平成4479日目

2001/04/13

この日のできごと(何の日)

【自民党総裁選】立会演説会

自民党総裁選は13日午後、党本部で候補者の立会演説会を行い、麻生太郎経済財政担当相、橋本龍太郎行革担当相、亀井静香政調会長、小泉純一郎元厚相の4氏が党所属国会議員らを前に経済政策などの見解を表明、支持を訴えた。

経済政策に関し、小泉氏は「借金は麻薬だ」と財政再建の必要性を強調。これに対し亀井、麻生氏は「日本は世界最大の債権国家だ」(麻生氏)として赤字国債の累増を気にせず、積極的な財政出動で景気回復を図るべきだとの考えを示すなど、双方の対立はさらに拡大した。

橋本氏は「経済再生のためにもう一度チャンスを与えていただきたい」と再登板の意欲を強調した。首相時代の財政再建路線については「財政健全化を急ぐあまり、タイミングを早まったことが原因で経済低迷をもたらしたことは心からおわびする」と重ねて陳謝。緊急経済対策の早期実現を訴えた。

一方、小泉氏は(1)郵政事業民営化の推進(2)首相公選制の導入−などを目指す考えを強調した。《共同通信》

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【森喜朗首相】NZ首相と会談


https://www.kantei.go.jp/

森喜朗首相は13日午後、首相官邸でニュージーランドのクラーク首相と会談した。クラーク首相は日本の捕鯨と中部太平洋でのマグロ漁問題を「両国間の難しい問題」と指摘、両首相の意見が対立した。

クラーク首相は「南太平洋に鯨類サンクチュアリをつくることに関心を持っている」と日本の調査捕鯨に反対を表明。森首相は「鯨類も適切に保存管理して利用すべきだ。国際捕鯨委員会(IWC)で科学的、冷静な議論を行いたい」と反論した。《共同通信》

【政府】李前総統にビザ発給せず

政府は13日、台湾の李登輝前総統の日本への入国査証(ビザ)について、現在の森内閣では発給しない方針を固めた。李氏は心臓病治療を目的に、今月22日からの訪日を希望しているが、これにより今回の訪日実現は困難となった。

首相官邸と外務省はビザ発給に踏み切れば李氏の受け入れに反対している中国が反発し、歴史教科書問題で摩擦が生じている日中関係がさらに悪化することを懸念。その場合の影響について26日に退陣する森内閣では責任を持てないと判断した。

李氏の訪日問題は次期政権の課題として引き継がれる。ただ、台湾では行政院や立法院からもビザ発給を求める声が出ており、日本政府の対応に台湾側が反発することも予想される。

政府、与党内にはこうした方針に反対し、あくまでもビザ発給を主張する異論も残っており、週明けの16日以降もさらに詰めの調整が続く見通しだ。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民主党の菅直人幹事長は13日、定例記者会見の冒頭、記者団の顔を見回しながら「みなさん、自民党総裁選の取材に行かれたと思った」と総裁選に集中するマスコミの報道ぶりをチクリ。しかし、ここは民主党をアピールするほうが得策と思い直したのか「こちらの取材に残っていただきありがとうございます」と一転して丁重な口ぶり。「今回の総裁選はラストエンペラーを選ぶ、最後の総裁選になるだろう」と、自民党の終えんを予言し、民主党の時代は近いと言わんばかり。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、メッツの新庄外野手は13日、ニューヨークでのレッズ戦に「六番・右翼」でフル出場し、3打数3安打と初めて1試合3安打をマークした。試合はメッツが反撃及ばず2−3で敗れた。

米大リーグのエクスポズは13日、ロッキーズを自由契約となった吉井理人投手(35)と1年契約を結んだと発表した。吉井は13日付で選手登録され、同日のマーリンズ戦からベンチ入りした。背番号は「55」。

米大リーグ、エクスポズへの入団が決まった吉井投手は13日、モントリオールで行われたマーリンズ戦で今季初登板したが、2回を4安打3失点と打たれ、苦いデビューとなった。

よしいはエクスポズが1−6とリードされていた六回から三番手として登板。ローウェルに2点本塁打を打たれるなどして、この回3点を失った。七回は打者3人で切り抜けた。《共同通信》

米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は13日、米カリフォルニア州アナハイムでのエンゼルス戦に「一番・右翼」でフル出場、4打数ノーヒット後の第5打席で、日本人大リーガー同士の初対決となったエンゼルスの長谷川投手から遊撃内野安打を放った。試合はエンゼルスが佐々木投手を攻略、アンダーソンの2点本塁打で九回逆転サヨナラ勝ちした。《共同通信》

【この日の民主党】

誰が総裁になろうと自民党とは連立しない~小泉氏の秋波を菅幹事長が一刀両断

民主党の菅直人幹事長は13日の定例記者会見で、この日発表された4月の月例経済報告が3か月連続で判断を下方修正したことについて、「小渕・森政権が最も重視した景気刺激策が効果をあげていない。しかもこの重要な時期に自民党は自ら2か月に及ぶ政治空白を作っている」と批判した。

続いて12日から始まった自民党総裁選で、橋本龍太郎元首相の出陣式に各種団体や職域支部の代表者たちがずらりと並んでいたことについて、「大変いいことだ。自民党も透明性が高くなった。このように国の制度によって利益を受けている団体が、橋本派の骨格をなしていることがテレビで明らかにされたことは、自民党の真の姿を一般の国民に知ってもらうために大変いいことだ」と皮肉った。

また、小泉元厚相が、連立の可能性など民主党への秋波を送っていることに対しては、「自民党は総裁が誰になろうと変わるものではない。自民党と民主党が連立を組むことはあり得ない」と一刀両断。

アジアの周辺諸国から批判を受けている「つくる会」教科書問題について、菅幹事長は、「日本の国民の中にある不満を、アジアの国々に対して優越感をあおることでうっぷんを晴らそうとしている」と内容に懸念を表明。その上で、「ヨーロッパでドイツとフランスが2度と戦わない関係を作るためにEUや統一通貨を作っていることを参考に、日本とアジアでも長期的な展望を考える必要がある。日本とアジア諸国が平等の意識を持つことこそが今やらなければならない重要な仕事」と主張した。《民主党ニュース》



4月13日 その日のできごと(何の日)