平成3958日目

1999/11/09

【ベルリンの壁】崩壊から10年

ベルリンの壁崩壊から10年を迎えた9日、ベルリンの旧帝国議会議事堂(連邦議会)で、ゴルバチョフ元ソ連大統領、ブッシュ前米大統領、コール前ドイツ首相らが出席して記念式典が開かれ、歴史的な決断にかかわった元首脳らが平和への誓いを新たにした。

式典では、ドイツ国歌演奏の後、ゴルバチョフ氏が「ドイツの発展は喜ばしいことだ」と指摘。その一方で「10年前に壁を開いた人々に対する裁判が行われていることは理解できない」と述べ、壁を開く決断をしながらも、市民への発砲を指示した殺人罪でクレンツ元社会主義統一党書記長の有罪が確定したことをあらためて非難した。

ブッシュ氏は、壁崩壊時、「実現不可能と思われた夢が現実となった」と感じたが「ソ連軍が介入するのではないか」との不安も抱いたと述べた。

コール氏は、当時、群衆がベルリンのソ連軍駐とん地に迫っているとの情報にゴルバチョフ氏は懸念を示したが「デモは平和的に行われているとの私の話を信じてくれたことを決して忘れない」と述べ、同氏がソ連軍の投入を自制したことに謝意を表明した。

シュレーダー・ドイツ首相は、旧東西の国民の間に心理的な壁が残っていることに言及しながら「欧州は二度と壁で分断されてはならない」とし、東欧諸国の欧州連合(EU)加盟を全面的に支援する考えを示した。

ベルリン市内ではこのほか、ブランデンブルク門などで、コンサートなどの記念行事が行われ、多数の市民が参加した。

第二次世界大戦終結後、ベルリンは東西に分割占領され、1961年8月、市民の逃亡を防ぐため東側当局が壁の構築を始めた。85年にソ連のゴルバチョフ政権が登場し、東欧諸国の民主化の流れが加速。東ドイツのクレンツ政権は89年11月9日、壁の開放に踏み切った。《共同通信》

ベルリンの壁崩壊から10周年を迎えた9日、市内ではさまざまな記念行事が開かれ、大勢の市民がそれぞれ冷戦終結から10年間の思いをかみしめ、ドイツ統一への歓喜と不満が交錯した。

ブランデンブルク門前の広場では、ロシア出身の世界的なチェロ奏者ロストロボービッチ氏らによる記念コンサートが行われ、小雨の中約5万人の市民らで身動きもできない混雑となった。

また門からポツダム広場にかけての壁の跡地に、ロックバンドの演奏に合わせて無数の仕掛け花火が打ち上げられると大歓声が上がり、門の周辺は10年前と同じ一体感に包まれた。

市西部から来た公務員のマンフレート・ヘンデウェルクさん(63)は「最高の気分だ。もう壁があったころには戻りたくない」と声を弾ませた。

その一方で、東西の経済格差が解消されなければ統一を率直に喜ぶことはできないと不満を漏らす声も聞かれ、市東部から来た40代の夫婦は「きょうはうれしい日だが、東にはいろいろな問題がある」と話した。

市内の行事にはシュレーダー首相やゴルバチョフ元ソ連大統領らも駆けつけ、冷戦の象徴だった壁崩壊の歴史的な記念日を市民とともに祝った。《共同通信》




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【大相撲九州場所】3日目

大相撲九州場所3日目(9日・福岡国際センター)両横綱はそろって連勝。武蔵丸は大熱戦の末に琴錦を寄り切り、貴乃花も雅山を寄り切って、ともに2勝1敗とした。大関は千代大海が玉春日をはたき込み、出島は旭鷲山を寄り切った。かど番の貴ノ浪は小結土佐ノ海に送り出された。大関3人は2勝1敗。関脇魁皇は小結安芸乃島に敗れ2敗目。安芸乃島と関脇栃東は白星を先行させた。全勝は初日から大関戦3連勝の土佐ノ海と平幕の闘牙、大日ノ出の3人。《共同通信》

【プロ野球】ゴールデングラブ賞

プロ野球のゴールデングラブ賞が9日発表され、パの投手は松坂(西武)が選ばれた。高校出の新人としては1988年の立浪(中日)以来2人目で、19歳1カ月の松坂は史上最年少受賞者となった。

同賞は守備の優れた選手をセ、パ両リーグから各ポジション1人ずつ選出するもので、日本一となったダイエーからは捕手の城島が初、外野手の秋山が11度目の受賞。イチロー(オリックス)は6年連続でパの最多票を獲得、パでは初めて全球団から受賞者が出た。

セでは中日からだれも選ばれず、優勝チームから受賞者がいないのは初めて。上原(巨人)は、新人としてはセで4人目。7度目の古田(ヤクルト)はセの捕手としては通算最多。また10度目の駒田(横浜)が、山本浩二(広島)に並ぶセ歴代最多タイとなった。

選考は全国の新聞、通信、放送各社のプロ野球担当記者の記名投票で行われ、有効投票はセが170、パは131だった。《共同通信》

【島根県教育委】暴言校長を降格処分

島根県内の村立小学校の校長(52)が、今年6月の職員朝礼で、児童の保護者について「脳足りん」「ばか」などと発言し保護者らが免職処分を求めていた問題で、同県教育委員会は9日付で校長を停職6ヵ月の懲戒処分と、校長から教諭へ降任する分限処分をした。

処分理由として県教委は(1)校長が二日酔いの状態で、職員朝礼で児童の保護者や地域住民を馬鹿にする発言をした(2)校長に就任の1997年4月から今年4月までの間、飲酒の席でたびたび地域住民とトラブルを起こしたーなど、管理職として不適格としている。

県教委の処分について同校長は「地域との考えの違いにプレッシャーを感じており、その辺を理解していただけなかったのは残念」などと話していたという。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・自民党の池田行彦総務会長は9日の総務会後の記者会見で、企業・団体献金の禁止、存続をめぐって総務会で激論が交わされたのに、「ことの運び方についていろいろ意見があった。最後は森喜朗幹事長に一任された」などさらりと紹介。詳しい議論の内容を尋ねられても「(賛否が)だいたい半々くらいだった」と、穏便に推移したかのように説明。会見後も「私が『ある総務は禁止に賛成だった』などというと、後でおれは違うと抗議される」などと釈明しきりだったが、荒れる総務会と報道されるのがよほど嫌なようだ。《共同通信》

【民主党ニュース】

衆院各委員会で論戦始まる

第146回臨時国会は、今週から衆議院の各委員会で、法案審議や各省庁の政策全般についての一般質疑が始まった。9日は、民主党から法務委で福岡宗也、日野市朗両議員、商工委で渋谷修、島津尚純、中山義活各議員、文教委では松沢成文、肥田美代子両議員がそれぞれ質問に立ち、法案の問題点や、自自公連立政権や政治倫理について大臣や政務次官の見解をただした。

「『自分さえ良ければいい』『ルールを守らない』という人は人から信頼されず、きらわれますよね」――文教委員会で質問に立った民主党ネクストキャビネット(NC)の松沢成文・教育科学技術担当大臣は、文部省が幼児を持つ親のために無料配布している「家庭教育手帳」「家庭教育ノート」の内容を引き合いに出し、企業団体献金禁止の約束を反故にしたり、一度決めた介護保険制度を変更するなど、「国民との約束を破る」政治家の道徳・倫理観について、中曽根文相に見解を求めた。文相はこれに対し、「党と政府の決定に従う」「政治なのだから、その時の状況で判断が変わることがある」などと言い逃れるばかりで、正面から答えようとはしなかった。

松沢議員はさらに、文相の子息が500万円のゴルフ場会員権や過大な定期預金を取得していることを指摘し、「安易にモノを買い与え過ぎると、子どもは欲しいモノを手に入れるために努力したり、工夫できなくなる」と再び家庭教育手帳を読み上げた。文相は「高校生もゴルフをやるし、国体の種目にもなった。妻の名義を書き換えただけで、贈与税は払っている」と弁解したが、松沢議員は「子弟の教育を考えるなら、キャディのバイトをしながら、パブリックコースで練習すべき」「だから国会議員は特殊だと思われる。国民から見るとおかしなことだ」と切り捨てた。

また、松沢議員は小此木八郎文部政務次官が就任後の先月18日に平日ゴルフを行っていたという報道を取り上げ、「政務次官は特別国家公務員。自覚に欠けるのでは」と批判した。小此木政務次官は「国会閉会中であり、公務の予定はなかった。ゴルフをしてもいろいろな意見を聴き、学ぶことはできる。ゴルフは遊びではない」などと開きなおったが、松沢議員は「公務がないのなら荒廃している学校現場などを積極的に視察するべき」と容赦しなかった。

さらに、松沢議員は日本国憲法における国民の権利や私学助成についての文相の見解をただした他、海外留学の際の英語力テストなどに使われるTOEFLの成績で、日本人の平均点が世界208カ国中202位で、アジアでは北朝鮮とともに最下位であることを紹介。「日本の英語教育の失敗を物語っている」と指摘した。そして「英語は今や世界語で、国際会議やインターネットもほとんどが英語だ」として、大学入試でのTOEFLの利用や、政治がリーダシップをとって今後10年を目途に英語を第2公用語とすべきと提言した。



11月9日 その日のできごと(何の日)