平成3549日目

1998/09/26

この日のできごと(何の日)

【米国】臨界前核実験

米エネルギー省は26日午後6時7分(日本時間27日午前7時7分)ネバダ州の地下実験場で4回目の臨界前核実験を実施した。

今年5月にインド、パキスタン両国が地下核実験を実施した後、初の臨界前核実験となった。臨界前核実験は核爆発を伴わないものの、核兵器の性能維持などを目的としており、反核団体は包括的核実験禁止条約(CTBT)の精神に反するなどとして批判を強めている。

今回の実験は「バグパイプ」と名付けられ、地下約290メートルの坑内で実施。原爆の材料であるプルトニウム計205グラムを約2キロの高性能火薬の爆発で圧縮。プルトニウムの表面が爆発の衝撃波で変化する際のデータを取得した。

同省は、古さが異なるプルトニウムのデータを比較することで、配備中の核兵器の信頼性と安全性を検証するのが目的と説明した。

米国は年内に「クラリネット」と名付けた実験など同様の臨界前核実験を2回行うほか、来年以降も実施を予定している。

米国内の反核団体はクリントン米大統領やエネルギー省に対し「インド、パキスタン両国を非難した米政府の姿勢と矛盾する」などとして実験中止を求める手紙を送る運動を展開。この日も、実験場入り口などで抗議活動をした。

米国は1996年9月、あらゆる核実験を禁止したCTBTに調印したが、核爆発を伴わない臨界前核実験は条約に反しないとして、昨年7月に最初の臨界前核実験に踏み切った。米国の議会は、今もCTBTを批准していない。《共同通信》

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【大相撲秋場所】14日目

大相撲秋場所14日目(26日・両国国技館)1敗だった貴乃花が敗れ、星一つの差で追っていた若乃花が勝ったため、兄弟横綱が12勝2敗で並んだ。費乃花は大関武蔵丸の寄りに屈し、若乃花は横綱曙を押し倒した。曙は4敗目で優勝の可能性が消え、武蔵丸は10勝目。千秋楽では両横綱のうちどちらか一方が勝てば優勝。そろって勝つか負けた場合は、兄弟で優勝決定戦となる。大関貴ノ浪は平幕の栃乃洋を下し、関脇千代大海とともに9勝目。関脇貴闘力と、武双山、出島の両小結は、いずれも7勝7敗に持ち込んだ。十両は千代天山が3敗を保ち、優勝を決めた。《共同通信》

【Jリーグ第2ステージ】第8節

Jリーグ第2ステージ第8節(26日・国立競技場ほか=9試合)横浜マリノスが3−0でアビスパ福岡に快勝。勝ち点を20に伸ばし、優勝した1995年のサントリー・シリーズ以来の首位に立った。名古屋グランパスは、PK戦でセレッソ大阪を下し、勝ち点19で2位。開幕から首位の浦和レッズはサンフレッチェ広島に敗れ、6連勝の後、2連敗で4位に後退した。ジュビロ磐田は6連勝で3位。奥と高原が3得点し、Jリーグ史上初めて同一チームの2選手がハットトリックを記録した。ヴィッセル神戸はヴェルディ川崎に逆転勝ちし、第1ステージからの連敗は16で止まった。《共同通信》

【金融再生法】修正協議が決着

金融再生関連法案の修正協議が26日、大筋合意に達したことで小渕恵三首相は金融システム安定化に向けた最初のハードルを何とか乗り切った。

しかし修正協議の過程で、自民党執行部と足並みの乱れを露呈。野党のみならず党内からも「首相の顔が見えない」と指導力に疑問の声も出ており、内外の政策課題が山積みする中、首相は今後も綱渡りの政権運営を強いられることになりそうだ。《共同通信》

【小渕恵三首相】交通安全を呼び掛け

秋の交通安全運動(21日〜30日)を盛り上げようと、東京下町の名所・浅草、雷門で26日、交通安全キャンペーンが行われ、小渕恵三首相が観光客らに交通安全を呼び掛けた。

小渕首相はあいさつで「日本は鉄砲の弾は飛ばなくて安全だが、よその国からロケットが飛んできて苦労している」と参加者らの笑いを誘い「でも日本は年間の死者1万人と大変な交通悲劇に見舞われている。総理になって人気がなくなったと言われるが難しい時にやるのが政治家の努め」と政策アピールを織り交ぜながら、交通安全に取り組む決意を語った。《共同通信》

【MLB】

米大リーグのシーズン最多本塁打記録を更新中のセントルイス・カージナルスのマーク・マグワイア一塁手(34)は26日、セントルイスのブッシュ・スタジアムでのモントリオール・エクスポズ戦で今季67、68号の2本塁打を放ち、本塁打の出なかったシカゴ・カブスのサミー・ソーサ外野手(29)に2本の差をつけた。

残り試合はカージナルス、カブスとも1でともに27日。カブスはワイルドカード争いのプレーオフにもつれこんだ場合は2試合となる。《共同通信》



9月26日 その日のできごと(何の日)