平成3892日目

1999/09/04

この日のできごと(何の日)

【東ティモール】住民投票で独立を選択

東ティモールの住民投票は4日、開票結果が発表され、インドネシア統治下での特別自治権付与案に対する拒否権が78.5%に上り、独立支持派が圧勝した。自治案賛成は21.5%だった。インドネシアのハビビ大統領は同日、「インドネシアは東ティモール住民の選択を謹んで受け入れる」と述べ、流血の抗争を繰り返してきた独立、併合支持両派の和解を呼び掛けた。

1976年のインドネシア併合以来、同国軍による過酷な弾圧を経験した東ティモールは、住民による歴史的な民族自決権行使を通じ、独立への道を歩むことになった。

国連東ティモール派遣団(UNAMET)のイアン・マーティン代表によると、45万1792人の有権者のうち、独立支持は34万4580票、インドネシア国内での特別自治権付与賛成が9万4388票だった。

11月のインドネシアの国民協議会(国権の最高機関)が併合決定の撤回を決めた後、3−5年間の国連の暫定統治期間中に制憲議会選挙などを実施、新国家として誕生する見通しである。

しかし併合派のスポークスマンは「開票結果は受け入れられない」と強く反発、住民投票プロセスからの離脱を表明。併合派民兵組織は、武力闘争を継続する構えを崩しておらず、独立までには曲折も予想される。

アナン国連事務総長は3日、安保理に開票結果を報告した中で、東ティモールが独立へのプロセスに入ったことを宣言、「勝者も敗者もなく、関係者すべてが対話と和解の席に着くことを望む」と述べた。

ハビビ・インドネシア大統領も放送で東ティモール住民とインドネシア国民に平静を呼び掛ける予定。

軟禁中の独立運動の最高指導者シャナナ・グスマン以氏は近く釈放され東ティモール入りの予定。独立までの道筋をUNAMETなどと協議する。

スハルト政権崩壊で誕生したハビビ政権は今年1月、独立容認の姿勢に転換、国連の仲介でインドネシアとポルトガルが住民投票実施で合意した。《共同通信》

インドネシアのムラディ官房長官兼法相は4日、東ティモール住民投票での独立派の勝利を受け、住民和解のカギを握る独立派最高指導者シャナナ・グスマン氏を8日にも釈放すると述べた。

ジャカルタで軟禁下にある同氏は、東ティモールの主要都市ディリで国連東ティモール派遣団(UNAMET)に引き渡される。《共同通信》

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【J1】第2ステージ第6節

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第6節(4日・国立競技場ほか=8試合)首位の横浜F・マリノスが粘って追いつき、延長後半に小村のVゴールでジェフ市原に3−2で勝った。

清水エスパルスは終盤、タイルソンにゴールを許し、0−1でガンバ大阪に敗れ、連勝は4でストップ。京都サンガも後半に2点を奪われ、遠藤のシュートで1点を返したが、サンフレッチェ広島に2−1で負けた。ヴェルディ川崎は桜井のゴールで1−1とし、延長前半に林がPKを決め、ベルマーレ平塚を下した。柏レイソルは加藤、北島が得点し、2−0でヴィッセル神戸を下した。《共同通信》

【小渕恵三首相】総裁選後に「内閣改造」

小渕恵三首相は4日、自民党総裁選告示を前に共同通信社などのインタビューに応じ「一内閣一閣僚が持論だったが、自自公(連立)内閣を樹立することになれば、ある意味で全面的な内閣をつくらなければならない」と述べ、総裁選後に全面的な内閣改造を断行する考えを表明した。

首相は「組む相手との信頼関係の見地から、総裁選の各候補者、グループの考え方が(人事で)一つの考慮事項になるのは現実政治では当然」と指摘。

加藤紘一、山崎拓両氏が自自公連立政権に批判を続ける限り、党役員・閣僚人事で加藤、山崎両派から主要ポストへの起用は難しいとの意向を示し、強くけん制した。

自民、自由両党の合併構想については「連立で共に責任を持っていく過程で、そういう話が両党から出てきたときは否定されるべきものでない」と述べ、信頼関係の深まりを前提に前向きな考えをにじませた。

加藤氏が国債の大量発行を伴う経済政策を批判していることに対し、「財政構造改革は重い課題だが、『二兎を追う者は一兎も得ず』。まず確実に一兎を得るべく、(経済を)安定成長軌道に乗せるため全力投球したい」と、積極財政を継続する考えを強調。「国際的な変化もある。『(経済成長が)何%になれば』と答えるのは困難だ」とも指摘、財政再建路線への転換は当面想定していないことを明らかにした。

首相は消費税の福祉目的税化に関して「連立政権下で十分議論し、結論付けていかなければならない重要な課題だ」と慎重に検討する考えを表明。

憲法改正問題では「タブー視せず、国会で十分論議されることは国家、国民にとって意義深い」と、衆参両院に設置される憲法調査会の議論に期待感を表明した。

加藤氏が首相の政治手法を「自分の言葉を言わない調整型」と批判していることには、「前回の総裁選で訴えたことを実現してきた強い自信がある」と反論した。《共同通信》

【自民党・森喜朗幹事長】「閣外では数合わせ」

自民党の森喜朗幹事長は4日、石川県川北町の同町文化センターで開かれた能美春風会で講演し、同党総裁選で加藤紘一前幹事長、山崎拓前政調会長が公明党の連立参加を閣外協力にとどめるべきと発言していることについて、「閣外ならいいと言うのは、まさに数合わせに過ぎず、自民党のご都合主義と言われても仕方がない」と述べ、両氏の姿勢をあらためて批判した。

森氏は、「通常国会で多数の法案が成立したのも、公明党の協力が得られたからだが、案件ごとにお願いしていたのでは限界があり、連立政権を組んだ方がいいという判断になった」と述べ、自由党との連立でもなお過半数に達しない参院で過半数を制し政権基盤を安定させるには公明党の閣内協力が不可欠との見解を示した。《北國新聞》

【自民党加藤派・加藤紘一会長】現内閣「いやしの政治」

「ここ一、二年の政治は橋本内閣の改革に悲鳴が上がったので、いやしの政治となっている。改革を少し抑えて足踏みしている」−。自民党加藤派の加藤紘一会長は4日、都内で講演し、小渕内閣の政策をこう批判した。

さらに「何でもありの政治でいいのかと心配げな国民の目がある。この国の改革を早く成し遂げ、日本を元気にしたい」と、公明党の連立参加に世論が批判的なことを指摘、自らを改革の旗手としてPRした。

また「一番総理に近い男とか言われるが、本当のカがなければうたかたで終わる」とも強調し、ポスト小渕の最右翼にいるのだから小渕派に対抗してまで出る必要はないとする出馬慎重論を押して、出馬に踏み切った真情を吐露。

「重要なのは仮に自分がそういう地位に(首相)になったら日本をどうしようという考えを持ち、説明する能力を持つことだ。十分にあるかと言えば忸怩たるものはあるが、戦いを通じて磨きたい」と訴えた。《共同通信》



9月4日 その日のできごと(何の日)