白に否定しているのが特徴。
世界最多のイスラム教徒を抱えるインドネシアや、イスラム教徒が6割を占めるマレーシアでは、米軍主体のアフガニスタン攻撃をきっかけにイスラム強硬派の抗議行動が激化。フィリピンで、は、イスラム原理主義過激派によるテロや外国人誘拐などが頻発し、政府軍との内戦が続いている。各国の政情不安は外資の流出や通貨安の原因にもなっており、対策が迫られていた。
宣言は当初、5日の首脳会議での採択が予定されていたが、会議筋によると、域内の経済格差解消など経済課題に多くの時間を割きたいとの首脳らの意向で、一日早い夕食会での採択となった。《共同通信》
【 MLBワールドシリーズ】ダイヤモンドバックスが初制覇
米大リーグの王者を決めるワールドシリーズ、ダイヤモンドバックス(ナ・リーグ)−ヤンキース(ア・リーグ)の最終第7戦は4日、フェニックスで行われ、ダイヤモンドバックスが九回に3−2で劇的なサヨナラ勝ちを収めて対戦成績を4勝3敗とし、史上最短となる球団創設4年目で王座に就いた。最優秀選手には、ダイヤモンドバックスのシリング、ジョンソンの両投手が選ばれた。ヤンキースは4連覇を逃した。
試合は六回、ダイヤモンドバックスが先制。七回に追い付かれ、八回に1点をリードされたが、九回にウォーマックが同点適時打。さらに一死満塁からゴンザレスが左前に落とした。投げてはエース右腕シリングが第4戦に続き中3日で先発。七回に同点打を許し、八回にはソロ本塁打を浴びてこの回一死で降板した。バティスタから前日に勝利投手となった左腕エース、ジョンソンへの継投が成功した。ジョンソンは今シリーズ3勝目。
ヤンキースはエース右腕クレメンスが6回3分の1を1失点と粘ったが、最後に頼みのリベラが打たれて負け投手となった。《時事通信》