平成3828日目
1999/07/02
この日のできごと(何の日)
【小渕恵三首相】ペイオフ「予定通り解禁」
金融機関の破たん時に保護する預金上限を1000万円とするペイオフ解禁をめぐり、小渕恵三首相が2日、予定通りの2001年4月解禁を目指すと強調した。しかし中小金融機関は解禁後に大手金融機関への預金移動が起こると懸念しており、解禁が迫るにつれ延期論が高まるのは必至。
政府は国際公約である解禁時期を形の上で守りながら預金者の混乱や中小金融機関への影響を回避する措置などの検討を急ぐとみられる。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【環境庁】トキ2世の名は「ユウユウ(優優)」
新潟県の佐渡トキ保護センターで生まれたトキ2世の名前は 「ユウユウ(優優)」に。環境庁は2日、中国から贈られたつがいで初めて人工繁殖に成功したトキの名を、全国の小学生からの7700通、約1万1000グループの応募案の中から決定した。
「環境に優しく」「優しく育てて」という意味が込められ、応募の中で164グループと最も多く、呼び掛けやすいことから選ばれた。同日中国側にも連絡した。同庁は、164すべてのグループに「名付け親認定証」を贈ることにしている。
選考は同日開催した、黒田長久・日本野鳥の会会長ら5人からなる選考懇談会で行われた。片仮名で約2800種の案の中から予備選考で校り込んだ42の中から「できるだけ多数の声を反映していること」「発音しやすいこと」などを基準に決めた。《共同通信》
【サッカー】五輪アジア予選
22歳以下の選手で争われるサッカーのシドニー五輪アジア1次予選6組第9日は2日、東京・国立競技場で2回戦2試合を行い、日本五輪代表は2−0で香港を破った。日本は7戦全勝。
日本はGK小針(V川崎)、MF市川(清水)などこれまで出場機会の少なかった選手を先発で起用。既に6組1位で最終予選進出を決めているためか、日本の動きはいまひとつピリッとしなかったが、相手DF1人が退場になった直後の前半38分に中村(横浜)が先制ゴールし、後半中盤すぎには、平瀬(鹿島)が加点した。
第1試合はマレーシアが5−0でフィリピンに勝った。《共同通信》
【サッカー】南米選手権
サッカーの南米選手権(コパ・アメリカ)第4日は2日、パラグアイ・アスンシオンのデフェンソレス・デルチャコ競技場で予選リーグA組の2試合を行い、日本は第2試合でパラグアイに0−4で完敗、2試合2敗となり、予選リーグ突破が極めて厳しくなった。《共同通信》
【米・クリントン大統領】韓国・金大中大統領と会談
金大中・韓国大統領は2日午後(日本時間3日未明)、ホワイトハウスで約2時間15分にわたりクリントン米大統領と会談し、対北朝鮮政策を中心に協議した。両首脳は、北朝鮮が再び弾道ミサイル「テポドン」の発射実験を行うのを阻止するため日米韓3か国が協力することで合意。発射を強行した場合は、日米韓が協調して対処することで一致した。
米韓両国が首脳レベルでミサイル再発射問題を取り上げたことで、北朝鮮政策をめぐる日米韓3か国の協議でこの問題が優先課題として浮上した形だ。《読売新聞》
【南北次官級会談】決裂
北京で開かれていた韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の南北次官級会談は2日、何の成果もなく事実上決裂、韓国代表団は北京を撤収し、帰国することを明らかにした。
今回の会談は南北当局者会談としては1年2カ月ぶりに開催されたが、北朝鮮側は黄海の銃撃戦に対する韓国の謝罪などを要求、韓国が望んだ離散家族問題では協議にすら応じなかった。韓国側は決裂後、北朝鮮への追加肥料支援を当面棚上げする方針を示した。
韓国内では野党や保守勢力を中心に金大中政権の対北柔軟政策への批判が高まるとみられ、黄海での銃撃戦、金剛山観光の韓国人女性観光客の拘束に続く今回会談の決裂で、南北関係は当分の間冷え込むことになりそうだ。
韓国側の梁栄植首席代表は記者会見で「北側の不誠実な態度から、会談をこれ以上進行させることは無意味と判断、北京からの撤収を決定した」と語った。《共同通信》
【この日の民主党】
女性候補募集や女性の政治参加を訴える民主党の女性キャラバンは2日夕、東京・新宿駅東口のアルタ前広場で街頭演説会を開催。鳩山幹事長代理、笹野貞子、千葉景子、小宮山洋子各参議院議員、石毛えい子衆議院議員が交互にマイクを握った。演説の合間には鳩山幹事長代理も路上に立ち、スタッフと共にビラを手渡しながら、通行する人たちと気さくに言葉を交わしていた。《民主党ニュース》