平成3742日目
1999/04/07
この日のできごと(何の日)
【西武・松坂大輔投手】プロ初登板、初勝利
昨年の甲子園を沸かせたプロ野球、西武ライオンズの大物ルーキー、松坂大輔投手(18)は7日夜、東京ドームで行われた日本ハム2回戦に先発で初登板し、八回まで2点に抑え、プロ初勝利を挙げた。
同投手はこの日、予告先発で登板。時速150キロ前後の速球、切れのいい変化球で力投した。完投は逃したが、5安打、9三振という見事な内容だった。
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一回のマウンドに向かうと、球場は大歓声の渦。松坂にとって、東京ドームはもはや「敵地」の雰囲気ではない。先頭の井出に対する初球は外角直球。いきなり、プロ入り最速の149キロを表示した。井出は空振り。だが、これは序章に過ぎなかった。
変化球で追い込み、最後は直球で見逃し三振。小笠原はスライダーで投ゴロ。守備も軽快だ。片岡の2球目は、横浜高時代以来の“大台”に乗せる150キロ。これはファウルされたが、カウント2−2からの5球目に、さらなる見せ場があった。高めの直球は、何と155キロ。片岡のバットが大きく空を切った。「自分では球速は分からなかったが、みんなに聞いて驚いた」と、自分でも予想外の出来だった。五回は連続四球を与えたが、まだ無安打。六回一死後、小笠原に詰まりながらも中前に落とされた。無安打無得点の望みは消えたが、続く片岡を直球で併殺に仕留めた。五回には内角への直球でフランクリンをのけぞらせた。フランクリンがにらみ、両軍がベンチから飛び出す場面があったが、「あれは、そんなに怒るような球ではない」と新人らしからぬ言葉。
七回まで無失点に抑えていたが、150キロを何度も超える力投で、八回はさすがに球威が落ちた。代打上田に142キロの直球を右中間に二塁打されると、小笠原にはバックスクリーンに運ばれた。この回を投げ切り、132球で降板した。松坂は「最後まで投げるつもりだった」と少し悔しがったが、8回を5安打2失点、9奪三振は堂々たるデビューだ。《共同通信》
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【政界談話室】
○・・・自民党の森喜朗幹事長は7日、都知事選応援の街頭演説に立ち、青島幸男都知事が民主党推薦の鳩山邦夫氏支援を表明したことに触れ「あれは出来レースだ」とばっさり。「青島さんが不出馬の会見をする数時間前に鳩山さんと会って話を聞いた。青島さんは一年半前から都知事を辞めて、その後を鳩山さんに託す約束をしている」と秘話を暴露したうえ、「自分たちだけで交代しようなんてとんでもないことだ」と憤慨して見せた。大混戦の都知事選は大詰めを迎え、舌戦のボルテージも高まるばかり。《共同通信》
【小渕恵三首相】遊説で福井入り
小渕恵三首相は7日、統一地方選遊説のため福井県を訪れ、福井市の第一勧業銀行前で「中央と地方が主従関係でなく(対等な関係で)キャッチボールをしながら政治を進めていくことが大事」と訴えた。《福井新聞》
【スズキ】GM株50万株を取得
スズキは7日、同社の筆頭株主である米ゼネラル・モーターズ(GM)の株式を3月末までに50万株取得したことを明らかにした。GMの発行済み株式の約0.07%に相当する規模で「提携関係の強化」(広報)が狙い。スズキによるGM株取得は初めて。自己資金約45億円を使ってニューヨーク市場で取得した。
スズキとGMは昨年9月、GMのスズキに対する出資比率をそれまでの3.3%から10%に引き上げ筆頭株主になるとともに、世界規模で生産拠点を相互利用するなどの提携強化を発表している。《共同通信》
【Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ】1回戦第1日
Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ1回戦第1日(7日・室蘭市入江運動公園陸上競技場ほか=10試合)Jリーグ1部(J1)と2部(J2)の全26チームが参加するカップ戦。この日はJ2勢がJ1勢に挑み、“因縁対決”を制したコンサドーレ札幌と大分トリニータが先勝した。
大会は準決勝までホームアンドアウエー方式で行われ、2試合の結果で争う。ジュビロ磐田、鹿島アントラーズなどJ1の6チームは6月の2回戦から登場。1回戦の第2戦は14日に行われる。