平成3687日目
1999/02/11
この日のできごと(何の日)
【新潟・毒物混入事件】元支店主任を逮捕
昨年8月、新潟市の木材加工会社「ザイエンス」新潟支店で起きた毒物混入事件で、新潟東署捜査本部は11日、アジ化ナトリウムをポットに混入し社員9人に中毒症状を負わせたとして障害、浄水毒物混入、偽計業務妨害の疑いで元同支店業務管理主任、A容疑者(43)を北海道室蘭市の自宅で逮捕した。「間違いありません。その通りです」と容疑を認めたという。
捜査本部は支店の経理を統括する同容疑者が事件前、現金約430万円を着服、事件後に返済していたことをつかんでおり、事件当日の本社の経理指導で着服が発覚するのを恐れ、指導を中止させるための「自作自演」の犯行とみている。
同日夜、身柄を空路、新潟へ移し毒物の入手方法や遺棄について本格追求を始めた。
和歌山の毒物カレー事件以来、各地で相次いだアジ化ナトリウム混入のきっかけとなった事件は、発生から半年で解決に向かった。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【阪神・新庄剛志外野手】初登板
11日◇安芸
「いいコントロールしてるじゃないか」。八木沢投手コーチが思わず新庄に声を掛けた。だれもが制球に苦しむ姿を予想していた。だが初めて打撃投手を務めた新庄は難なく役割をこなした。
浜中、星野に計54球。打者が見送った球が15球あったが、その中には審判がストライクのコールをした球もあった。「上々じゃないの。全部ストライク入ってる。ぶつけちゃいけないという気持ちがある中で評価していい」と野村監督は感心した。
「一番気をつけたのはデッドボール。そういう気持ちが強くて腕が振れなかった」。これまで楽しさや手ごたえを強調してきた新庄が、この日は不安や課題ばかり口にした。いよいよ、という気持ちがあるのだろう。13日には紅白戦で登板する。《共同通信》
【東京都知事選】自民、明石康氏に出馬を要請
自民党の森喜朗幹事長、深谷隆司総務会長は11日、都内のホテルで元国連事務次長で広島平和研究所長の明石康氏(68)と会い、4月の東京都知事選への出馬を正式に要請した。
これに対し明石氏は「大変光栄だ。前向きなお答えができるか2、3日中に返事したい」と即答を避けたものの、この後記者団に対し「重く受け止める。自分は距離を持って日本や東京を見てきたので、かえって問題解決のために決断できる面もあると感じている」と述べ、事実上受諾する意向を表明した。《共同通信》
【高村正彦外相】韓国・金大中大統領らと会談
高村正彦外相は11日、ソウルで韓国の金大中大統領、洪淳瑛外交通商相と相次いで会談した。双方は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)によるミサイル開発、輸出、実験、配備の「全般的な中止」を実現するため、米朝会議の支援を確認した。
対北朝鮮政策では「対話と抑正」を基本に日米韓3国の連携を強化することで一致。その上で外相は「必ずしも日米韓のすべての政策が同一である必要はない。全体として整合性があり、効果的であればいい」と指摘し、日本は北朝鮮のミサイル開発、実験の抑止を最重視する姿勢を明確にした。
大統領は「日本の心配はよく理解できる。何としても北朝鮮のミサイル開発や輸出は阻止しなけれならない」と述べた。《共同通信》
【小渕恵三首相】建国記念の日を祝う国民式典に出席
建国記念の日の11日、東京・日比谷公園の日比谷公会堂で「建国記念の日を祝う国民式典」(主催・財団法人「国民の祝日を祝う会」、後援・総理府など)が開かれた。来賓として出席した小渕首相は祝辞で「21世紀に対応する新たなシステムの構築が求められている。明治維新、第二次世界大戦後の改革に続く第三の改革を進めていかなければならない」と強調、さらに「『富国有徳』の国を実現すべく全力でとりくんでいく」と述べた。《首相官邸》