平成4682日目
2001/11/02
この日のできごと(何の日)
【米・ブッシュ大統領】断食月も攻撃続行
ブッシュ米大統領は2日、米軍のアフガニスタン攻撃について、今月中旬から始まるイスラム教のラマダン(断食月)期間中も続行する方針を確認した。ホワイトハウスでのオバサンジョ・ナイジェリア大統領との共同記者会見で述べた。
軍最高司令官である米大統領がラマダン中の攻撃続行に公式に言及したのは初めてで、軍事行動の継続は確実となった。
これに対し、後方支援をしてきたパキスタンのムシャラフ大統領は3日、共同通信などとの会見で「イスラム諸国に否定的なインパクトを与える」と述べ、ラマダン中の攻撃に反対の立場をあらためて表明した。周辺のイスラム教国でも反米感情が強まるのは必至で、米軍の攻撃を取り巻く国際環境が一層厳しくなりそうだ。
大統領は「敵もわれわれもラマダン中は休まない。目的を達成するまで戦争は遂行する」と述べた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【東京都】ホテル税導入へ
東京都の石原慎太郎知事は2日、法定外目的税として都内のホテルなどの宿泊者を対象に「ホテル税」を導入する方針を明らかにした。宿泊料金が1泊1万円以上の場合に100−200円を課税する。早ければ12月の定例議会に条例案を提案する。2002年度中にも実施したい意向。
都によると、宿泊料金は1人1泊1万円未満の場合は非課税で、1万円以上1万5000円未満が100円、1万5000円以上は200円−の2段階で課税。年間約15億円の税収を見込んでいる。《共同通信》
【田中真紀子外相】出向者の異動を容認
田中真紀子外相は2日午前の閣議後記者会見で、斎木昭隆人事課長の人事に絡み大量の外務省人事を凍結している問題で、他省庁出向者の異動は認める意向を表明した。外相は「他省庁とのかかわりがあるので、ずっと留めることは考えていない。他省庁分は弾力的にやらないといけない」と述べた。《共同通信》
【石原伸晃行革相】公明に陳謝
石原伸晃行革相が1日夜のラジオ番組の収録で、衆院選挙制度改革をめぐり「小泉純一郎首相が『あやうく毒をのまされそうになった』と話をしていた」と発言、これに公明党幹部が激怒し、同党が2日午後の与党3党国対委員長会談への出席を一時ボイコットする騒ぎとなった。
石原行革相は慌てて公明党に陳謝し、国対委員長会議は公明党も加わり夕方に開催された。しかし2日には、靖国神社参拝違憲訴訟に関する「おかしい人がいる」との首相発言を公明党首脳が強く批判する場面もあり、連立政権内のぎくしゃくぶりが露呈した。
公明党は石原氏の発言に対し「連立の信義というものがある。現職閣僚の発言は重く、発言の真意を先に説明してもらわないと会談には応じられない」(国対幹部)と反発し、行革相本人の説明を要求。釈明に駆けつけた石原行革相は「首相の発言ではなく、私の発言だった。私は中選挙区論者だが、(3人区を2つ設けるという)改革案は毒だと思った」と頭を下げ、あらためて公の場で釈明することを約束した。《共同通信》
【小泉純一郎首相】母にお別れ
93歳で10月30日に亡くなった小泉純一郎首相の母芳江さんの葬儀・告別式が2日、神奈川県横須賀市内の葬祭場で営まれた。喪主の小泉首相は「父純也(元防衛庁長官)が『純一郎が首相になったのか』と母を呼んだ気がする。わたしがどうにか首相になり、母は自分の努めは終わったとあの世で(父と)逢瀬を楽しんでいるのかもしれない。ありがとう、お母さん」とあいさつした。《共同通信》
