平成3574日目
1998/10/21
この日のできごと(何の日)
【MLBワールドシリーズ】ヤンキース、2年ぶり24度目の優勝
米大リーグの第94回ワールドシリーズは21日、サンディエゴのクオルコム球場で行われ、ヤンキース(ア・リーグ)が、サンディエゴ・パドレス(ナ・リーグ)を3−0で下し、ストレートの4連勝で2年ぶり24度目の優勝を飾った。
両先発投手の力投で緊迫した試合は、ヤンキースが六回一死二、三塁で投ゴロの間に先制。八回には、シリーズ絶好調の六番打者、スコット・ブロシアス三塁手(32)の適時打などで2点を加え、3投手の完封リレーで逃げ切った。シリーズの最優秀選手には、ブロシアス選手が選ばれた。《読売新聞》
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【Jリーグ第2ステージ】第12節
Jリーグ第2ステージ第12節(21日・国立競技場ほか=9試合)鹿島アントラーズが浦和レッズを延長戦の末、柳沢のVゴールで3−2で下して8連勝、勝ち点28で首位をキープした。浦和は4位へ後退した。ジュビロ磐田はアビスパ福岡を、中山の2得点などで6−1で圧勝し、鹿島に勝ち点1差の2位。鹿島、磐田が優勝争いで、頭一つリードした。福岡は一部参入決定戦出場が決まった。清水エスパルスは名古屋グランパスを2−0で破り、5連勝で6位から3位へ浮上。横浜マリノスは3連敗を喫し優勝争いから後退した。《共同通信》
【民主党・菅直人代表】「野党共闘」再構築へ決意
民主党の菅直人代表は21日、当選4回以上の衆院議員、同2回以上の衆院議員との懇談会を国会内で開き、野党共闘の再構築に向けた方策などについて意見交換した。
党内には、先の国会で菅氏が「責任野党」を標ぼうして明確な倒閣戦術をとれず、野党の足並みも乱れたことへの不満がくすぶっている。このため菅氏は「今日が次の戦いのスタートだ。与党に対してはチャレンジャー精神を忘れず、野党第二、第三党には配慮しながら共闘を進めたい」と、野党の結束強化に努力する決意を示した。
懇談会では「国会閉会中に野党間の信頼回復に努力すべきだ」(直島正行氏)と注文がついた。
党の基本政策に関しては「民主・中道路線の中身をり具体的に示す必要がある」(横路孝弘氏)、「集権か分権かという対立軸を明確にすべきだ」(永井英慈氏)など、民主党の立場を他党にも分かりやすく説明する必要があるとの意見も出た。
参院で与野党が逆転した9年前の国会状況を引き合いに「自民党が野党に手を突っ込み、政権交代につながらなかった。今後も自民党はありとあらゆる手を打ってくる」(足立良平氏)と「部分連合」への警戒論も出た。
菅氏は同日夕の記者会見で「自民党がいろんなことをやってくるのは当然だ。野党各党が協力して政策課題を実現していく中で、連携を強めたい」と強調した。《共同通信》
【小渕恵三首相】国連・アナン事務総長と会談
小渕恵三首相は21日、アフリカ開発会議出席などのため来日中のアナン国連事務総長と首相官邸で会談し、日本の安全保障理事会常任理事国入りを含む国連改革が遅れている現状に関連して「日本が国連への財政貢献を続ける上でも、国民の納得を得なければならない」と述べ、改革作業の促進を要請した。《共同通信》
【宮澤喜一蔵相】減税で与野党協議
宮澤喜一蔵相は21日午後の記者会見で、政府、自民党が近く具体的検討に入る来年の減税案について「だいたい(与野党の)合意が作れた時に法案を出さないと、きちんとしたものが成立しない。ディスカッションしないとしょうがない」と述べ、減税法案の提出前に与野党協議が必要との考えを表明した。調整の時期については「11月と思う」と話した。
さらに蔵相は、財政構造改革法の凍結問題に関連して「その話も含めて準備しなきゃいけないのがたくさんある。その準備だけでも11月いっぱいかかる」と指摘し、景気対策関連の法案準備などにより臨時国会召集は12月にならざるを得ないとの認識を示した。
減税案についての与野党協議に関連して、自由党や社民党が消費税率引き下げなどを主張していることについては「私の方から言い出すつもりはない。結果としてそうなっては困る」と述べ、税率引き下げに反対した。
金融機能早期健全化法による公的資金を使った資本注入については「(大手行が)一斉にやってくれれば国際的な効果からもいいだろう」と指摘した。《共同通信》