平成4192日目

2000/06/30

【雪印集団食中毒事件】被害拡大

近畿地方で販売された雪印乳業(東京)の低脂肪乳を飲んだ人が下痢や嘔吐などの症状を訴えた問題で、30日朝から各自治体に症状を訴える通報が相次ぎ、被害者数は2府4県で1000人を超えた。原因は大阪市などが調べているが、まだ分かっていない。

各自治体は「昨日の報道で今朝から報告が爆発的に増えた。重症者はいないもようだ」としている。

大阪府では大阪市71人、東大阪市80人など全域で737人、和歌山県では、1歳女児を含め230人。また滋賀県でも4人被害があったことが分かり、兵庫県73人、奈良県110人、京都府45人と、午後0時半現在で2府4県で計1199人に上っている。

ほとんどのケースで症状は軽いが、和歌山県では7歳と11歳の男児、東大阪市で60代女性の計3人が入院している。いずれも快方に向かっているという。

大阪市生活衛生課は同日午前、飲み残しの牛乳を検査したところ、食中毒菌は見つからなかったと発表した。しかし黄色ブドウ球菌、セレウス菌などは殺菌しても菌が産出する毒素が残存するケースがあるため、大阪工場に対して3回目の立ち入り調査をするとともに、引き続き検査するとしている。和歌山県の調べでは、ヒ素、シアン、カドミウムなど69種類の有害重金属は検出されなかった。

問題の低脂肪乳は大阪工場で今月23、24日に製造された500ミリリットルと1リットル入りの計約12万8000本。同社は回収対象を同一ラインの20日以降製造分も含め約29万8000本としているが、このうち1万2000本が大阪工場に回収されたという。《共同通信》

近畿地方を中心に販売された雪印乳業(東京)の低脂肪乳を飲んだ人が下痢などを訴えた問題で、和歌山市衛生研究所は30日午後、飲み残しの牛乳など3検体から黄色ブドウ球菌の毒素を作り出す遺伝子を検出したと発表した。毒素や菌そのものは検出されていないが、一連の被害は黄色ブドウ球菌による食中毒の可能性が高まった。

また発症者は近畿を中心に3700人を超えた。和歌山市は遺伝子検出だけでは原因と特定できないとして、毒素の検出を急いでいる。しかし、厚生省の係官はこれまでで唯一の手掛かりとしてこの結果を重視。雪印乳業も製造工程の調査を始めた。

発症の届け出は同日午後になっても増え続け岡山県で1人、広島県で2人の報告が新たにあったのをはじめ、共同通信の集計で午後10時半現在、大阪府2601人、京都府141人、兵庫県228人、和歌山県579人、奈良県226人、滋賀県11人と8府県で計3789人に達した。

ほとんどのケースで症状は軽いが、大阪市などで計68人が入院している。事態を重く見た大阪市は30日午後、食品衛生法に基づく製品の回収命令を出した。

大阪市の回収命令の対象は大阪工場で23日以降に製造された低脂肪乳の500ミリリットルと1リットルの計約29万8000本。雪印乳業はすでに自主的に回収してきたが、30日午後6時45分現在で約2万2000本しか回収できていない。《共同通信》




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【宇多田ヒカルさん】シングル「For You / タイム・リミット」発売

【東京地検】受託収賄容疑で元建設相逮捕

建設省発注工事の指名競争入札参加業者の選定に絡み、東証一部上場の建設会社「若築建設」(東京都目黒区)側から3000万円のわいろを受け取ったとして、東京地検特捜部は30日、受託収賄容疑で前衆議院議員で元建設相の中尾栄一容疑者(70)を逮捕した。

併せて都内と甲府市内の中尾容疑者や個人の政治資金管理団体など関係先を家宅捜索した。《共同通信》

【そごう】金融支援決着

経営再建中の百貨店大手、そごう(大阪市)の再建問題は30日、焦点の債権放棄問題で預金保険機構が、新生銀行(旧日本長期信用銀行)保有の大手百貨店そごうグループ向け貸出債権約2000億円を買い取り、うち970億円を放棄すると正式発表し、最終決着した。国による民間企業再建支援という異例の措置に、業界や与野党から反発が出ており、そごう旧経営陣らの責任追及、国による同様の債権放棄への歯止め策が今後の大きな課題となる。

預保機構の決定を受け、関係72金融機関も大半が7月上旬までに総額6319億円の債権放棄受け入れを決める方針。ただ国内4店舗の追加閉鎖やグループで1600人のリストラも含むそごう再建計画が行き詰まれば、追加国民負担が生じる恐れが強い。その場合、再建策を認めた国の責任が厳しく問われるのは必至だ。

そこうの山田恭一社長は会見で「大変な迷惑を国民にお掛けし慚愧の至り。貴任を感じる」と陳謝し、同社の実質オーナーだった水島広雄前会長に私財の追加提供を求める考えを表明。谷垣禎一金融再生委員長(金融担当相)も前会長の経営責任追及が必要との認識を示した。

預保機構の松田昇理事長も会見で「放棄に応じなければ間違いなく(そごうは)法的整理に移る」と指摘。「モラルハザード(倫理観の欠如)になるので私個人はおかしいと思うが、やむを得ない苦渋の選択」と釈明した。《共同通信》

【南北赤十字会談】

韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は30日、北朝鮮の金剛山での赤十字会談で、8月15日の離散家族相互訪問と9月初めの非転向長期囚送還など3項目に最終合意し、合意書に署名した。

南北首脳会談を受けた初の成果で、両首脳間の合意が実現に向け一歩踏み出した。

南北離散家族の相互訪問が実現すれば、1985年以来15年ぶり。経済協力や文化、スポーツ交流など今後の南北和解進展に弾みがつく。《共同通信》

【森喜朗首相】堺屋太一経企庁長官続投望む

森喜朗首相は30日、景気が回復軌道に乗る重要局面である点を重視し、第二次森内閣で堺屋太一経企庁長官の続投を求める意向を表明した。堺屋氏は「任務は終えた」としているが、首相は引き続き慰留に務めたい考えだ。また自民党内の調整の結果、建設相に西田司元自治相の起用が有力となってきた。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民主党の菅直人政調会長は30日の記者会見で、衆院選のラスト2日間に森喜朗首相ら3与党党首がそろい踏みで応援に入った8小選挙区すべてで与党候補が落選したことを指摘し「(3党首は)ギロチンみたいなもので、与党候補者を断頭台の露と消えさせる効果があった。よく3人組が責任を追及されないね」と強烈な一撃。さらに「(3党首が)『森氏を首相にする』と言った所では、見事に国民は結果を出してくれている。(3人で)もっと回ってくれればよかったのに」と皮肉たっぷりだった。《共同通信》

【アンリ菅野さん】死去

ジャズ歌手で司会やディスクジョッキーとしても活躍したアンリ菅野さんが30日午後9時33分、せんがんのため川崎市中原区の病院で死去した。51歳。東京都出身。

平成10年夏にがんを告知され、11年に闘病記「女ひとりガンと闘う」を出版。阿川泰子さんと並び、女性ジャズボーカルブームにおける中心的存在だった。《共同通信》

【この日の民主党】

「氷山の一角にすぎない」菅政調会長が中尾元建設相逮捕で談話

民主党の菅直人政調会長は6月30日、中尾栄一元建設相が受託収賄容疑で逮捕されたことを受けてネクストキャビネットの官房長官名で談話を発表した。

菅政調会長はこのなかで、「事件は、公共事業を集票の道具として使い、私腹を肥やす自民党の金権体質に根ざしており、氷山の一角にすぎない」と指摘。そのうえで「民主党は、職務権限の明確な大臣だけでなく、職務権限はないが実質的に影響力をもつ族議員が公共事業を食い物にすることを辞めさせるためにも、『あっせん利得収賄罪』を制定する必要があると考えている」との立場を改めて表明した。

衆院で無所属議員2名と統一会派/参院で補選当選の高橋さん会派入り

衆議院選挙で、民主党の推薦を受け「無所属の会」で立候補し当選した中田宏、三村申吾両衆院議員は、民主党と同じ会派でともに行動することになった。新しい会派名は「民主党・無所属クラブ」で、全129人。6月30日に国会に届け出た。

また、参院三重県選挙区補選で当選した高橋千秋参議院議員が6月29日付で会派「民主党・新緑風会」に入会し、これで議員数は58人になった。《民主党ニュース》



6月30日 その日のできごと(何の日)