平成4683日目
2001/11/03
この日のできごと(何の日)
【田中真紀子外相】秘書官が辞意
田中真紀子外相の上月豊久秘書官が、野上義二外務事務次官に対し、秘書官を辞任したいとの意向を伝えていたことが3日明らかになった。外相と外務省事務方との対立に加え、外相が指輪をなくしてハラジ・イラン外相との会談に遅刻した際には外相から泥棒呼ばわりされ、心労が重なったためとみられる。
上月氏の進退について、野上次官、小町恭士官房長らが5日に協議するが、外相は3日の記者会見で、秘書官の不注意で不祥事などの情報が漏れたことを理由に「外務省が交代させようとしている」と食い違う見方を示しており、交代は認めない考えで、すぐに決着がつくかは微妙だ。《共同通信》
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田中真紀子外相の上月豊久秘書官(課長級)が外相に辞意を伝えていたことが3日、明らかになった。1日に外相の指輪が紛失した際、「泥棒扱い」されたことが直接の原因とみられる。外務官僚との関係悪化はほとんど修復不可能の状態で、外相はさらに厳しい立場に追い込まれそうだ。
8月に秘書官に就任した上月氏は、11月2日に外相に直接「大臣の信頼を失ったので、これ以上秘書官は続けられない」と申し入れた。しかし、外相は受け入れなかったという。
同省関係者によると、外相は1日のイラン外相との会談前に「指輪がなくなった」と騒ぎ出し、上月秘書官を泥棒呼ばわりした。上月氏は指輪を買いに行かされ、自身のクレジットカードで15万円の指輪を購入。外相は気に入らず、上月氏をしかり付けたという。この騒ぎで外相は会談に30分以上遅刻するという失態を演じた。《共同通信》
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【佐々木朗希さん】誕生日
【スピードスケート・全日本距離別選手権】第1日
スピードスケートの今季開幕戦、全日本距離別選手権第1日はワールドカップ(W杯)前半戦の派遣選手選考会を兼ねて3日、長野市のエムウエーブで行われ、ソルトレークシティー五輪の女子1500メートル代表に内定している田畑真紀(富士急)が、3000メートルで4分9秒60の大会新を出し3連覇、1000メートルも短距離陣を抑えて優勝した。
女子1000メートルでの五輪出場が内定している三宮恵利子(富士急)は、最終ラップを全力で滑らず7位にとどまった。同500メートルの1回目は大菅小百合(三協精機)が1位。長野五輪銅メダルの岡崎朋美(富士急)は7位と出遅れた。
男子1000メートルは、野明弘幸(長野県体協)が1分11秒03の大会新で制し、500メートル1回目は武田豊樹(SHI)が1位となった。同5000メートルは白幡圭史(コクド)が6分36秒00の大会新で、3年連続で優勝した。
男子500メートルの世界記録保持者、清水宏保(NEC)は腰痛を理由に大会を欠場した。
【J1】第2ステージ第12節
Jリーグ1部(J1)第2ステージ第12節(3日・東京スタジアムほか=8試合)金沢市の石川県陸上競技場でガンバ大阪−サンフレッチェ広島が行われたほか、各地で熱戦が繰り広げられ、雨の中の激闘となった金沢では広島が2−1の逆転でG大阪を下した。年間順位で最下位のC大阪がF東京に2−5で敗れ、2部(J2)降格が決まった。鹿島は、中田のVゴールで横浜Mに2−1で競り勝ち、勝ち点6で首位を守った。2位の磐田も、中山のゴールで福岡との延長戦を制し、勝ち点3差。第2ステージの優勝争いは鹿島、磐田の2チームに絞られた。《北國新聞》
【自民党・加藤紘一元幹事長】小泉改革「具体的議論の段階に」
自民党の加藤紘一元幹事長は3日、山形県鶴岡市での講演で、小泉純一郎首相が進める改革の現状について「非常に難しいところにある。スローガンだけでなく、政策内容を具体的に協議する段階にきている」と述べた。
悪化する景気や雇用の問題では「国債発行額を32兆、33兆と増やしても問題は解決しない。ちょっと公共事業を増やしたり、日銀が量的緩和を進めても同じ」として、国債30兆円枠の突破に否定的な考えを示した。《共同通信》
【パキスタン・ムシャラフ大統領】与党幹事長と会談
パキスタン訪問中の自民党の山崎拓幹事長ら与党3党幹事長は3日午前、イスラマバードでムシャラフ大統領と約1時間半、会談した。
大統領は、パキスタン国内での自衛隊の活動について「難民支援の貢献に期待している。各国の部隊と共に医療活動をすることは可能ではないか」と述べ、医療部隊の派遣などアフガニスタンから流入する難民支援に強い期待を表明した。
さらに、自衛隊のパキスタン派遣を「パキスタン国民は心から歓迎する」と強調。また、自衛隊輸送艦による救援物資輸送のため、アラビア海に面したカラチ港の使用を認める考えを示した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)ダイヤモンドバックス(ナ・リーグ)−ヤンキース(ア・リーグ)第6戦は3日、フェニックスで行われ、ダイヤモンドバックスがシリーズ最多記録となる22安打を放ち、15−2で大勝。3勝3敗のタイに持ち込んだ。
ダイヤモンドバックスは一回、バウティスタが先制適時打。三回には9長短打で一挙8点を奪い、序盤で勝負を決めた。《共同通信》
【この日の民主党】
DPJリーダーズスクールを開催
将来の民主党と日本を支える人材を育成しようと、党青年局主催の「DPJリーダーズスクール」が3,4の両日、民主党本部で開催され、北海道から九州まで200名の若者たちが集まった。
初日は、青年局長の浅尾慶一郎参議院議員が「構造改革って何だろう」というテーマで講演、続いて、鈴木寛参議院議員が「21世紀にむけた人づくり」と題して講演し、その内容を元に、政策作成のためのワークショップが開催され、数名ずつのグループに分かれて、「教科書の採択は誰がやるべきか」を約1時間議論。各グループの検討結果をフロアごとに発表し、その代表が全体集会でプレゼンテーションした。また、交流会では、「未来を創る仲間たちでつながろう」を合い言葉に、ゲームなどを楽しんだ。
2日目は、医師でもある櫻井充参議院議員が「私たちの将来と社会保障」と題して講演。その後、「外交政策」と「選挙講座」の2つの分科会に分かれた。
外交政策分科会では、藤田幸久前衆議院議員とアフガニスタン人のハジ・フセイン・ヒサール氏が「国際情勢最前線」と題して、テロ事件と予防・仲介外交、イスラム社会とアフガン難民の実情を紹介。その後、会場からの質疑応答を交えながら、トークセッションを行った。岩本司参議院議員が講師を務めた選挙講座では、「こうすれば広がる!サポーターの輪」とのテーマで、政治家志望の若者たちが、公職選挙法や参加型民主主義の手法を学んだ。
閉会式には石井一副代表が出席し、若者たちに熱いメッセージを送った。民主党青年局では、今後もこのスクールを継続するとともに、地方での開催も検討している。《民主党ニュース》