平成4073日目

2000/03/03

【新潟女性監禁事件】37歳容疑者を起訴

新潟の女性監禁事件を捜査してきた新潟地検は3日夜、女性(19)を9年2カ月にわたり自宅に監禁し、両脚の筋力低下などの傷害を与えたとして、未成年者略取と逮捕監禁致傷罪で同県柏崎市、無職S容疑者(37)を起訴した。

逮捕容疑にあった女性の心的外傷後ストレス障害(PTSD)について、同地検は東京高検と協議したが「傷害ととらえるには慎重な検討が必要」として、起訴事実から外し、継続捜査とした。逮捕前、精神の不安定を見せたS被告の責任能力については簡易鑑定の結果や犯行状況、供述内容などから総合的に判断し、犯行時も現在も責任は問えると判断した。

S被告は起訴事実を大筋で認めているものの、事件への反省の言葉はないという。今後は被害者の心の面でのケアが急務となる。

この事件では、女性が保護された夜に小林幸二・前県警本部長=2月29日付で辞任=ら幹部が特別監察に訪れた中田好昭・前関東管区警察局長=同=と温泉旅館でマージャンをしていたことが発覚。本部長と管区局長が辞任に追い込まれ、田中節夫・警察庁長官が国家公安委員会から減給の懲戒処分を受ける前代未聞の不祥事に発展した。

起訴状などによると、S被告は平成2年11月13日夕、新潟県三条市内で下校途中の当時小学四年だった女性の胸にナイフを突き付け「おとなしくしろ」などと脅し、車のトランクに押し込めた。その後、柏崎市の路上で、粘着テープで女性の体を縛り再び車のトランクに押し込み、同市内の自宅二階の部屋に監禁。両脚の勢低下や骨量減少などの傷害を与えた。a S被告は女性が逃げようとすると「おれの言うことを絶対守れ」「守らなかったらおまえなんかいらなくなる」「海に浮かべてやる」などと脅迫。女性の腹部に高圧電流銃を突きつけて脅したり、顔を殴るなどの暴力を加えたほか、床に赤い粘着テープを張り行動範囲を制限するなどしていた。女性は逃げる気を失ってしまったという。《共同通信》




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【スピードスケート・世界距離別選手権】第1日

スピードスケートの世界距離別選手権第1日は3日、長野市エムウエーブで男女計3種目を行い、女子3000メートルで田畑真紀(富士急)が4分9秒18の国内最高記録をマークして3位に入り、日本女子では同選手権中長距離種目で初のメダルを獲得した。男子5000メートルでは白幡圭史(コクド)も3位になった。

女子3000メートルはクラウディア・ペヒシュタイン(ドイツ)が4分5秒68で初優勝し、五連覇を狙ったグンダ・ニーマン・シュティルネマン(ドイツ)は4分5秒75で2位。男子5000メートルはジャンニ・ロメ(オランダ)が6分23秒31で三連覇した。白幡は6分31秒16の国内最高記録で、1996年の第1回大会5000メートル2位以来のメダル獲得。

女子500メートルには世界スプリント選手権で総合優勝したモニク・ガルブレヒト(ドイツ)が合計タイム1分17秒48で初優勝。日本勢は大菅小百合(三協精機)が同1分17秒81で4位、三宮恵利子と岡崎朋美の富士急勢はそれぞれ5位、8位だった。《共同通信》

【宮澤喜一蔵相】景気は9月以降本格回復

宮澤喜一蔵相は3日午前の参院予算委員会で、今後の景気見通しについて「設備投資は9月ごろには少しプラスになってくる。消費が回復し、設備投資が多少プラスになれば、明らかに民間主導の経済成長に入れる」と述べ、9月以降、本格的な景気回復軌道に乗るとの見通しを示した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・民主党の鳩山由紀夫代表は3日、党の女性集会であいさつし「警察庁長官の減給、元防衛庁幹部の盗撮とか不祥事ばかりだ」と、官界のモラル低下を嘆いた。さらに「女性の優しさから来る強さが(改革には)必要だ」と、女性の政界進出を応援する姿勢をPR。その後、男性若手議員に「あなたでも盗撮なんてしないのにね」と言って会場の笑いを誘ったが、当の議員は赤面、困惑顔に。軽口で波紋を起こすことも多い鳩山氏だが、同席の女性議員からは「鳩山さんも意地悪よね」と、若手議員に同情の声も。《共同通信》

【小渕恵三首相】手紙にお礼の「ブッチホン」

小渕恵三首相は3日午後、沖縄県立向陽高校(島尻郡具志頭村)の生徒30人から英文の手紙をもらったお礼に、指導に当たった高良昌子教諭に、首相官邸の執務室からお礼の「ブッチホン」をかけた。

高良教諭は二年生の英語一の授業の一環として「21世紀への伝言」をテーマに、世界の要人に英文で手紙を送ることを指導。先月上旬、沖縄の将来やサミットなど思い思いのテーマで書かれた手紙が首相の元に届いた。首相は電話で「手紙に目を通して感動しました。新しい試みなのでこれからも続けてください」と激励、「沖縄サミットの年なので今月中に沖縄に行きます」と、沖縄訪問をPRした。《共同通信》

【チリ】ピノチェト元大統領が帰国

独裁政権下の「人道に対する罪」を問われ、英国で1年4カ月にわたり軟禁状態に置かれていたピノチェト元チリ大統領(84)は3日午前(日本時間同日夜)、チリの首都サンティアゴ郊外の空港に到着、帰国した。

元大統領は車いすで機外に出た後、イスリエタ陸軍司令官と抱き合い、笑みを浮かべて帰国を喜び合った。手につえを握りながらも、しっかりとした足取りで、出迎えた家族や軍首脳、軍政時代の元閣僚ら約400人に右手を挙げてこたえた。

これに対し弾圧の犠牲者家族らは夜を徹して抗議集会を開催。元大統領の帰国はチリの複雑な国内事情をあらためて浮き彫りにした。

元大統領は、空港からヘリコプターでサンティアゴ市内の陸軍病院に向かった。

元大統領は2日、ストロー英内相が健康の悪化を理由に帰国を認める決定を下したのを受け、チリ空軍の専用機で英国を出発。元大統領は1998年9月下旬、ヘルニア治療のため英国へ渡り、同年10月に英当局に逮捕された。

チリでは軍政の弾圧による犠牲者の家族らが、元大統領を首謀者とする元軍幹部らを誘拐、殺人、拷問などの罪で控訴裁判所に刑事告発。告発件数は約60件に上り、専任判事が捜査を開始している。

チリでは今月11日にフレイ大統領からラゴス次期大統領に政権が引き継がれる。現、次期の両大統領は元大統領の訴追については「裁判所にゆだねる」とし、政治的介入を認めない方針を繰り返している。《共同通信》

【民主党ニュース】

華やかにさわやかに「女性支援基金1周年ティーパーティ」開催

1人でも多くの女性議員を誕生させるために設立された「民主党女性支援基金」の設立1周年を記念するティパーティが3日、東京都内のホテルで開かれた。会場は、流行のピンクや白、黄色など明るい色であふれ、ふだんの集まりと違って華やかな雰囲気に包まれた。

基金の運営委員長でもある鳩山由紀夫代表はあいさつで、「近ごろ新聞の1面を行政の不祥事がにぎわせているが、まさに男性中心の社会がもたらしたもの。これを女性中心の社会に切りかえないといけない。やさしさのなかに悪を許さない強さをもつ女性の清らかな心が、日本の行政には必要だ。女性がもっともっと政治参画するような社会にしなければいけない」と訴えた。前男女共同参画委員長の笹野貞子参院議員も「ますますがんばりたい」と意欲を表明した。

次に来賓あいさつに立った下村満子さんは、女性候補支援のための超党派組織WinWinの副代表。「今のひどい状態を憂えている」と述べ、「警察が堕落しているのは、何と言っても政治が堕落しているから。これからは既得権益を離さない保守的な男性ではなく、女性の冒険的で率直な青くさいところが必要だ。私たちは民主党を仲間だと思っている。ぜひ半分は女性議員の政党になってください」と、ともに女性議員を増やすことを呼びかけた。

◆女性候補の全員当選を!–広中副代表

続いて作家の鈴木光司さんが男女共同参画社会について記念講演。かけつけた5人の新人女性候補者=宮城県2区の鎌田さゆりさん、茨城県1区の佐藤ゆみさん、東京都8区の片山光代さん、同23区の石毛えい子さん、神奈川県4区の大石尚子さんが決意を語り、支援資金100万円の目録を受け取った。

これを受け、広中和歌子副代表が「幅が広く、奥が深い政治の場への女性の参加が少ないことが問題。党女性候補者の全員当選を期そう」とアピール。 竹村泰子男女共同参画委員長が「支援基金の運動が日本中に広がっていくことを願いながら、元気に活動しましょう」と呼びかけ、幕を閉じた。

◆「子育てできて、僕はラッキー」作家の鈴木光司さんが記念講演で

記念講演をした鈴木光司さん(写真右)は「リング」や「らせん」の大ヒットで知られる作家にして、「文壇界最強の子育てパパ(自称)」。2人の娘さんを育てながら小説執筆を続けた歩みをふり返り、「僕は結婚と子育てで大きなエネルギーを得、小説もランクアップした。しかし、出産→文学賞受賞という順番が逆だったら、ゼロ歳児と深くかかわるという、かけがえのない経験はできなかったのではないか。ラッキーだった」と述べ、家族がともに過ごす大切さを強調。

そのうえで、「サラリーマンのお父さんももう少し家族と過ごせないか。そのためにも、お母さんには外に出て自分の生き方を追求してほしい。その隙間にお父さんが入って父性と母性のバランスを取れば、子どもも変わるだろう」「男は外へ、女は内で―では、男は全く鍛えられない。女性が自立する社会をつくることが、男性のトレーニングになる」と述べ、男女がともに生きられる社会づくりの大切さを訴えた。

[参院予算委]「保利国家公安委員長の責任重い」直嶋正行議員が追及

参院予算委員会が3日開かれ、民主党・新緑風会の直嶋正行議員が新潟県警をめぐる一連の不祥事について政府をただした。

直嶋議員は、「警察幹部に対し、実質的な処分なしですませた国家公安委員会の判断が国民の激しい批判を呼んでいる。今からでも見直すべきではないか」と対応をただした。これに対し保利国家公安委員長は、「各委員は(警察の引責辞任の決定を)了とした」とのみ答弁。直嶋議員はさらに「それならなぜ国家公安委員会のホームページなどに国民の批判が多数寄せられているのか。本当にあの判断で正しいと思っているのか。一連の不祥事については委員長自身の責任も重く、警察庁長官の減給処分だけではすまされない」とせまった。

だが保利委員長は「判断は間違っていない。ほかに不祥事を起こすような体質がないかどうかの検証を遂行することが自分の責任だ」として辞任要求を拒否しただけでなく、「この問題が大きくなったのは関東管区警察局長が自分の不始末をあえて申告したからだ」などと辞職した局長を弁護するような発言をし、多くの委員から抗議の声が飛んだ。

また青木官房長官も「内閣としての責任は重い。個人的には警察幹部に対する処遇は甘いと思う」としながら「独立性のある公安委員会が決定したことは受け止める」と述べ、何の具体策も示さなかった。

保利国家公安委員長らの更迭を主張=菅政調会長が会見で

民主党の菅直人政調会長は3日の定例会見で、新潟県警の不祥事に関し「責任を取るべきだ」として保利国家公安委員長と田中警察庁長官の更迭を主張した。あわせて警察追認との批判を呼んでいる5人の公安委員も自ら辞任するよう要求した。

菅政調会長は、「県警本部長らが新潟のホテルで飲み食いした料金について、田中長官は個人的に支払ったと答えているが、ツケ回しにされた疑いが強い」として、追及していく意向を表明。さらに国家公安委員についても「国会の人事承認事項だが、事前にオープンヒアリングを行って予定者の警察行政への姿勢などを審査する必要がある」と指摘、「問題になった関東管区警察局長の監査は役所が役所をチェックするもので有名無実だ」として、独立行政監査員制度の再提出を検討する考えを明らかにした。

旧軍人・軍属の在日韓国・台湾人などの救済へ法案提出

民主党は、第2次世界大戦で軍人・軍属として軍務に服しながら、戦後日本国籍を失ったため、戦争被害に対する補償を受けられなかった在日韓国・台湾人などを救済するため、「特別永住者等である戦傷病者等に対する特別障害給付金等の支給に関する法律案(仮称)」を今国会に提出することを決めた。3日の記者会見で発表した。

かつて「日本臣民」と呼ばれた朝鮮半島や台湾などの出身者のうち、戦後、特別永住者として日本で生活してきた旧軍人・軍属は、戦傷病者戦没者援護法や軍人恩給の対象外とされ、日本人の旧軍人・軍属と比べて著しい差別的待遇を受けてきた。

昨年10月には、大阪高裁がこうした処遇をめぐる是非を問う裁判で「違憲の疑いがある」との判断を下している。

民主党案の内容は、特別永住者の戦傷病者で障害をもつ人に対し、現行の戦傷病者戦没者援護法と同等の給付を行い、さらにその遺族に対しても戦没者1人あたり300万円を支給するというもの。

会見では、民主党ネクストキャビネット(NC)の千葉景子男女共同参画・人権・総務大臣が法案の趣旨を説明。

山本孝史NC雇用・社会保障副大臣が、「法案は独自提出が基本だが、他党とも協議し、できるだけ幅広い形で提出したい。高齢の方も多いので、早くすすめたい」と述べ、早期提出の意向を示した。



3月3日 その日のできごと(何の日)