平成3832日目
1999/07/06
この日のできごと(何の日)
【小渕恵三首相】豪・ハワード首相と会談
小渕恵三首相は6日夕、ハワード・オーストラリア首相と首相官邸で会談し、インドネシア・東ティモールで8月に予定されている自治か独立かを問う住民投票をめぐり、現地の治安回復が重要との認識で一致した。
ハワード首相は「公正でオープンな投票が実施されるのが大事だ」と強調。小渕首相は、日本とオーストラリアが文民警察官を派遣する国連東ティモール派遣団(UNAMET)の円滑な活動に向け両国が緊密に協力していく考えを表明した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【自民党】自自公連立を了承
自民党は6日昼、党本部で全国幹事長会議を開き、小渕恵三首相(党総裁)が自民、自由両党に公明党を加えた連立政権を目指す方針を表明、了承した。これを受け、自民党は自由党に対し、自自公連立に理解を得るため、首相と小沢一郎党首の会談を正式に申し入れ、7日に行う方向で両党国対委員長が調整している。
小沢氏が了承すれば同日にも公明党の神崎武法代表と会談し、連立参加を要請する。《共同通信》
【政界談話室】
○・・・民主党の菅直人代表は6日の常任幹事会で、自自公連立政権に向けた動きを「自民党がどちらかの党をだまそうとしているのは明らかだ」と決め付けた。続けて「だまされていることを知りながら自自公に乗ろうという党もある。だまされたいと思って乗るのだろうか、分かりにくい」と、数カ月前までは蜜月関係にあった公明党の「心変わり」に今でも納得がいかない様子。それでも「民主党しっかりやれと国民に言われていると、ますます強く感じている」と言い聞かせたあたり、やせ我慢で未練を断ち切ったか。《共同通信》
【首都高速】標識が一般道に落下
6日午前7時すぎ、東京都目黒区青葉台3丁目の首都高速3号下り線に設置されていた案内標識の鉄柱が約16メートル下の国道246号線に落下し、走行中の乗用車を直撃した。
車はフロントガラスが割れ、ボンネットも壊れたが、運転していた東京都渋谷区の会社員(28)にけがはなかった。
警視庁高速隊の調べでは、落下したのは非常電話と非常駐車帯の計3つの案内標識を取り付けた鉄柱で、長さ5.3メートル、直径約14センチ、標識を含めた重さは約340キロあった。
側壁の上にボルト4本で固定していたが、根本から約20センチの部分で折れた。鉄柱や側壁には車両が接触したような形跡はなかった。《共同通信》
【オリックス・イチロー外野手】通算100号本塁打
西武5−3オリックス◇6日◇神戸
松坂が九回にKOされた。この回先頭のイチローに中越えに通算100号本塁打を打ち込まれ、プリアムの右前打の直後にニールにも左へ2ランを浴びた。
それまではニールに2安打されただけで、完封ペースだった。変化球を多用してオリックスを戸惑わせていたが、イチローに一発を浴びて崩れた。それでも6月6日以来の7勝目で、この久しぶりの勝利でどんな変化が生じてくるか興味深い。
イチローが、意地の一発を九回に打った。「そりゃあ(松坂から)打てれば気持ちいいでしょうけど」と試合前に話していた通算100本塁打。1号は1993年にあの野茂(元近鉄、現大リーグ、ブルワーズ)からで、区切りの一発は松坂から打った。《共同通信》
【大相撲名古屋場所】3日目
大相撲名古屋場所3日目(6日・愛知県体育館)新横綱の武蔵丸が平幕の安芸乃島の上手出し投げに屈し、初黒星を喫した。安芸乃島は6個目の金星で自らの史上1位記録を更新。ほかの2横綱は、曙が若の里を力強く押し倒し3連勝、貴乃花も危なげなく関脇栃東を寄り切り2勝1敗とした。大関昇進を狙う関脇魁皇は貴闘力に押し出され、早くも2敗目。大関陣は千代大海が闘牙を押し出し、貴ノ浪は琴錦を小手投げで下し、ともに2勝目を挙げた。3連勝は曙、関脇出島、小結土佐ノ海ら6人。十両は小城錦がただひとり3戦全勝。《共同通信》
【山陽新幹線】トンネル2049力所に接合不良
山陽新幹線トンネル壁崩落事故で、JR西日本は6日、事故があった福岡トンネルを含む同線の全142力所のトンネル(総延長約280キロについて目視検査を実施した結果、「コールドジョイント」と呼ばれる接合不良部が93トンネルで計2049力所見つかった、と発表した。周辺にひび割れや表面の浮き上がりなどはなく、直ちに事故につながる恐れはないとしている。
広島支社管内で全体の87%が発見されたことから、同社は「コンクリートの質や工法に問題があった可能性がある」と分析している。
JR西日本は、7月中にハンマーで内壁をたたいて異常の有無を調べる打音検査を実施し、周辺に劣化部分がないか点検する。
福岡トンネルの事故では、ひかりの車両の鉄製屋根2カ所にへこみや長さ3−1.5センチの穴があいていたことも明らかになっている。
JR西日本の調べによると、昭和47年に開業した新大阪−岡山間では、コールドジョイント部は3%に過ぎず、残りの97%が50年開業の岡山−博多間に集中していた。《共同通信》
【民主党】国旗・国歌法制化で当選回数別に懇談会
民主党は6日から、政府が提出した「国旗国歌法案」への対応について議員一人ひとりから意見を聞くため、当選回数別の懇談会を始めた。先週の常任幹事会で取り扱いを一任された菅直人代表と羽田幹事長が呼びかけたもの。6日午前は衆議院の当選1・2回、午後からは衆議院の当選3回以上の議員が国会内に集まり、それぞれの考えを述べた。参議院議員についても、今週末から来週にかけて同様の会合を開く。《民主党ニュース》
【民主党】岡田、藤田両議員がユーゴへ出発
コソボ難民の支援状況を視察するため、民主党の岡田克也政調会長代理と藤田幸久両衆議院議員が6日、成田からユーゴスラビアに向けて出発した。
両議員はパリ、ジュネーブ経由でユーゴスラビアの首都ベオグラードに入り、クロアチア共和国のザグレブ、マケドニア共和国のスコピエを訪問。各国の政府や野党の関係者や現地NGOなどと会談するほか、民主党が派遣する青年ボランティアに同行し、活動開始を見届ける。12日に帰国する予定。《民主党ニュース》
【イスラエル】バラク新内閣発足
イスラエル国会(定数120)は6日、労働党のエフード・バラク党首が提出した閣僚名簿を賛成75、反対29の賛成多数で承認した。18人の閣僚は直ちに宣誓し、和平推進派の新内閣が正式発足した。
バラク新首相は、強硬派のネタニヤフ前政権が停滞させた中東和平の活性化に向け、交渉再開の動きに本腰を入れる。6日のイスラエル放送によると、パレスチナ自治政府のアラファト議長との初会談は12日に開かれる予定。
アラファト議長は6日、所信表明演説でパレスチナ和平の重要性を訴えたバラク首相に対し「和平達成の用意がある」とエールを送っており、凍結状態のヨルダン川西岸からのイスラエル軍追加撤退合意の履行促進やパレスチナ和平の仕上げとなる恒久的地位交渉の早期再開に期待が高まる。
バラク首相はまた、今月中旬に米国を訪問、クリントン大統領と今後の和平日程を協議する。また6日の演説で、パレスチナ和平と並んで「緊急かつ重要」と指摘したレバノン、シリアとの包括和平に向けた交渉の早期再開にも乗り出す。《共同通信》
【ユーゴスラビア・コソボ自治州】国際部隊が解放軍4人射殺
ユーゴスラビア国営タンユグ通信は6日、国際治安部隊に参加するフランス部隊スポークスマンの話として、ユーゴ・コソボ自治州北部のリコバツで5日夜から6日未明にかけ、フランス部隊がアルバニア系武装組織「コソボ解放軍」メンバー4人を射殺、2人を拘束したと伝えた。同部隊員にけがはなかった。国際部隊展開後、同部隊と解放軍との戦闘では最大の死者数となった。
スポークスマンによると、フランス部隊が解放軍メンバーに武器の引き渡しを求めたところ、解放軍側が引き渡しを拒否。部隊に発砲するなどの抵抗を示したため、射殺したという。
解放軍からの武器提出は、国際部隊と解放軍の合意により、6月29日までに完了したことになっていたが、引き渡されたのは解放軍が自主的に選んだ武器で、対象の武器すべてではないとされている。リコバツは解放軍の拠点の一つで、フランス部隊はリコバツ周辺の警戒を強めている。《共同通信》