平成3630日目
1998/12/16
この日のできごと(何の日)
【小渕恵三首相】ベトナムで演説
小渕恵三首相は16日、ハノイ市内の会議場で、日本の対東アジア外交の基本姿勢を明らかにした政策演説(小渕ドクトリン)を行った。
首相は「アジアの21世紀を『人間の尊厳に立脚した平和と安定の世紀』にしたい」と表明。「アジア諸国が一体となって経済危機克服のため協力していくべきだ」と東南アジア諸国連合(ASEAN)各国に協調を呼び掛けた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【フジ系連続ドラマ・タブロイド】最終回
【山梨・上九一色村】オウム施設の撤去完了を村が確認
山梨県上九一色村に唯一残っていたオウム真理教の教団施設「第7サティアン」と付属2棟の解体、撤去作業が終わり、同村が16日、作業終了を確認した。1989年の教団進出以来、一時は1000人近い信者の活動拠点だった村内の施設はすべて姿を消した。
村は今年9月、猛毒サリンの製造工場とされた同施設の解体作業に着手。今月初めには建物、プラントの解体がほぼ終了し、化学兵器禁止機関(OPCW)の査察後、さら地になっていた。《共同通信》
【政界談話室】
民主党の菅直人代表は16日の記者会見で、日本債券信用銀行の一時国有化に触れ「政府が先の金融国会で野党案を丸のみしたから、今回の対応がとれた」と、民主党が中心になって成立させた金融再生法を自画自賛。「政府はブリッジバンク法案しか提出しなかった」と、先見性を誇ってみせた。それでも足りないと見て「あの国会の成果は大きいものがある」と、実績を懸命にアピール。ところが最後に「手前みそかもしれないが」とぽつりと一言。自自連立合意の影で民主党の影の薄さが気にかかる?《共同通信》
【オリックス・イチロー外野手】契約更改
25歳の若者がまたひとつの夢を手に–。プロ野球オリックスのイチロー(本名=鈴木一朗)外野手は16日、神戸市須磨区のグリーンスタジアム神戸で来季の契約更改交渉に挑み、プロ野球史上初の5億円プレーヤーとなった。
イチロー外野手は今季、史上初めて5年連続で首位打者のタイトルを獲得した。この「天才打者」の年俸は3億2000万円と推定されていた。
しかし、推定額を大幅に上回る4億3000万円が、今季年俸だったとみられ、この日はこれをベースに交渉が行われた。例年よりやや長めの1時間45分の話し合いの中で、7000万円アップの5億円が提示され、サインした。
昨年までの球界最高年俸は、今季限りで引退した落合博満氏(前日本ハム)が、巨人時代に得た3億7000万円とされていた。だが、イチロー外野手は既に今季、最高年俸を更新していたことになる。
さらに、横浜の佐々木主浩投手が、9日に契約更改した4億8000万円さえも抜き、球界初の5億円となった。佐々木投手は数々の救援投手の記録を塗り替え、38年ぶりの日本シリーズ制覇に貢献したが、イチロー選手は年俸において“ハマの大魔神”を超えた。
不況の波の中、サラリーマンにとっては夢でしかない金額を手にするイチロー外野手は「また来年、高いところに目標を置いて自分の能力を出し切りたい」と、いつもと変わらない口調で話した。(金額は推定)《共同通信》