平成4074日目

2000/03/04

この日のできごと(何の日)

【村山富市元首相】政界引退を表明

|社民党の村山富市元首相(76)=大分1区=は4日午後、大分市内で開いた地元後援会の懇親会で「次の総選挙には立候補しないことを決めた。理解してほしい」と述べ、次期衆院選を機に政界から引退する考えを正式に表明した。村山氏は懇親会で「体力、気力には個人差があるが、人にはそれぞれ生きざまがあり、人生観もある。かつて社会党は70歳定年制を敷いており、かねて引退しようと思っていた」と述べ、高齢や体力、気力の衰えを引退の理由として説明した。

社民党の村山富市元首相(76)=大分1区=は4日午後、大分市で記者会見し、今期限りでの政界引退の理由について「気力、体力の限界を感じた。前々回の選挙から今回限りということを申し上げてきており、それを貫きたい」と強調した。出馬を強く要請していた土井たか子党首には同日朝、電話で最終決断を伝えたことも明らかにした。

村山氏は日朝友好議員連盟会長を務めているが、「議席のある間はぎりぎりまで責任を果たし、バトンタッチしたい」と述べた。

首相当時を振り返り、村山氏は「沖縄基地問題で何らかの目安を付けたいと思いながら果たせなかったことと、阪神大震災は今でも心に重くのしかかっている」と述べた。引退後は「これまで積み上げてきた運動を継続したい」と述べ、何らかの政治活動を続けていく考えを示唆した。

社民党党首社民党の土井たか子党首は4日午後、新潟市内で記者会見し、村山富市元首相の政界引退表明について「次の衆院選は党の命運をかけた正念場で、引き続きやっていただきたいと言い続けたが、その中で最後に村山氏が出した結論だ」と述べ、説得を断念する考えを示した。

今後の対応について「北海道から沖縄に至るまで、選挙の前から活動していただく約束をしている」と強調、党の選挙活動に対する村山氏の全面的な協力に期待を表明した。《共同通信》

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【 PlayStation2】発売

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の話題の次世代ゲーム機「プレイステーション2(PS2)」が4日、全国で発売された。石川県内の取扱店では、寒さに備えてテントを持ち込んだ徹夜組を含め、多いところで200人以上が販売開始を待ち構え、開店直後に完売となる店が相次ぐ過熱ぶり。幅広い世代にゲーム人気が広がる世相も浮き彫りにした。

金沢市片町2丁目の「宝島王国」片町店には3日正午ごろから防寒具に身を包んだ若者が並び、4日午前8時前には人数が73台の入荷台数を上回ったため店側は行列を打ち切り、その後も詰め掛けた客への事情説明に追われた。約260台を準備した野々市町の同社工大前店では、待ち時間にマージャンを楽しむ徹夜組もみられた。《北國新聞》

【サッカー・ゼロックス杯】

サッカーのシーズン幕を告げるゼロックス・スーパーカップは4日、東京・国立競技場で昨年度Jリーグ年間王者のジュビロ磐田と天皇杯全日本選手権優勝の名古屋グランパスが対戦、1−1からのPK戦3−2で磐田が初制覇した。磐田は3000万円、名古屋は2000万円の賞金を獲得。

試合は後半に動いた。名古屋は10分、新外国人選手のホミルドが先制。磐田も果敢なサイド攻撃で応戦し、28分に右センタリングを福西が豪快にけり込み同点に追いついた。PK戦では磐田のGK尾崎が名古屋のストイコビッチ、平野を立て続きに防いで優位に立ち競り勝った。《共同通信》

【スピードスケート・世界距離別選手権】第2日

スピードスケートの世界距離別選手権第2日は4日、長野市エムウエーブで男女計4種目を行い、男子500メートルは清水宏保(NEC)が合計タイム1分10秒49で3年連続4度目の優勝をした。

1回目に35秒30でトップに立った清水は、2回目も国内最高記録となる35秒19で1位となり、完勝した。マイケル・アイルランド(カナダ)が合計タイム1分11秒14で2位、世界記録保持者のジェレミー・ウォザースプーン(カナダ)は同1分11秒38で3位。

男子1500メートルはイツ・ポストマ(オランダ)が1分47秒98で二連覇、野明弘幸(長野県体協)は1分48秒99の国内最高記録で4位だった。

女子5000メートルはグンダ・ニーマン・シュティルネマン(ドイツ)が6分58秒71で四連覇し、田畑真紀(富士急)は自らの日本記録を1秒03縮める7分13秒75の日本新で7位。女子1000メートルはモーニク・ガルブレヒト(ドイツ)が1分16秒59で、前日の500メートルに続いて優勝した。《共同通信》

【マリナーズ・佐々木主浩投手】オープン戦初登板

今季から米大リーグのマリナーズでプレーする佐々木主浩投手が4日(日本時間5日)、アリゾナ州ピオリアでオープン戦初登板を果たし、パドレスを相手に1回を投げ、三振は奪えなかったが、1安打無失点で最後を締めた。

16−8の大量リードの九回に六番手としてマウンドに上がった佐々木は先頭のアレンを捕邪飛に仕留めた後、ロスコスに左翼フェンス直撃の二塁打を浴びた。しかし、続くミリアードを投手ライナーの併殺に打ち取った。《共同通信》



3月4日 その日のできごと(何の日)