平成3632日目

1998/12/18

この日のできごと(何の日)

【韓国軍】北朝鮮潜水艇を撃沈

韓国南部の全羅南道麗水市沖約2キロの韓国領海で17日深夜、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の所属とみられる小型潜水艇が沿岸に接近しているのを警備兵が発見、韓国軍は対潜哨戒機や艦艇などを動員して追跡し、18日午前6時50分、銃撃戦の末、慶尚南道巨済島の南約100キロで潜水艇を撃沈した。

韓国軍は同日午前8時すぎ、撃沈した海域で手りゅう弾を所持した北朝鮮の工作員とみられる潜水服姿の男1人の遺体を収容。北朝鮮の工作員派遣用とみて、警備艦艇など7隻が出て水深約200メートルに沈んだ潜水艇を捜索している。《共同通信》

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【野中広務官房長官】地域振興券「大きく育てる」

野中広務官房長官は18日夕の記者会見で、公明党の提案を受けて1998年度第3次補正予算案に盛り込んだ地域振興券(商品券)について「小さく生んで大きく育てる時期もある。地域に沸き起こってきたエネルギーを1回きりのものにするのはいかがなものかと思う」と述べ、地域経済への刺激効果などを見ながら追加実施を検討する考えを示唆した。《共同通信》

【政界談話室】

民主党の鹿野道彦政治改革本部長は18日、兼務する政権運営委員会座長としてまとめた政権構想を菅直人代表に手渡し「27回も会合を重ね、相当自信を持って答申させていただいた」「あとは党として、どう実現していくかだ」と胸を張った。政権獲得への必要条件を記者団から質問され「政治家自身の意識改革」ときっぱり。ちょうど一年前、自由党の小沢一郎党首と新進党(当時)の党首選で戦う表舞台に立ちながら、その後、民主党では裏方に徹してきただけに、改革実現への万感の思いをこの発言に込めたようだ。《共同通信》

【この日の民主党】

民主党の政権運営委員会(座長=鹿野道彦・党政治改革本部長)は18日、政権を獲得した場合の組織運営を展望した政権構想「新しい政府の実現のために=転換期に挑む政治的リーダーシップの確立」をまとめ、菅代表に報告書を提出した。

同委員会では9月8日以来11人の議員が27回にわたって議論を重ねてきた。

答申書は、政府、内閣の構造的な問題点として、「内閣と与党の二元構造で責任があいまい」「自民党政権では政権党派閥が内閣人事を拘束し、首相のリーダーシップが制約され、改革先送りの要因となった」などと指摘。政府と政党、国会の関係の抜本的な見直しを掲げ、政権獲得後すぐに現行法の下で行える改革と、その後、内閣法など法改正が必要なものの二段階に分けている。

現行制度の下での改革としては、内閣の強化と与党責任の明確化のため、(1)与党党首、幹事長、政調会長の入閣(2)政党の部会長を兼ねる政務次官による省庁間調整の実現(3)インナーキャビネット設置によるトップダウン的内閣運営-などを行う。

また、法改正を伴う「内閣システムの制度改革」では、内閣を「単なる合議機関ではなく、首相の統轄・指揮監督の下に成立する執政機関」と位置づけ、首相が広く国政を指導できるようにする「統括権」を内閣法を改正して明記する。また首相の指揮監督機能を補佐する「首相府」を置き、その指示の下で省庁間調整に当たる「内閣府」(総理府に相当)をそれぞれ設置する。

さらに、政府の構造改革に挑むためには、政党自体が「政権担当型政党」への発展を遂げなくてはならない、と指摘。そのための課題として、(1)独自の政策形成力及びシンクタンク機能の確保(2)政党の統率力と政党経営能力(マネジメント能力)の確立(3)首相候補者として党首コアチームの形成と運営(4)国民との対話を重視する政党マーケティング力の発揮(5)優れた情報収集力と危機管理システムの形成(6)候補者人材の調達と選挙における政党主導の発揮(7)政権運営能力を培う人材リクルートシステムの整備、の7つをあげ、党自体の自己改革を呼びかけている。



12月18日 その日のできごと(何の日)