平成3725日目

1999/03/21

この日のできごと(何の日)

【恋におちたシェイクスピア】米アカデミー賞7冠

映画界最大のイベント、第71回米アカデミー賞が21日、ロサンゼルスで発表され、16世紀の英国の文豪を主人公にした「恋におちたシェイクスピア」が作品賞に輝いた。

最多の13部門で候補に挙がっていた「恋におちたシェイクスピア」は、文豪の恋人にふんしたグウィネス・パルトロウの主演女優賞、エリザベス女王役のジュディ・デンチの助演女優賞、マーク・ノーマンとトム・ストッパードの脚本賞を含め計7賞を制した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【小渕恵三首相】韓国から帰国

小渕恵三首相は21日、韓国公式訪問を終え、千鶴子夫人とともに羽田着の政府専用機で帰国した。

首相は公邸前で記者団に対し「昨年の金大中大統領訪日時の共同宣言をさらに確実なものにでき、お互いにさらに決意を新たにして両国の経済発展と安保協力の進展を確認した。(大統領との)個人的信頼関係も構築し得て満足すべき内容だった」と今回の訪韓の成果を強調した。

首相は「日本に対しての雰囲気がガラッと変わった。町で若い人と会っても握手を求められたし、大学で安保問題の演説をするなんてこれまで考えられなかった。客観的にも評価に値すると言ってもいいのではないか」と述べ、未来志向の日韓関係が着実に進展しているとの認識を表明。日本の大衆文化解禁などに触れ「双方にとってさらなる21世紀に向けた足取りが確実になったと思う」と述べた。《共同通信》

【自民党・池田行彦政調会長】周辺事態認定、国会で

自民党の池田行彦政調会長は21日、NHKの報道番組で、日米防衛協力のための新指針(ガイドライン)関連法案の修正問題で、周辺事態への国会関与のあり方について、国会報告から事前の国会承認への修正に条件付きで応じる考えを表明した。

池田氏は「実効性、迅速な対処が可能だということが確保されないといけない」と述べた上で、「周辺事態として対処すべきかどうか、国会にゆだねることは検討する価値があると思う」と述べ、承認を求める対象を「周辺事態(として対処すべきかどうか)の決定」とする考えに前向きな姿勢を示した。

基本計画を国会承認の対象とすることについては「基本計画にはこまごまとした自衛隊以外の行政部門や民間の活動も入れることになっており、国会承認にかけていたら、動きが取れず、実効性が確保されない」と難色を示した。

自由党の藤井裕久幹事長も同様の考えを示した上で、「事前が原則だが、緊急事態の場合は事後も認めないといけない」と述べた。

これに対し、民主党の岡田克也政調会長代理は承認の対象は周辺事態の認定ではなく、①政府が周辺事態で何らかの措置を取るかどうか②対米協力の基本計画③自衛隊の出動−などとするよう求めた。

船舶検査(臨検)を行う場合の前提となる国連決議について、池田氏は「国連決議と実質的に同じような幅の広い国際的取り決めができて、やることは想定しうる」と、国連決議がない場合でも船舶検査が実施できるよう修正することに含みを残した。《共同通信》

【大相撲春場所】8日目

大相撲春場所8日目(21日・大阪府立体育会館)両横綱の明暗が分かれた。1敗の貴乃花は落ち着いて寺尾を押し出したが、若乃花は小結栃東に寄り切られて、早くも4敗目を喫した。大関陣は1敗の貴ノ浪が肥後ノ海にすくい投げで敗れ、武蔵丸は敷島を寄り切りで下して、ともに6勝2敗。千代大海は関脇琴乃若を押し出しで破り、初の連勝で3勝目を挙げた。新入幕同士の一番は、雅山が1敗の大日ノ出を寄り切り6勝目。これで1敗は貴乃花と平幕の千代天山の二人になった。十両は7勝1敗で和歌乃山が単独トップに立った。《共同通信》

【W杯・ジャンプ】最終戦

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ最終戦は21日、スロベニアのプラニツァでフライングヒル(K点185メートル)を行い、1回目に196.5メートルで首位に立った葛西紀明(マイカル)が2回目に日本選手の最長不倒新記録となる214メートルの大ジャンプを披露し、合計398.1点で快勝。日本選手のシーズン最多優勝記録を更新する今季6勝目をマークした。

葛西の勝利で、日本は1980年1月12日に八木弘和が札幌・大倉山で初勝利を挙げて以来、W杯通算50勝の大台に達し、国別勝利数で単独4位となった。また、3シーズン連続で国別対抗の優勝を決めた。前日の第28戦でW杯初優勝した宮平秀治(ミズノ)が2位、船木和喜(デサント)は4位、新鋭の吉岡和也(デサント)は5位。《共同通信》



3月21日 その日のできごと(何の日)