平成4213日目

2000/07/21

【米・クリントン大統領】沖縄・平和の礎で演説

九州・沖縄サミット(主要国首脳会議)出席のため沖縄入りしたクリントン米大統領は21日午前、沖縄県糸満市摩文仁の丘の平和祈念公園にある「平和の礎」を訪れ、県民向けに演説を行った。大統領は、沖縄にある米軍基地の整理統合の実行に協力する考えを示すとともに、「沖縄の米軍が島民にとって『良き隣人』であることの責任は重大」との表現で、続発している米兵による不祥事の再発防止の必要性を強調した。

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演説の中で大統領は、太平洋戦争末期の沖縄戦について、「われわれはこうした悲劇を二度と繰り返さない共通の責任を有している」と指摘。また、「日米両国の力と友好の深さは20世紀の偉大な物語の一つ。現在、アジアがおおむね平和なのは、日米同盟がアジアの人々に対し、『平和は守られ、維持される』との自信を与えたからだ」とした上で、「日米同盟の持就のため、沖縄は極めて重要な役割を果たしてきた」と述べた。

解決が遅れている米軍基地の整理統合問題については、日米特別行動委員会(SACO)の最終報告(1997年)の実行のため協力する姿勢を明確にし、「米軍が(県民にとって)良き隣人であることの責任は重大であり、われわれがその責任を果たせないことは許されない」と訴えた。

さらに大統領は、米国と沖縄県民の新たな交流事業として、ハワイにある半官半民の研究機関である「イースト・ウエスト・センター」に大学院レベルの若い沖縄県出身者を送る日米共同計画を発表しあt。

「平和の礎」は沖縄戦の犠牲者23万人余りの名前が刻まれてあり、クリントン大統領の同地訪問は稲嶺恵一知事が強く要請していた。《共同通信》




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【沖縄サミット】開幕

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第26回主要国首脳会議(沖縄サミット)は21日夜、沖縄県名護市の万国津梁館で8カ国(G8)首脳によるワーキングディナー(夕食を挟んだ会合)で開幕し、朝鮮半島に関する特別声明、中東和平など地域情勢に関する声明の2文書を採択した。これに先立ち、ロシアを除く日米欧主要7カ国(G7)の首脳が経済問題を討議。日本経済には不確実性が残ると指摘、構造改革の断行で潜在生産力の向上を促す首脳声明を発表した。

G8特別声明では、韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の首脳会談後の対話の継続と進展を奨励し、朝鮮半島の緊張緩和、平和確立の両国の「すべての努力」を強く支持した。同時に北朝鮮に対して「建設的な姿勢を歓迎、肯定的な一歩としてミサイル発射凍結の再確認に留意する」と評価、継続を呼び掛けた。

地域情勢声明では中東和平について、クリントン米大統領の仲介によるアラファト・パレスチナ自治政府議長、バラク・イスラエル首相の中東和平首脳会談の継続を歓迎、支持を打ち出した。

朝鮮半島声明では、南北首脳会談を「温かく歓迎し、会談の歴史的重要性を強調する」と好感。その上で①会談の肯定的な進展を全面支持②南北共同宣言の誠実な実施を含むプロセスが朝鮮半島の緊張を緩和するよう心から希望−と表明。「安全保障、不拡散、人道および人権の諸問題をめぐる国際的な懸念への対応を期待する」とも明記した。

ワーキングディナーでは、G8首脳として初めて北朝鮮を訪れて金正日総書記と会談したプーチン・ロシア大統領が「北朝鮮のミサイル開発はすべて防衛目的で、いかなる国にも攻撃を目的とする政策はとっていない」と説明した。

中東和平首脳会談については「精力的な努力を称賛」し、和平合意が達成された際には国際社会が合意実施を支援することに加わるよう求めた。《共同通信》

故小渕恵三前首相が「万感の思いを込めて開催を決断した」沖縄で、サミットが21日スタートした。各国首脳の真ん中にいたはずの小渕氏の姿はないが、クリントン米大統領らはサミット成功にかけた前首相の情熱をしのぶように「オブチ」の名前を挙げた。

米国の指導者として返還後初めてこの「米軍基地の島」を訪れたクリントン大統領は、午前中の「平和の礎」での演説で、沖縄の大学院生をハワイに招く新たな奨学金制度を発表。「この計画を私の良き友人でもあった小刻前首相にささげる」と強調した。

大統領演説をテレビ中継で見た直後、非政府組織(NGO)代表との会談に臨んだ森喜朗首相は、あらためて沖縄開催の意義に思いを致し「地球人類すべてがいかに平和が大切かを痛切に感じた瞬間だった。沖縄でぜひサミットを開きたい、各国首脳がここに来て平和への決意を新たにしてほしいというのが前首相の気持ちだった」と力説した。

学生時代に本土復帰運動にかかわり、沖縄に特別な思いがあった前首相。遺族から「お骨を沖縄に分骨した方がいいのでは」との声が漏れるほどだ。22日夜の歓迎レセプションに招かれた千鶴子夫人は前首相の遺影を胸に、夫が踏めなかった晴れ舞台に臨む。《共同通信》

【米ロ首脳会談】

沖縄サミット出席のため沖縄入りしたロシアのプーチン大統領は21日、クリントン米大統領と会談、北朝鮮のミサイル開発問題について協議した。プーチン大統領は会談後、記者団に対し、北朝鮮の衛星打ち上げへの支授検討を提案したことを示唆した。

イワノフ外相によると、プーチン大統領は19日の訪朝の際、北朝鮮の「年に1、2回程度」の宇宙開発用人工衛星打ち上げを国際社会が支援することを条件に「弾道ミサイルの発射実験を中止する」と、金正日総書記から説明を受けた。

プーチン大統領は記者団に、クリントン大統領との会談でミサイル問題の解決で「自分の見解を示した」と述べた。しかし、米政府高官は米ロ首脳会談後、ロケット技術の提供が「危険である。金総書記が実際に何を考えているのか、多くの疑問がある」と述べ、否定的な反応を示した。

1998年8月にテポドンを発射した北朝鮮は「米国との対話が続いている限り発射を一時停止する」と表明しているが、条件付きながら発射の一時停止でなく中止の用意を打ち出したのは初めて。ただ、この中止が永続的なものかどうかは不明だ。

プーチン大統領が示唆した、金総書記の「ミサイル開発の条件付き断念の用意」はこのことを指すとみられる。《共同通信》

【中東和平首脳会談】

21日付のイスラエル各紙によると、同国のバラク首相は米国で行われている中東和平首脳会談で、東エルサレム地域の一部をパレスチナ自治政府と共同管理するなどとの米調停案を基本的に受け入れた。

東エルサレムでの完全主権を要求するアラファト自治政府議長は同案に対する態度を明確にしておらず、会談の成否は議長の対応にかかってきたと言えそうだ。

各紙の報道をまとめると、米案は①イスラエルがエルサレム周辺の入植地を併合、エルサレム市域を拡大する見返りに、エルサレム北部などの一部集落を自治政府領に編入②東エルサレム地域の一部で共同管理③聖地の集中する旧市街の扱いは継続協議④イスラエルは最終的にヨルダン川西岸の95%から撤退−などが主な内容。

東エルサレムの共同管理案は、イスラエル提案の「自治権」と自治政府要求の「完全主権」の中間で「将来的には主権分割の可能性もある」(メルキオ・イスラエル首相府相)という。

しかし、米調停案は事実上のエルサレム分割案で、分割に反対するイスラエル国民の強い反発を招きそうだ。21日付のイディオト・アハロノトの世論調査では、70%が「分割に反対」と答えている。《共同通信》

【茨城県、栃木県】震度5弱

21日午前3時39分ごろ、関東北部を中心に北海道から近畿にかけ地震があり、茨城県北部や栃木県南部で震度5弱を記録した。東京電力は、福島第一原発6号機内の放射能を含んだ排ガス流量に異常が生じたとして点検を始めた。外部に放射能の影響はないという。

さらに、JRや高速道路に一時影響が出たほか、茨城県内などでは水道管破裂やエレベーター停止などの被害があったが、けが人はなかった。

気象庁によると、震源地は茨城県沖約40キロで、震源の深さは約50キロ。マグニチュード(M)は6.1と推定される。

同庁地震火山部地震津波監視課は「太平洋プレートの潜り込みによる地震で、伊豆諸島の地震との関連はない」とし、「今後、被害が出るような余震はない」との見通しを示した。

震源は太平洋プレートと陸側のプレートの境界付近。地震が集中する地域で、「これまでも五、六年に一回はM6クラスの地震が起きているという。

東北新幹線が始発時に点検のため徐行運転。JR常磐線とJR水郡線が一時見合わせ、東北、常磐、北関東の各自動車道が一部区間で通行止めになったが、朝までに復旧した。《共同通信》

【プロ野球】フレッシュオールスター戦

プロ野球のファーム選手によるフレッシュオールスター戦「コナミフレッシュ2000」は21日、松山中央公園野球場で開かれ、全ウエスタンが3−0で全イースタンを下し、対戦成績を23勝11敗5分けとした。最優秀選手には3回を1安打に抑えた河内(広島)が選ばれ、賞金100万円を獲得した。

全ウは一回、山下(近鉄)の左前適時打で先制。四回には失策で加点し、六回には森野(中日)がソロ本塁打した。

全ウは河内から、福沢(中日)小椋(ダイエー)藤川(阪神)藤崎(近鉄)吉野(阪神)とつないで全イを3安打に封じた。《共同通信》

【大相撲名古屋場所】13日目

大相撲名古屋場所13日目(21日・愛知県体育館)横綱曙が大関雅山を押し出して13連勝し、19場所ぶり10度目の優勝を決めた。13日目での優勝決定は、1996年秋場所の横綱貴乃花以来。雅山は8敗目を喫し、昭和以降では13人目の新大関での負け越しで、来場所はかど番となる。横綱武蔵丸は大関千代大海に押し出され4敗目。千代大海は10勝目。

大関出島が追風海の上手出し投げに屈し4敗。関脇転落が決まっている武双山は7連敗で10敗となった。関脇は魁皇が4敗を守って大関とりに望みをつなぎ、栃東は新入幕の高見盛との3敗同士の対決を制した。貴ノ浪は負け越し決定。十両は2敗の若の里が単独首位となった。《共同通信》

【ダイエー】年内に11店舗閉鎖

経営再建中のスーパー、ダイエーは21日、赤字が続いている富山店(富山市)など国内11店舗を年内に順次閉鎖すると発表した。11店で計315人の従業員は、近隣店舗やグループ内の別の部署に移すという。金沢店は閉鎖対象に入っていない。富山店は10月末で閉館する。

2兆2000億円の有利子負債を抱えるダイエーは、不採算店舗の閉鎖を急ピッチで進めており、今年2月末までの3年間で57店舗を既に閉めている。

閉鎖する11店舗の内訳は、本体で運営している長野店、瀬戸店(愛知県瀬戸市)など7店舗と、別会社のダイエー・ハイパーマート(東京)傘下の坂出店(香川県坂出市)など4店舗。

ダイエーは同時に、ダイエー・ハイパーマートの営業を9月1日付でグループ内の別の会社に譲渡すると発表。ダイエー・ハイパーマートは会社清算し、累積損失はダイエーが負担する。《共同通信》

【自民党橋本派】橋本会長があいさつ回り

自民党橋本派の橋本龍太郎会長は21日午後、山崎、旧河本両派と河野グループの事務所を回り、会長就任のあいさつをした。森、加藤、江藤・亀井の3派は24日以降に訪問する。

橋本会長が決定した13日に「後進の育成に努めてほしい」とコメントした山崎派の山崎拓会長は橋本氏に、「橋本会長の(首相への)再登板がないという意味ではない」と弁明。党政調会長時代に首相だった橋本氏を支えたことを強調し「師弟関係にあるので、ご指導をいただきたい」と持ち上げた。橋本氏は再登板が取りざたされることについて「骨の折れる話だ」とはぐらかした。

旧河本派では、25日に会長就任を予定している高村正彦前外相、谷川和穂代表世話人が応対、河本敏夫名誉会長の思い出話にふけった。河野グループでは、麻生太郎元経企庁長官が「並々ならぬ決意で応援する」と連携を強調した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民主党の菅直人政調会長は21日の記者会見で、鳩山由紀夫氏が代表選へ出馬する意向を表明していることについて「(鳩山氏から)直接確定的なことを聞いていない」と述べ、慎重な言い回しに終始した。自分自身の出馬を聞かれると「今の段階で特に立候補を考えていない」とやんわり否定。その一方で、代表選の焦点については「次の政権を国民から任せてもいいと思われる民主党をいかにつくるかが最大の論点だ」と政権政党への脱皮を強調してみせるなど、鳩山氏への対抗心も見え隠れ。《共同通信》

【この日の民主党】

岡崎トミ子、福山哲郎両参院議員が沖縄を訪問=内外のNGOと意見交換

民主党サミット対策本部では、NGOの役割やNGOとの連携のあり方について情報を得るため、岡崎トミ子、福山哲郎両参院議員を視察団として沖縄県に派遣。21日から22日にかけて内外のNGOと意見交換を行った。

今回のサミットで初めて設置されたNGOセンターに到着した視察団は、国境無き医師団やグリーンピース、ジュビリー2000といった国際NGOから、感染症対策や森林の違法伐採、累積債務問題など途上国を中心とした緊急の課題について話を聞いた。また沖縄環境ネットワークからは、基地が引き起こす環境問題や、見返りに実施される公共事業による自然破壊など沖縄独自の問題について、ブリーフィングを受けた。

続いて一行はサミット・シビルソサエティ(NGO)担当の高須大使による対NGOブリーフィングに出席した。しかし説明の内容が部分的、断片的であり、福山議員は「これだけでは何が議論されているか分からない。NGOがプレスセンターに入れない以上、政府はもっと丁寧な説明をするべき」として、対応の不十分さを指摘した。

またNGOセンターについて両議員は、「サミットで初めてNGOの活動拠点を設置した政府の姿勢は率直に評価したい。コンピュータなどの設備もまずまず」と一定の評価を下した。しかしセンターの場所がサミット会場はもちろん、プレスセンターからも離れていて情報が全く入ってこないといった不満の声も聞かれ、一部のNGOからは「NGOを一箇所に囲い込むための戦術ではないか」といった不信感も示されたことなどから、NGOの位置付けなど今後の課題も大きいと判断した。

党NPO委員長でもある岡崎議員は、視察を終え、「福祉、環境、人権など21世紀の国際的な諸課題の解決に向けて、NGOの果たす役割が極めて大きいことを改めて実感した。今後NPO委員会としても、党のNGO・NPO政策やNGO・NPOとの連携の在り方について議論と実践を重ね、実効性あるパートナーシップを構築して行きたい」と抱負を語った。《民主党ニュース》



7月21日 その日のできごと(何の日)