平成4449日目

2001/03/14

【えひめ丸事故】大西船長が証言

実習船えひめ丸に衝突、沈没させた米原子力潜水艦グリーンビルの過失責任を問う米海軍の査問会議は14日午前(日本時間15未明)、えひめ丸の大西尚生船長(58)が日本側関係者として初めて証言台に立ち、原潜のワドル前艦長らの前で「船首を突き上げるようにして船は沈んだ」などと事故当時の状況を生々しく再現、事故原因究明と再発防止を強く訴えた。

行方不明者9人を出した衝突事故の被害当事者として徹底した真相究明を求めた大西船長の証言は、今後の審理に影響を与えそうだ。

大西船長は「(2月9日)午後1時半から40分の間、突然、船尾を持ち上げられるような衝撃を受けた。同時に激しい『バン、バン』という音が二回した」と衝突時の様子を証言。直後に船が停止し、人員確認をしようとした際には「既に足元まで波が来ていた」と述べた。

この後、デッキに集まった乗組員が「救命胴衣を着けろ」などとお互いに大声を掛け合ったが、「水が後ろまで迫り、一気に多くの人が流された」と沈没直前の模様を振り返った。

ワドル前艦長のギティンズ弁護士は反対尋問で、「前艦長は指揮官として事故の責任を受け入れていることを分かって欲しい」とした上で「(生徒らの)人数を数えたか」と質問。大西船長は「手すりにしがみついていたので確認でなかった」と答えた。

また、事故後の原潜の対応に関しては「救命いかだが近づけば、潜水艦の丸い船体に巻き込まれると日米双方から説明された」と述べるにとどまり、原潜の救助活動への批判はしなかった。

最後に「何か話したいことは」と聞かれると「悲惨な事故がなぜ起きたか、原因を徹底究明してほしい。第二、第三のえひめ丸(事故)が起きないようお願いします」と強い口調で訴えた。

証言はハワイ・ホノルルの米海軍基地内で通訳を介して1時間、行われた。《共同通信》

米原潜グリーンビルのワドル前艦長(41)は14日午前、査問会議での証言を終えたえひめ丸の大西尚生船長(58)に「人の命が失われたことに対し、おわびの気持ちをお伝えする。本当に申し訳なく、後悔の念でいっぱいだ」と直接謝罪した。

在ホノルル日本総領事館によると、前艦長は14日午前9時すぎ、証人尋問を終え査問会議の控室にいた大西船長を直接防ね、謝罪の言葉を伝えた。これに対し大西船長は「気持ちは理解する」と述べ、謝罪を受け入れる考えを明らかにしたという。

前艦長は、適切な機会に訪日して直接謝罪したい気持ちでいることを他の乗組員や家族関係者にも伝えてほしいと述べたうえで「大西船長が悲しみ、苦しんでいることにおわびする」と語った。《共同通信》

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【参院】森首相問責決議案を否決

参院は14日午前、本会議を開き、民主、自由、共産、社民の野党4党と無所属の会が13日に共同提出した森喜朗首相に対する問責決議案を、自民、公明、保守の与党3党などの反対多数で否決した。

野党側は討論などで事実上の退陣表明をしながら政権にとどまっている森首相の姿勢を一斉に批判。民主党の直嶋正行参院国対委員長は、(1)水産高校実習船沈没事故への無責任な対応(2)森政権発足に深くかかわった村上正邦前参院議員の逮捕(3)株価下落を招いた経済政策−などを提案理由に挙げた上で、「『死に体』内閣が存続すること自体が究極の政治空白だ」と直ちに内閣を総辞職するよう求めた。

記名投票で採決の結果、問責決議案は反対138表、賛成105票で否決された。森首相に対する同決議案が否決されたのは昨年5月に次いで2回目。5日の衆院本会議で、森内閣不信任決議案が否決された際は、自民党から加藤紘一元幹事長ら7人が欠席、1人が棄権したが、今回は与党からの造反はなかった。《共同通信》

【野党】与党批判を展開

14日の参院本会議で否決された森首相問責決議案の賛成討論で、野党各党は、首相が「辞意表明はしていない」との発言を繰り返していることを厳しく批判し、即時退場を求めた。

民主党の岡崎トミ子氏は「資格のないあなたに教育改革などできない。あなたにできる唯一の教育は、静かにこの壇上から去ることだ」と強調。共産党の笠井亮氏も「一刻も早い退陣こそ、あなたに残された唯一の選択肢だ」と指摘したうえで、「(森政権は)誕生も密室談合、幕引きも国民だましだ。なぜ二枚舌の辞意表明をさせるのか」と与党批判を展開した。社民党の谷本巍氏は「現下の情勢は政治空白そのものだ。最大の株価対策と言われた辞意表明も時すでに遅い」と訴えた。

森首相は自民党五役に事実上の退陣表明をした10日以降、記者の質問にもほとんど答えないなど機嫌がとみに悪くなっている。「死に体」となった政権が継続する「政治空白」への批判の高まりが首相をいらだたせているようだ。

「進退を自ら明らかにする考えは」「予算委員会の審議聞いてるんでしょ」

10日の五役との会談以降、首相が番記者と交わした会話らしい会話といえばこれぐらい。ほかの15回の質問に対し、10回は無視、3回は「話さない」と拒絶。会話が成り立ったのは天気と担当記者の異動に関してだけだった。首相周辺は「『総理大臣』と名前がつく限り責任がある。辞意表明をしたからといって、何もしなくていいのか」と政治空白への指摘への反発を強めている。《読売新聞》

【政界談話室】

○・・・自由党の小沢一郎党首は14日、森喜朗首相の事実上の退陣表明について感想を記者団に聞かれ「本人は(引き続き)やりたいでしょうね。やりたいならやりたいと言えばいい」と、地方組織や与党内からの退陣要求に屈した形の首相をチクリと批判。返す刀で「自民党総裁として全く不適格と思えば、ルールにのっとって解任もできるんだ。それをごちゃごちゃ何人かが集まって(退陣の流れをつくり)訳が分からない」と自民党執行部をばっさり。内閣不信任、首相問責両決議案が否決され、自民党に対する怒りは募るばかり。《共同通信》

【スピードスケート・清水宏保選手】「首相のオーラに緊張」

森喜朗首相は14日午後、スピードスケートの世界距離別選手権男子500メートルで世界新記録をマークした清水宏保選手を首相官邸に招き、同選手の活躍ぶりを祝福した。

首相は「速かったね。滑るたびに記録を更新していく」としきりに感心。話はコーナーを曲がる際の走法やスケート靴の値段にまで及び、同席した橋本聖子参院議員も交えて上機嫌だった。

清水選手は懇談後「雰囲気が前(に会ったとき)と明らかに違っていた。オーラを発していて緊張した」と記者団に印象を披露した。《共同通信》

【大相撲春場所】4日目

大相撲春場所4日目(14日・大阪府立体育会館)横綱貴乃花は琴光喜を左上手投げで退け、横綱武蔵丸は旭鷲山を寄り切り、ともに連敗を免れ1敗を守った。大関は武双山が旭天鵬にはたき込まれ、出島は琴龍に突き落とされてともに初黒星。魁皇は関脇栃乃洋を右上手投げで下して4連勝とした。雅山は追風海の勇み足で2勝目。関脇若の里は小結栃東に勝って3勝1敗。栃東、和歌乃山の両小結は4連敗。全勝は魁皇と平幕の千代天山、土佐ノ海、寺尾の計4人。《共同通信》

【長野県・田中康夫知事】反ダム派から1000万円借金

先月、長野県営下諏訪ダム(下諏訪町)の建設中止を決めた田中康夫知事の政治団体が、昨年10月の県知事選の際、同ダムに反対する市民団体の代表ら2人から選挙資金1000万円を借り入れ、当選後に800万円を返していたことが14日、県議会での答弁から分かった。

田中知事は「(借り入れが)中止の決定に影響を与えたわけではない」と答弁し、総務省も「借り入れは政治資金規正法、公職選挙法に違反しない」と話しているが、議会内では、中止の決定過程に疑念の声も上がっている。《読売新聞》

【世界卓球】南北統一チーム結成合意

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を訪問していた韓国の金ハンギル文化観光相は14日夜、金浦国際空港に到着後記者会見し、4月23日から大阪市で開かれる世界卓球選手権で北朝鮮と統一チームを結成することで合意したと発表した。15日に国際卓球連盟(1TTF)に統一チームとして出場申請する。

卓球の南北統一チームは1991年の世界選手権(千葉市)で結成されて以来10年ぶり。昨年のシドニー五輪開会式での南北合同入場行進に続き、民族の和解を再び強くアピールする場となるのは確実だ。《共同通信》

【この日の民主党】

指導力なし・緊張感なし・責任感なしの“最低・最悪内閣”は即刻辞任を~参議院で問責決議案採決

参議院の民主党・新緑風会が他の野党4会派と共同で提出した、森首相に対する問責決議案が14日午前の参議院本会議で上程された。

冒頭、民主党・新緑風会の直嶋正行参議院国会対策委員長が決議案の提案理由説明に立ち、まず「国権の最高機関で議決されたことが、それを議決した議員によって無視されるという状況は、甚だしい国会軽視で、議会制民主主義の否定」と自公保与党の姿勢を批判。総裁選前倒しという事実上の退陣表明をしながら、辞意表明ではないと強弁する森首相に対して「死に体総理の下で予算審議を続けることはできない。日米、日露首脳会談はかえって国益を損ねる」と、即刻辞任するよう迫った。

直嶋議員は、森内閣を「指導力なし・緊張感なし・責任感なしの“最低・最悪内閣”」と断じ、「KSD疑惑は自民党全体を覆う構造的な問題」「国民生活を破たんさせる経済政策」「機密費疑惑解明の消極姿勢」「えひめ丸事故への対応」などの“最低、最悪ぶり”を列挙。「森政権が続けば続くほど国益が損なわれる」と強調した。

さらに、公明党・保守党に対しては「いずれも反自民を掲げて当選された方ばかり。連立政権ができてからの行動は国民に対する裏切り行為の繰り返しだ。今こそ言葉と行動を一致させるべき」と、立場を乗り越えて決議案に賛成するよう求めて趣旨説明を終えた。

各会派の討論に移り、民主党・新緑風会から岡崎トミ子議員が賛成討論に立った。岡崎議員は、日米、日露首脳会談を首相退陣の花道とするのと動きについて、「すぐ辞めることが決まっている首相が内輪の論理で首脳会談に出席するとはとんでもない非常識、国の利益を犠牲にする愚」と厳しく批判した。

また、森政権下で起きた数々の事件や問題をあげ、「あなたがこの事態を深刻に受け止め、リーダーシップを発揮して立ち向かっている姿は全く見えてこない」と森首相の無策ぶりを指摘した。

岡崎議員は、森首相が政策として掲げた「教育改革」についても、「様々なスキャンダルを引き起こし、真相究明から逃げているあなたが、どんなに立派なことを言っても、子どもたちは絶対にあなたの話を聞かないだろう」「あなたには教育をする、教育改革を語る資格はない」と断言。「あなたにできる唯一の教育は、静かにこの壇上から立ち去ること」と勧めた。

各会派の討論を終え、記名採決が行われた結果、賛成105票、反対138票で、問責決議案は自公保与党などの反対で否決された。

否決を受けて、民主、自由、共産、社民の野党4党は、国会対策委員長会談と幹事長・書記局長会談を相次いで開き、当面は審議拒否などは行わず、引き続き4党が足並みをそろえて森首相の即時退陣を求めていくことなどを確認した。《民主党ニュース》



3月14日 その日のできごと(何の日)