平成3493日目

1998/08/01

この日のできごと(何の日)

【セ・リーグ】巨人・ガルベス投手に出場停止処分

プロ野球のセ・リーグは1日、7月31日の阪神15回戦(甲子園)で審判員にボールを投げつける侮辱行為で退場処分を受けた巨人のバルビーノ・ガルベス投手(34)について、今季残り試合の出場停止処分を発表した。ガルベス投手は近日中に米国へ帰国する、《共同通信》

巨人のマウンドから、外国人投手が消える。7月31日の阪神戦で審判団にボールを投げつけたガルベスは1日、連盟から今季残り試合、球団からは無期限のそれぞれ出場停止処分を受けた。

ヒルマンの退団、趙の右腕故障による離脱に続いて、主軸投手に大きなペナルティー。逆転優勝を目指す巨人をいよいよ窮地へ追い込んだ。

前代未聞の暴挙だけに、長嶋監督は処分をある程度は覚悟していたようだ。それでも「15勝を計算していた軸の投手が抜けるのは痛い」と本音は隠せなかった。

ガルベスの不祥事から一夜明け、巨人は素早く反応し、連盟処分が下る前に独自の制裁を科した。

大阪市内に滞在していた山室代表が兵庫・芦屋の選手宿舎に午前10時半に到着し、長嶋監督、堀内ヘッドコーチらと処分を協議。「とても容認できるプレー一ではない。けじめをはっきりする」(同代表)ため、無期出場停止と罰金制裁を決めた。

これを渡辺オーナーに報告し、ガルベスにも伝えた。さらに同代表はガルベスにミーティングで監督、ナインらへの謝罪、ファンに向けておわびのメッセージを送るため報道陣への対応を指示し、宿舎のロビーでガルベスの記者会見が開かれた。

涙を浮かべてナインに謝罪したガルベスは「大変迷惑をかけ申し訳ない、深く反省している」と陳謝。その後、帰国に備えて帰京した。《共同通信》

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【Jリーグ第1ステージ】第15節

Jリーグ第1ステージ第15節(1日・ジュビロ磐田スタジアムほか=9試合)ジュビロ磐田が2−0で浦和レッズに快勝し、勝ち点を33に伸ばし首位を守った。清水エスパルスもセレッソ大阪に3−1で逆転勝ちし、同勝ち点の得失点差で2位。混戦の優勝争いは、この2チームが一歩抜け出した。勝ち点30で並んでいた鹿島アントラーズ、ヴェルディ川崎は敗れ、5、6位に後退。川崎を破った横浜マリノス、ベルマーレ平塚に5−0と圧勝した名古屋グランパスも勝ち点30に並び、得失点差で3、4位に浮上した。あと2試合を残し、優勝は勝ち点30以上の6チームに絞られた。鹿島は横浜フリューゲルスに2−3、川崎も横浜Mに2−4と逆転された。《共同通信》

【小渕恵三首相】米・クリントン大統領と電話会談

小渕恵三首相は1日夜、クリントン米大統領と電話で初めて会談し、日本経済再生のために不退転の決意を伝えた。

大統領は、国連総会で各国代表の演説が始まる9月21日にニューヨークで首相と会談を行うことを提案。首相は「自分も早くお会いしたい。ご招待はありがたく受ける」と答え、基本的に合意した。ただ、首相は今後の国会日程などを調整した上で、正式に返答するとした。《共同通信》

【和歌山毒物カレー事件】発生から一週間

自治会主催の夏祭りで4人が死亡、63人が中毒症状を起こした和歌山青酸カレー事件は1日で、発生から丸一週間。前例のない、せい惨な犯行の目的や犯人像は依然未解明だが、和歌山東署捜査本部は、地域住民を標的にした無差別殺傷事件との見方を強め、夏祭りに参加した住民から分刻みで当時の様子を聴くなど、150人態勢で犯人特定に全力を挙げている。

これまでの調べでは、問題のカレーは、夏祭り会場に隣接する民家のガレージで調理、7月25日正午ごろ出来上がった。なべは午後2時から4時ごろまでの間に会場に運ばれ、祭りが始まる午後6時ごろから食べ始めた住民が次々と中毒症状を訴えた。患者が運ばれた病院の医師らは、青酸中毒の患者を診た経験はなく、当初食中毒と判断。しかし、死者が出て事態は一変。同31日現在で33人が入院している。

調理後、住民が交代でカレーを見張ることになっていたが、午後4時からの約20分間、なべのそばにだれもいなくなった「空白」の時間帯があり、会場で青酸化合物が混入された可能性が出ている。

会場は袋小路の空き地で祭りの開催は周辺住民しか知らず、地域の事情を熟知した者の犯行とみられる。自治会長と副会長が死亡したことから、個人的な恨みによる犯行との見方もあったが、会長らが自分でカレーのトレーを選んで食べていたことが判明。捜査本部は、地域住民を狙った無差別殺傷の疑いが強いとみている。《共同通信》



8月1日 その日のできごと(何の日)