平成3831日目

1999/07/05

この日のできごと(何の日)

【小渕恵三首相】職業訓練施設を視察

小渕首相は5日、東京都墨田区内の生涯職業能力開発促進センターを訪れ、リストラなどで失業中の中高年離職者らの訓練を視察した。

同センターでは約160人のホワイトカラーの離職者に対し、パソコン処理など再就職に向けた訓練を行っている。首相は訓練生を前に、「大きな変革期の中で失業者が増加しており、再雇用に挑戦してもらわなければならない。雇用対策は最大の政治課題だ」と述べ、雇用対策に全力をあげる考えを強調した。


https://www.kantei.go.jp/

これに対し、訓練生からは、「子供の学費や住宅ローンが多くかかるが、50歳を超えると求人が少ない」(男性、51歳)、「女性の再就職には年齢の壁がある」(女性、50歳)などと中高年の再就職の難しさを訴える声が相次いだ。首相は視察後、記者団に、「日本経済を良くして雇用の幅を広げることが最大の使命だと実感した。再雇用のために訓練に取り組んでいる姿を見て、それなりに意欲を感じた。ただ、みんな明るい顔をしていた」と感想を語った。《読売新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【小渕恵三首相】産官学事業を推進


https://www.kantei.go.jp/

産業の再生を目指す小渕恵三首相の私的懇談会「産業競争力会議」の第5回会合が5日午前、官邸で開かれた。経団連側が先にまとめた情報化対策などの「官民共同プロジェクト」が主な議題となり、小渕首相は「千年紀(ミレニアム)プロジェクトと呼べるよう、実現に向けて検討を進める」と発言。産官学による共同プロジェクトを省庁横断的に2000年から推進するよう関係省庁に指示した。《共同通信》

【小渕恵三首相】ロシア人大学生が表敬訪問

東京・千代田区にある「日露青年交流センター」の初の事業として日本に招かれているロシア人大学生50人が5日、小渕総理を総理官邸に表敬訪問した。日露青年交流センターは、昨年秋、小渕総理とエリツィン大統領との会談で設置が決められたもの。総理は、「日本の社会や文化に肌で触れて、日本の友人をつくってほしい」とあいさつし、和露辞典を全員にプレゼントした。 《首相官邸》

【大相撲名古屋場所】2日目

大相撲名古屋場所2日目(5日、愛知県体育館)は、1横綱1大関が敗れる波乱。貴乃花は琴錦にもろ差しを許して寄り倒され、かど番の千代大海は小結土佐ノ海に押し出された。新横綱の武蔵丸は新小結千代天山を力で圧倒して押し出し、曙は安芸乃島を寄り切って、ともに連勝。貴ノ浪は若の里をきめ出して初日を出したが、大関昇進を目指す魁皇は、肥後ノ海に一方的に押し出されて1勝1敗となった。《共同通信》

【サッカー】南米選手権

サッカーの南米選手権(コパ・アメリカ)第7日は5日、ペドロ・フアン・カバシェロ(パラグアイ)のリオ・パラピティ競技場で予選リーグA組を行い、日本は前回準優勝のボリビアと1−1で引き分けたが、1分け2敗で同組の最下位に終わり、予選リーグ敗退が決まった。

ペルー、パラグアイ戦と連敗し、決勝トーナメント進出には大量得点での勝利が条件の日本は前半終了間際のボリビアDFの退場で有利な状況となったが、後半の序盤にE・サンチェスにゴール前のFKを直接決められ、先制点を許した。しかし後半中盤、途中出場の奥(磐田)のドリブル突破から得たPKを呂比須(名古屋)が決めて同点とし、引き分けに持ち込んだ。《共同通信》

【日経平均終値】1万8135円06銭

5日の東京株式市場は、前週末のニューヨーク株価の最高値更新に加え、日銀の企業短期経済観測調査(短観)で業況判断が大幅に改善したことから平均株価(225種)は続伸、終価は前週末比202円59銭高の1万8135円06銭となった。終値で1万8000円台回復は平成9年9月25日以来で、ほぼ1年9カ月ぶり。

短観発表を受けた株価は、取引開始と同時に1万8000円台を回復。外国人投資家の買いが鉄鋼など景気に敏感な素材関連株に入ったほか、政府・日銀が円高を警戒して為替市場に介入、円安となったことも好感されて電機、自動車、精密など輸出関連株も買われ、上げ幅は一時300円を超えた。出来高は約7億1738万株だった。《共同通信》

【作家・柳美里さん】小説出版差し止め命令を不服として控訴

新潮社の雑誌「新潮」に掲載された芥川賞作家柳美里さんのデビュー小説「石に泳ぐ魚」で、登場人物のモデルになった在日韓国人女性がプライバシーを侵害されたとして柳さんらを相手取った訴訟で、柳さんや新潮社側は5日、出版差し止めと計130万円の支払いを命じた東京地裁判決を不服として東京高裁に控訴した。《共同通信》

【名古屋市】工藤静香さんデザインの「買い物バック」披露

蔵前干潟の埋め立て断念などでごみ減量化が緊急課題となっている名古屋市が、人気タレント工藤静香さん(29)にデザインを依頼していた買い物袋が完成、5日、松原武久市長が披露した。

手提げ部分も含め高さ60センチ、横40センチの買い物袋1個に1.5本分のペットボトルの素材を使用。スーパーなどの買い物で何度も使ってもらい、包装を少しでも減らすのが狙い。《共同通信》



7月5日 その日のできごと(何の日)