平成3956日目

1999/11/07

この日のできごと(何の日)

【海上自衛隊】初の邦人輸送訓練

海外での争乱や大規模災害などの緊急事態に備え、海上自衛隊は7日、艦艇や艦載ヘリコプターを使った初の在外邦人らの輸送訓練を横須賀教育隊(神奈川県)周辺と相模湾で実施した。

日米防衛協力のための新指針(新ガイドライン)関連法の一つ、自衛隊法の改正で、従来は航空機に限られていた輸送手段に船舶や搭載ヘリが追加されたのを受けた訓練。海自隊員約1200人のほか、陸上自衛隊第一空てい団(千葉県)の隊員約40人、外務省邦人保護課の職員5人も参加した。

訓練は午前9時すぎ開始、外国にある施設に見立てた体育館で現地大使館員役の外務省職員が、脱出を待つ邦人にふんした海自隊員約300人に出国手続き。海自隊員が金属探知機で手荷物チェックをした後、小銃や機関銃を持った防弾チョッキ姿の陸自「誘導隊」の警護で脱出用の小型船や艦載ヘリの待機場所へ移動し、沖合約4.5キロに停泊した護衛艦しらね(5200トン)など5隻までピストン輸送した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【大相撲九州場所】初日

大相撲九州場所初日(7日・福岡国際センター)出場した横綱がともに敗れ、大関千代大海も負ける波乱の幕開けとなった。横綱陣は武蔵丸が小結安芸乃島にうまく攻められ寄り切られた。左手薬指に不安が残る貴乃花は平幕の玉春日に力無く押し出された。貴乃花の名古屋場所からの連敗(不戦敗は除く)は7で、横綱最多連敗の新記録となった。玉春日は6個目の金星。

大関では千代大海が小結土佐ノ海のはたき込みに屈した。かど番の貴ノ浪は苦戦しながら雅山をかわず掛けで下し、出島は貴闘力を押し倒した。関脇魁皇は黒星スタートで、関脇栃東と小結武双山は快勝した。《共同通信》

【プロ野球・ダイエー】福岡で優勝パレード

球団創設11年目で初の日本一に輝いた福岡ダイエーホークスの優勝パレードが7日午後、福岡市中心部の繁華街で行われ、沿道を埋め尽くした30万人の市民が、若鷹軍団とともに日本一の喜びを分かち合った。

午後3時40分すぎ、王貞治監督らを乗せた先頭のオープンカーが、ビルの上からも紙吹雪が舞う中、同市博多区の交差点をゆっくりとスタート。「王さんおめでとう」「よっ、日本一」などの声に、選手は笑顔でこたえていた。

日本シリーズMVPの秋山幸二選手と隣り合って、フリーエージェント(FA)宣言で去就が注目される工藤公康投手もオープンカーに。「工藤やめないでくれ」と、沿道からホークス残留を求めるひときわ大きい声援が飛んだ。《共同通信》

【WBAスーパーフライ級タイトル戦】戸高秀樹選手が初防衛に成功

世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は7日、東京・両国国技館で行われ、チャンピオンの戸高秀樹(緑)が挑戦者で同級5位の名護明彦(白井・具志堅スポーツ)に3−0の判定で勝ち、7月に獲得した王座の初防衛に成功した。

戸高の戦績は19戦16勝(7KO)2敗1分け。世界初挑戦に失敗した名護の戦績は16戦15勝(1KO)1敗。

通算10度目となった日本人同士の世界戦は序盤からクリンチやホールドの多いラフな展開となった。手数の多い戸高に対して有効打で名護が対抗したが、終始積極的に前に出た戸高が、小差の判定勝ちを収めた。《共同通信》

【競馬】第60回菊花賞

第60回菊花賞(7日・京都3000メートル芝15頭、GI)皐月賞3着、ダービー2着と春の二冠はいずれも惜敗したナリタトップロード(渡辺薫彦騎乗)が、3分7秒6で悲願のGI初制覇、賞金1億1200万円を獲得した。渡辺騎手は9年ぶり、史上12人目の菊花賞初騎乗初勝利。沖芳夫調教師も初底利。

人気の“3強”の着順は、前半の位置取りで決まったようなレース。メジロロンデンの超スローベースの先行は2周目でも変わらず、早々と好位をキープしたナリタトップロードが直線一気に抜け出し、馬群をさばいて追い込んだ皐月賞馬テイエムオペラオーに首差で快勝した。一番人気のダービー馬アドマイヤベガは直線で不利はあったが、スローペースに泣き、無念の6着。《共同通信》

【民主党・鳩山由紀夫代表】自民党を批判

民主党の鳩山由紀夫代表は7日午後、静岡県三島市で講演し、自民党の森喜朗幹事長が政治家個人への企業・団体献金存続方針見直しの意向を表明したことについて「献金をやめようといっている民主党に対し(存続では)選挙に勝てないから、新しい方式を考えようと言っている。どちらが未来の政治に責任を持つ政党か」と述べ、衆院選対策としての方針変更にすぎない」と批判した。

鳩山氏は同献金問題などで「(今国会で)最終的に内閣不信任決議案提出を目指し努力したい」と述べた。《共同通信》

【奈良県知事選】柿本善也氏が3選

任期満了に伴う奈良県知事選は7日投票、即日開票の結果、無所属で現職の柿本善也氏(61)=自民、民主、公明、社民、自由連推薦=が、無所属の元県職員上田清氏(48)と共産党公認の党県書記長沢田博氏(49)の両新人を破り、大差で3選を果たした。

投票率は41.81%で、前回より1.01ポイント低く、同県知事選としては過去2番目の低投票率。

柿本氏は5党と連合奈良など720以上の各種団体の推薦を受け、県内の道路や下水道の基盤整備など2期8年の実績を訴え、与党相乗りへの批判をかわし、組織票手堅く集めた。

同県明日香村に着工した「万葉ミュージアム」建設の是非についても、地域振興への貢献性を強調、遺跡の破壊につながるとする両新人の主張を寄せ付けなかった。

上田氏、沢田氏は出遅れが響いた上、有権者にとっては明確な争点に欠け、全体的には現職の組織力に及ばなかった。《共同通信》

【J1】第12節第1日

Jリーグ1部(J1)第12節第1日(7日・ジュビロ磐田スタジアム=1試合)ジュビロ磐田が5−2でサンフレッチェ広島に逆転勝ちし、連敗を5(1分けを挟む)で止めた。

広島は前半途中まで2−0とリードしたが、前半終盤から磐田が反撃。鈴木、中山の連続ゴールで同点とした後、後半は福西の2ゴールなどで3点を奪い、広島を一気に突き放した。

磐田が出場しているアジア・スーパーカップの日程との兼ね合いから、第12節はこの1試合だけが前倒しの形で実達され、他の7試合は17日に行われる。《共同通信》



11月7日 その日のできごと(何の日)