平成3957日目

1999/11/08

この日のできごと(何の日)

【山陽新幹線】トンネル点検の為部分運休開始

山陽新幹線で続いたトンネル壁崩落事故を受けて10月25日から始まった全トンネルを対象にした総点検に伴い、JR西日本は8日午後10時すぎから、同新幹線広島−博多間で一部列車の運休を開始した。連日、部分運休を含め上下計9本を運休。12月15日の総点検終了まで続き、6万人近くに影響が出る見通し。

山陽新幹線の運休は、阪神大震災や事故などの場合を除き、昭和50年の全線開業以来初めて。

運休するのは博多発小倉行きのこだま694号、同696号、広島発小郡行きこだま595号で、ほかに東京発博多行きのぞみ27号や同ひかり129号の運転を広島で打ち切るなどする。JR西日本は期間中、広島−博多間で新幹線上下2本、在来線上下3本の臨時列車を出す。JR九州も小倉−博多間で特急列車上下5本を増発する。

同社は部分運休の対策本部を設置。8日未明から始発までの間、新幹線停車駅ホームに設置した時刻表掲示板の午後10時以降分について、部分運休に合わせたダイヤを記したシールを張ったり、新幹線車両内の時刻表を張り替えるなどの対応に追われた。

山陽新幹線で8日午前、トンネル内で漏水用といが垂れ下がっているのが見つかったり、走行中に車両床下で異常音が感知され、午後には車両の窓ガラスにひびが入っているのが発見された。同新幹線で車両の窓ガラスにひびが入ったり傷がつくトラブルは10月21日以降これで5件目。

同日午前8時45分ごろ、厚狭−新下関間の埴生トンネル(山口県下関市)内を走行中の広島発博多行きこだま567号から「トンネル側壁から照明器具のような物が垂れ下がっている」と、新幹線総合指令室(東京)に連絡があった。

JR西日本が調べたところ、同トンネルの新下関側出入り口から約0.5キロ付近で、側壁から長さ約3メートルのビニール製の漏水用といが垂れ下がっていた。新幹線の運転には支障がなかったが、現場の状況を確認するため後続列車が一時トンネル内を徐行した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【自民党】企業献金禁止に転換

自民党は8日の役員会で、政治家個人に対する企業・団体献金を存続させるとのこれまでの方針を転換し、来年から同献金を禁止する措置を講じることを基本的に了承した。

具体的対応は小渕恵三首相(党総裁)、森喜朗幹事長に一任。森氏らは9日の党役員連絡会と総務会に、この方針を提起して意見集約を図った上で、今臨時国会での政治資金規正法改正を目指す意向だ。《共同通信》

【大相撲九州場所】2日目

大相撲九州場所2日目(8日・福岡国際センター)横綱貴乃花が小結武双山を右上手投げで下して、名古屋場所11日目以来の白星を挙げ、横綱の不名誉な連敗記録(不戦敗を除く)を7で止めた。横綱武蔵丸も貴闘力を押し出し連敗を免れた。3大関は、かど番の貴ノ浪が玉春日を押し倒して2連勝、千代大海は右上手投げで雅山を退けて1勝1敗としたが、初日快勝の出島は小結土佐ノ海に押し出された。魁皇は勝ち、栃東は負けて両関脇は1勝1敗。新入幕の隆乃岩は元気に2連勝した。《共同通信》

【プロ野球】

広島の江藤智内野手(29)が、フリーエージェント(FA)権を行使して他球団へ移籍することになった。8日、松田元オーナ代行と広島市内のホテルで話し合い、FA申請書を提出した。9日に会見し、正式にFA宣言することを表明する。

話し合いを終えた江藤は「いろいろなアドバイスを受け、温かい言葉もかけてもらった。もう一度考えて、あした(9日)返事をさせてもらいます」と球団を通じてコメントした。しかし、東京都出身で、かねてから在京指向が強かったのは周知の事実。また、広島ではFA宣言した上で再契約した前例がないことから、移籍前提としているのは確実と見られる。

松田オーナー代行は、「江藤には『うちに残ってチャレンジしてほしい』と伝えた。本人は(FA宣言を)するつもりでいたと思うが、結論を出すのを延ばしてもらったという状況だ」と説明した。

現役5位タイの通算248本塁打を放っている江藤のFA権行使で、数球団による争奪戦となることは必至。推定年俸が1億8000万円と高額であるにもかかわらず、三塁手が手薄な横浜、巨人や、長距離打者を必要とする阪神、中日などが獲得に乗り出すと思われる。

フリーエージェント(FA)宣言し、去就が注目されるダイエーの工藤公康投手は8日、同球団との交渉経緯を記した直筆の文書を公表。入団時のいきさつが守られなかったことが決裂の原因とする胸のうちを明かした。

この文書は、熱心な署名活動をするなど、残留を望むファンにあてたものだが、球団との契約交渉に触れ「5年前に入団したとき、好条件を出していただきましたが『優勝に貢献できたときにいただきたい』ということで、現状維持で契約金なども一切辞退して入団しました」と説明。球団が過去のいきさつを考慮せず、交渉に臨んだことで不満を募らせたとしている。

今後については「ファンの方々の温かい声援に報いるためにも、気持ちを新たにして野球に打ち込んでいきたいと思います」とだけ語っている。《共同通信》

【J2】第34節最終日

Jリーグ2部(J2)第34節最終日(9日・大宮公園サッカー場=1試合)2位のFC東京が延長の末、大宮アルディージャに0−1で敗れたため、既に今節の試合を終えていた首位の川崎フロンターレの初優勝が決まった。

東京は勝ち点61。川崎Fは同70で、東京は残り2試合に連勝しても勝ち点で川崎Fには届かない。川崎Fは今節の試合で既に2位以内を確定し、1部(J1)昇格を決定、東京と3位の大分トリニータ(同59)とのJ1昇格争いは残りの2試合に持ち越された。《共同通信》

【ザ・ベスト・スマイル・オブ・ザ・イヤー】

○・・・王さんは白い歯も日本一。6万人を超える全国の歯科医師が、ことし最も笑顔の輝いていた著名人を選ぶ「ザ・ベスト・スマイル・オブ・ザ・イヤー」。7回目のことしは8日、プロ野球ダイエーの王貞治監督が歌手の茂森あゆみさんとともに選ばれた。

○・・・「暗いと言われていたのに、選手がいい仕事をしてくれて、私の表情もにこやかになった」と笑顔で感謝。

○・・・しかし、話題の中心はフリーエージェント宣言した工藤公康投手に。「自分の考えを尊重して悔いのない判断をしてほしい。もちろん(ダイエーに)残ってくれるのが一番だけど」エースの離脱がちらついては、笑ってばかりもいられない−。《共同通信》

【核燃料物質取り扱い事業場】安全法違反が25件

茨城県東海村の臨界事故を受けて実施された労働省の核燃料物質取り扱い事業場(原子力発電所を除く)への総点検の結果、構内下請けを含む9事業場で計25件の労働安全衛生法違反があったことが8日、分かった。

労働省が東京都内で原子力施設への監督指導を強めるため開いた関係労働基準監督局・監督署合同会議で報告された。同省によると、違反内容は、衛生委員会の構成が法の要件を満たしていなかったり、協議組織の選任・報告、エックス線作業主任者の選任、産業医の定期巡回をしていなかったなど、安全衛生管理体制などの不備に関するものが19件を占めた。このほか、作業環境測定の実施や歯科医による健康診断をしていないなどの違反が6件あったという。

法違反にはならないものの問題があったケースとして、個人被ばく線量測定結果の通知書を長期間保存することなど計55件について14事業場を指導した。総点検は10月1日から22日まで、原子力発電所を除く全国の核燃料物質を取り扱う千17事業場を対象に実施した。《共同通信》



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