平成4224日目

2000/08/01

【政府】平成13年度予算概算要求基準を了解

政府は1日の臨時閣議で、平成13年度予算の概算要求基準を了解した。政策的経費である一般歳出は、積極型だった前年度の48兆914億円を上回る48兆4000億円程度とするほか、政治主導で配分する特別枠を前年度より2000億円拡大して1兆円に設定。特別枠のうち3000億円の「生活関連等公共事業重点化枠」については要求の上限がない「青天井」とし、予算硬直化の批判にこたえた。さらに、来年1月に予定されている省庁再編の効果を高める新規事業に1500億円の枠を用意した。

政府は、今後の財政運営の軸足を景気の本格回復に置きながら、予算の効率化に取り組む方針。しかし、一般歳出の膨張により、懸案の財政再建はさらに遠のく形となった。

森喜朗首相は臨時閣議の席上、「特別枠を活用して『日本新生プラン』の実現に資する施策を推進したい。公共事業の抜本的見直しも行う」との決意を表明した。

概算要求基準の設定を受け、各省庁は年末の予算案決定に向け、8月中に要求を提出する。省庁再編関連の予算については9月以降も要求が認められる。《共同通信》




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【新500円硬貨】発行

新500円玉が1日、発行された。日銀は本支店で各金融機関への払い出しを始め、同日中に市中に出回る。

新500円玉は、自販機荒らしなど急増する変造・偽造硬貨対策として登場。大きさや重さ、図柄は現在の500円硬貨とほぼ同じだが、材質を現行の500円玉のニッケル合金からニッケル黄銅に変えたため、黄色がかって見える。電気伝導率の違いにより偽物を見分けることができるという。

また、周囲にギザギザの切れ込みを入れたほか、最新の偽造防止技術を施したため、斜めから見ると「500円」の数字が浮かび上がる。1日だけで2億枚を発行、本年度中に8億枚を流通させる予定。《共同通信》

【蟹江ぎんさん】108歳の誕生日

双子の姉妹「きんさん、ぎんさん」の妹、蟹江ぎんさんが1日、108歳の誕生日を迎えた。昨年までは2人そろって全国各地に招待されてきたが、1月に姉の成田きんさんが亡くなり、今年は自宅で1人だけの誕生日。家族は「(誕生日だが)特別なことはせず、普段通り生活させた」と話した。《共同通信》

【シドニー五輪日本選手団】旗手に柔道・井上康生選手

シドニー五輪日本選手団長を務める八木祐四郎・日本オリンピック委員会(JOC)会長は1日、選手団の主将として野球の杉浦正則(32)=日本生命=を、旗手として柔道男子100キロ級の井上康生(22)=東海大=をそれぞれ選んだ、と発表した。

井上は昨年の世界選手権100キロ級を制した若手で、9月15日の開会式での入場行進で日の丸の旗を手に選手団の先頭を歩く大役を任された。

アマ球界を代表する右腕投手の杉浦は、1992年バルセロナ五輪で銅メダル、96年アトランタ五輪で銀メダルを手にした。今回で3度目の五輪となるベテランで、結団式での決意表明をはじめ、チームのまとめ役として期待された。

男子選手の旗手は、84年ロサンゼルス五輪の室伏重信氏(陸上ハンマー投げ)以来、4大会ぶり。野球からの主将起用は初となった。

小粥義朗専務理事は「野球チームの主将でもある杉浦は真摯なスポーツ生活など選手団の信頼を得られるだろう。井上は若さみなぎるホープの代表」と選考理由を説明した。《共同通信》

【森喜朗首相】新核軍縮決議案を提出へ

森喜朗首相は1日、参院本会議での各会派の代表質問に対する答弁で、出席を予定している9月の国連ミレニアム総会で「新たな核軍縮決議案」を提出する方針を表明、「引き続きこの分野で(日本が)積極的役割を果たす」と強調した。

外務省によると、この新決議案は、先の核拡散防止条約(NPT)運用検討会議で核廃絶に向け新たな段階に入ったことを受けたもので、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効とそれまでの核実験禁止実現に向けた方針などを盛り込む。《共同通信》

【森喜朗首相】韓国・金大中大統領と電話会談

森喜朗首相は1日夜、韓国の金大中大統領と電話で会談し、朝鮮半島の緊張緩和に向け、韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、日朝、米朝の関係を相互に進展させる必要があるとの認識で一致、日米韓3カ国が緊密に連携していくことをあらためて確認した。

金大統領はソウルでの南北閣僚級会談に触れ「北朝鮮の態度は積極的で真剣だった」と指摘、「北朝鮮は日朝国交正常化にも努力している」と述べた上で「南北間の対話進展が、日朝間の対話進展につながらなければならない」と強調した。

韓国側によると、首相と大統領は9月の国連ミレニアムサミットの際に日韓首脳会談を行うことで合意した。このほか森首相は主要国首脳会議(沖縄サミット)で朝鮮半島に関する特別声明を採択した経緯を紹介。金大統領は「サミットが成功したことにお祝い申し上げる」と伝えた。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・社会党の政調会長に抜てきされた辻元清美氏は1日、国会内の公明党控室にあいさつに訪れ、いきなり「あっせん利得罪(の創設)が大事。自民党は『プロジェクトチームをつくって議論しよう』とか、なんぼでも言うけど、その手に引っ掛からないでください」と、早口の関西弁でまくしてた。痛いところを突かれた格好の冬柴鉄三幹事長は、思わず「今回は成立させますよ」と確約。神崎武法代表があわてて「それは次の国会ということで…」と引き取ったが、初戦は辻元氏の「ツッコミ」に軍配が上がった?《共同通信》

【この日の民主党】

参議院本会議で代表質問=角田義一、円より子参院議員

森首相の所信表明演説に対する代表質問が1日、参院本会議に舞台を移して行われた。民主党・新緑風会からは角田義一参議院幹事長、円より子参院国対委員長代理のふたりが質問に立った。

角田議員は、あっせん利得収賄罪法案の審議入り・成立を先送りする与党側の姿勢を「とうてい国民の理解は得られない」と批判。さらに、昨年野党として法案を提出した公明党や、かつて自由党として入札干渉罪法案を提出した保守党を、「自民党の先のばし方針に同調し、結果として国民に対する背信行為に荷担している」と厳しい言葉で攻撃した。

また角田議員は、久世前金融再生委員長の更迭問題で明るみにでた、自民党の参議院比例区名簿搭載をめぐる、関連業界と連携した党員確保の実態にふれ、「比例名簿の高順位を確保するため、関係業界に名簿提出を求めて党員とし、その党費を特定の業者に負担させる構造が明らかになった。自民党の金権体質が改めて問われる」と強い口調で批判した。これに対し、森首相は「党員の獲得数だけでなく、党活動への貢献度など総合的に勘案している。名簿搭載資格に厳正な基準を作り、公表している」などと反論した。

ついで、アメリカの本土ミサイル防衛(NMD)計画について、角田議員が「推移によっては深刻な軍拡につながりかねない問題」として政府の基本姿勢を正したのに対し、森首相は「わが国としても理解している」と述べ、従来の態度保留の姿勢から転換し、米国政府に理解を示す考えを表明した。

さらに、8月21日から東京で再会される朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との国交正常化交渉について、角田議員は「関係改善のための3つの課題である、過去の清算問題、核・ミサイル問題、らち問題を含む人道的問題について、相互信頼の基礎に立って誠意を持って交渉に臨むべき」と求めた。

円より子議員は、男女共同参画社会の実現、金融・経済政策、指導者のあるべき姿の3点をテーマに質問した。冒頭で、沖縄で起きた米兵による少女わいせつ事件について、森首相が「政府がどうこう言う問題じゃない」と発言したり、沖縄サミットにG8各国の首脳夫人が参加しなかったことについて、「会議が開けないわけではない。ついてきてもらってホテルでぼけっとしてもらっても困る」などと述べたことを取り上げ、「女性蔑視を世界に発信していることになりはしないか」と批判。

さらに、円議員は逸失利益の男女差、無報酬労働の評価、就職時の性別や年齢差別などへの首相の考えをただしながら、「子供を育てやすい社会、年齢を重ねてもいつでも仕切り直しのできる社会づくりのためにも、差別を生む制度を見直し、男女共同参画社会の実現が必要」と主張した。

金融・経済政策では、「国民の実感は、政府見解のように景気の底打ち、プラス成長の順調な経済という情況にはない」として、国民に対して隠し立てのない情報公開と、不良債権処理で責任の所在を明確にするよう求めた。

最後に円議員は、森首相の使う「日本新生」の「新生」の言葉について、「時代のニーズに合わなくなって市場から退場していったタバコと同じ言葉、死語同然の言葉」と評し、「この国を本当に立ち直らせるお気持ちがあるなら、キーワード一つにも文体にも気を遣い、新鮮で力強い言葉を探しだして心を込めるべき」「国民に訴えかける言葉の選び方にあまりにも鈍感」と指摘し、質問を終えた。《民主党ニュース》



8月1日 その日のできごと(何の日)