平成3817日目

1999/06/21

この日のできごと(何の日)

【小渕恵三首相】英・ブレア首相と会談

英国訪問中の小渕恵三首相は21日昼(日本時間同日夜)、ロンドンの首相官邸でブレア英首相と昼食を取りながら経済問題や国連改革などをめぐって約1時間半会談した。

6月21日のできごと(何の日)【小渕恵三首相】英・ブレア首相と会談
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ブレア首相は国連改革に関連して、日本の国連安保理常任理事国入りへの支持をあらためて表明した。小渕首相は「安保理の改革はコソボ問題とも連動したものであり、アジアでは朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の問題もある。世界の平和と安定のため、国連を中心とした在り方を働き掛けていく必要がある」と強調。両国が協力して国連改革を進めることで一致した。

またブレア首相は日本経済について「日本は再び前進を始めた」と述べ、日本の景気の下げ止まり傾向を歓迎、小渕首相の経済政策を評価した。コソボ問題では、小渕首相が、和平に向けたブレア首相の役割を高く評価した。

両首脳は、旅行する青少年に滞在費を賄うための就労を認めるワーキング・ホリデー制度を日英間で始めることで一致。ブレア首相は日本の対欧州連合(EU)投資の約40%が英国に集中していることを歓迎した。両首脳は相互の投資、貿易の一層の促進を確認。深刻さを増している雇用対策や産業構造改革での両国の共通性を指摘、協力して対応していくことが必要との認識で一致した。《共同通信》

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【吉野川可動堰計画】住民投票条例成立

徳島県・吉野川の可動堰建設計画の賛否を問う住民投票条例制定が焦点となっていた徳島市議会(定数40)は最終日の21日夜、本会議を開き公明党提出の住民投票条例案を「市民ネットワーク」などの賛成多数で可決した。産業廃棄物処理場建設などをめぐっての条例は既に各地方議会で制定されているが、大型公共事業を対象とした住民投票条例は全国で初めてとなり、各地の公共事業に大きな影響を与えるのは必至だ。《共同通信》

【大相撲名古屋場所】番付発表

日本相撲協会は21日、大相撲名古屋場所(7月4日初日、愛知県体育館)の新番付を発表した。大関で春場所と夏場所を連覇して横綱に昇進した武蔵丸が西の正位に就き、1991年夏場所以来、8年ぶりの4横綱時代がスタートした。新横綱は昨年-名古屋場所の若乃花以来。夏場所、関脇の東2番目で11勝を挙げた金沢市出身の出島は西1番目に移り、左ひじ負傷のため、途中休場した七尾市出身の栃乃洋は東前頭2枚目から同8枚目に番付を落とした。栃乃洋のけがは公傷扱いとなり、今場所全休しても9月の秋場所は同じ地位にとどまる。《北國新聞》

【米陸軍】トップに初の日系人

米陸軍参謀次長のエリック・シンセキ大将(56)が21日、陸軍トップの参謀総長に就任した。シンセキ参謀総長は日系3世で、米政府・軍で最高位に上り詰めた初の日系人となった。

同参謀総長は、母親の親が広島県出身。ボスニア・ヘルツェゴビナの平和安定化部隊(SFOR)司令官などを務めた。今年4月、クリントン米大統領が次期陸軍参謀総長に指名。米議会が先週承認した。

米陸軍は、ユーゴスラビア・コソボ自治州の国際治安部隊に第1歩兵師団から7000人を派遣することになっており、コソボでの平和維持活動が就任早々の重責となる。また、在韓米軍(約3万7000人)の主体も陸軍で朝鮮半島情勢も責任分野となる。

1942年11月、ハワイ生まれ。陸軍士官学校、デューク大学院(英語学)卒業。ベトナム戦争に従軍した。《共同通信》

【この日の民主党】

民主党の「がんばれ民主党・統一1周年記念レセプション」が21日夜、東京都内のホテルで開かれた。

「しっかりしろ、民主党!」という街の声を集めたオープニング・ビデオにつづいて、菅直人代表が登場。会場を埋め尽くした4000人を超える出席者を前に、「国民が自分の手で総理大臣を選べる選挙を野党第一党の責任で実現させる」と、次期総選挙を契機とした政権交代の実現を強く訴えた。

その上で、菅代表は「誰が首相候補にふさわしいかという観点から秋の党代表選挙を行わなければならない。民主党は若手・女性・中堅・ベテランと多士済々だし、場合によっては党の外側にも首相候補にふさわしい人が存在するのではないか」と述べた。そして、23年前の衆院選で「あきらめないで参加民主主義をめざす」を旗印に30歳で初めて立候補したことを振り返り、「もう一度チャレンジャーとして再スタートを切りたい。日本の民主主義を本物の民主主義にしたい」と強調した。「菅直人もそろそろ賞味期限が過ぎたのはないかといわれているが、みなさんいかがですか」とのユーモアを交えた問いかけには「まだまだ!」「大丈夫!」との声援が飛んでいた。

この日の進行役は小宮山洋子・広報委員長と樽床伸二・国民運動委員長。次に、各政党や労働界、財界の来賓から、渡部恒三・衆院副議長が「与野党が伯仲してこそ国会は面白い。民主党は正直言ってパッとしないので心配だ。自民党が行き詰まれば、民主党がこのままだと共産党に政権がいってしまう。菅さん、しっかりしなさい」とハッパをかけ、菅代表も横で苦笑い。

さらに、笹森清・連合事務局長も「ごちゃごちゃいろんなことがあっても、うろちょろするな!明るく、強く、さわやかな、政権を取れる政党になってくれることを期待する」と激励した。

続けて、乾杯の音頭をとった羽田孜幹事長は「民主党は難しい問題に真正面から取り組んでいるが、『何でも反対する野党』に慣れ親しんだマスコミや世間に理解されず残念だ。私の長い政治生活の中でも、これだけ朝早くから夜遅くまで代表を先頭に議論をする政党はない。新しい政治が始まりつつあると感じている。これからも民主党が日本の侃々諤々の議論の中心になっていくことを誓う」と力強く述べた。

レセプションでは、7月からコソボ難民支援のために派遣される民主党青年ボランティアの4人のメンバーが紹介され、大きな拍手をあびた。また、4月の統一地方選挙で民主党の「女性支援基金」を受けて当選した女性議員や、次期衆院選の公認候補者(現職以外)も壇上に立ち、鈴木康友さん(静岡8区)が代表して「次の選挙は、改革に足を踏み出せない勢力と真の改革をめざす私たちの天下分け目の大勝負。環境は順風ではないが、正々堂々と全力で闘っていく」と力強く決意表明した。

最後に鳩山由紀夫幹事長代理があいさつに立ち、「民主党は弱い政党ではなく、覚悟を決めた、何者も恐れぬ強い政党ではなくてはならない」と述べ、さらに「私は悲観をしていない。楽観もできない。むしろ、その中間で『人肌の燗のぬくもり・情の交わり』こそが民主党に必要だ」と、「かん」に語呂を合わせて表現。「それを皆さんで育てていただければ、民主党の時代は必ず来る。国の管理が強まる自自公政権に対し、私たちは徹頭徹尾市民のサイドに立ち、日本の政治を揺り動かしたい」と述べ、来会者への感謝を表し、会を締めくくった。《民主党ニュース》



6月21日 その日のできごと(何の日)