平成3794日目

1999/05/29

この日のできごと(何の日)

【ファービー】日本上陸

抱きしめたり話しかけたりして一緒に遊んでいるうち、だんだん言葉を話すようになる人形「ファービー」の日本語版が29日、全国で一斉に販売された。

東京都渋谷区のキディランド原宿店では新しい「電子ペット」を求める客が午前10時の開店前に徹夜組を含め600人以上詰めかけ、予定より20分早く販売を始めた。

ファービーは高さ約15センチ。約200の単語や短い言葉を入れたメモリーチップを組み込んであり、音や光、振動などをセンサーが感知する回数が増えるにつれ、話し始めるしくみ。「おなかへった」などと少し複雑な言葉も話しだすという。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【横綱武蔵丸関】奉納土俵入り

大相撲夏場所後に昇進した新横綱武蔵丸(28)=武蔵川部屋=の横綱推挙式と奉納土俵入りが29日午前、東京都渋谷区の明治神宮で行われた。

推挙式で、時津風理事長(元大関豊山)が武蔵丸に横綱推挙状と、前日打ち上がったばかりの純白の横綱を手渡した。その後、拝殿まえの石畳で太刀持ち出島、露払い武双山を従え、豪快な雲龍型の土俵入りを披露。ややぎこちなかったが、集まった3800人(明治神宮発表)のファンから拍手と歓声が上がった。《共同通信》

【小渕恵三首相】中曽根康弘元首相と意見交換

小渕恵三首相は29日午後、東京都内の私邸に中曽根康弘元首相を訪ね、自民党総裁選や今後の政局運営について意見交換した。

中曽根氏は「経済危機の克服と、21世紀に向かって政策を遂行する強い政治基盤をつくらなければならない」と指摘。その上で「公明党とは閣外協力から連立にまで進む必要がある」と述べ、自自公連立政権を目指すべきだとの考えを伝えた。

これに対し首相は自自公連立を視野に公明党の協力を求めていく意向を示した。《共同通信》

【日ロ外相会談】

高村正彦外相は29日午前(日本時間同日午後)、イワノフ外相とロシア外務省で会談した。両外相は、エリツィン大統領の訪日時期をめくり、今年秋を念頭に日程調整を進めることで一致、今後、外交ルートで具体的な訪問時期について折衝に入ることになった。北方四島への元島民の自由訪問については早期実施で正式合意した。国内手続きを経て文書を交わす。高村外相は「今年夏にも第一陣を実施したい」と表明した。

6月18日からの主要国首脳会議(ケルン・サミット)の際に、小渕恵三首相とエリツィン大統領との首脳会談を行うことも確認した。

高村外相は首相から大統顔にあてた親書をイワノフ外相に渡した。首相はその中で「平和条約を締結して新しい歴史をつくろう」と強調するとともに「国際通貨基金(IMF)とロシアとの懸け橋となるよう尽力する」としてロシアの経済改革路線を支援する姿勢を表明した。大統領の訪日日程について日本側は今回、具体的な日程を固める意向だったが、調整は持ち越された。《共同通信》

【インド軍】4日連続の空爆

インド軍当局者によると、同軍は29日も北部ジャム・カシミール州にパキスタン側から侵入した武装集団に対する空爆を実施した。空軍力を投入した掃討作戦はこれで連続4日目で、実効支配線(停戦ライン)沿いの軍事的緊張が続いている。

当局者はまた、武装集団の死者にパキスタンの正規兵が含まれていたと語り、同州に展開中のインド軍部隊に「警戒態勢」を発令したことを明らかにした。28日にはバジパイ・インド、シャリフ・パキスタン両首相が電話会談し、カシミール問題の対話による解決で合意。ロイター通信によると、数日中にもアジズ・パキスタン外相がインドを訪れる予定で、和平解決の機運も生まれている。

しかしインド軍当局者は29日、掃討作戦の完遂まで空爆を続ける意向を表明。シャリフ首相も対話を約束しながら、インド軍機の領空侵犯があれば撃墜するとの強硬姿勢を崩しておらず、誤爆や偶発的事件によって和平機運が阻害される可能性もある。

一方、PTI通信によると、27日の作戦参加中にパキスタンのミサイルに撃墜され、死亡したインド空軍のパイロットの遺体が28日深夜、パキスタン側からインドに引き渡された。

パキスタンは27日、領空侵犯したインド軍のミグ戦闘機2機を撃墜し、パイロット1人が死亡、1人を拘束したと発表した。28日にはインド軍の攻撃ヘリ1機が武装集団の攻撃で撃墜されている。《共同通信》

【紀宮清子内親王殿下】大統領晩さん会に出席

ペルーを公式訪問している紀宮さまを歓迎するフジモリ大統領主催の晩さん会が29日夜(日本時間30日午前)、リマ市内の大統領官邸で開催された。

日本側から紀宮さまや日本・ペルー議員連盟会長の海部俊樹元首相ら、ペルー側からは大統領、大統領の長女ケイコさんら計約300人が出席した。

フジモリ大統領のスピーチに続いて、着物姿の紀宮さまは「たくさんの日本移民を受け入れ、はぐくんできた多様性に富み包容力のある国ペルーを訪れ、この国を深く知る機会に恵まれたことは大きな喜びです」とあいさつした。

晩さん会に先立ち、紀宮さまは大統領から太陽十字勲章を授与された。

午前中はリマ市内の日秘文化会館を訪れ、ペルー在住の日系一世のお年寄りらと歓談。一世の代表者らから花東を贈られ「二世、三世の人々の活躍の背景には、一世の方々のご苦労と努力があったと思われます」とあいさつした。紀宮さまは舞台を下りて一世のお年寄り一人ひとりに声を掛けて回った。《共同通信》



5月29日 その日のできごと(何の日)