平成3466日目

1998/07/05

【香港・啓徳空港】閉港

香港の啓徳空港が5日深夜、74年の歴史に幕を閉じた。密集した老朽ビル群をかすめるように巨大ジャンボ機が降りてくる光景は、香港ならではのもので、閉鎖を惜しむ声も多い。しかし、かねてビルに飛行機が突っ込む大惨事を懸念していた航空関係者は、空港閉鎖に胸をなで下ろしている。

跡地には住宅や商業施設を組み合わせたニュータウン建設が検討されている。 空港は1924年、飛行艇の発着場として中国人実業家の手により、まだ田園風景が広がっていた九竜半島突端部に造られ、後に香港政庁が駐留英軍の飛行場として買い上げた。空港名の「啓徳」は実業家2人の姓から取られた。

36年には民間航空の第一便としてムンバイ(当時のボンベイ)−香港愛大が開設。第二次大戦時には日本軍の激しい空爆を受け、その蒼、日本の占領当局が重爆撃機発着のために大規模な滑走路拡張工事を実施、現在の空港の基礎を築いた。

香港西端ランタオ島の埋め立て地に誕生した超近代的な新香港国際空港に役割を譲って姿を消すことになったが、移転が秒読み段階に入った6月下旬以降、閉鎖を惜しむ数百人の市民が連日、空港に隣接する九竜城地区や空港駐車場ビルの屋上に詰め掛け、発着する飛行機をカメラに収めた。《共同通信》



【テニス・ウィンブルドン選手権】ピート・サンプラス選手、5度目の優勝

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テニスのウィンブルドン選手権最終日は5日、オールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス決勝で第1シードのピート・サンプラス(米国)が6−7、7−6、6−4、3−6、6−2で第14シードのゴラン・イワニセビッチ(クロアチア)に勝ち、2年連続5度目の優勝を果たし、優勝賞金43万5000ポンド(約1億300万円)を獲得した。

イワセニビッチは1994年以来3度目の同選手権決勝進出だったが、初の四大大会制覇はならなかった。《共同通信》

【相撲名古屋場所】初日

大相撲名古屋場所初日(5日・愛知県体育館)新横綱の若乃花が白星スタートを切った。若乃花は前まわしを引いて武双山の出足を止め。左四つで寄り切った。他の2横綱、2大関も順調に白星発進。横綱曙は小結魁皇を寄り切り、貴乃花も小城錦の寄りに一瞬後退したが攻め返して寄り切った。大関貴ノ浪は栃乃洋を寄り切ってこのカードの連敗を2で止め、武蔵丸は落ち着いた突き、押しで貴闘力を退けた。新関脇の千代大海は敷島を豪快に突き落とした。関脇安芸乃島、小結琴錦の両ベテランもそろって勝った。休場明けで再起をかける栃東は濱ノ嶋を力強く押し出した。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】大阪、和歌山を遊説

参院選最後の日曜日の5日、各党党首は猛暑の中、重点区を駆け巡り、所得税減税や不良債権処理策などを中心に舌戦を繰り広げた。

橋本龍太郎首相は大阪、和歌山を遊説。「所得課税は額に汗して働く方々にも公平だと思ってもらえる税制にする。法人課税にも3年以内にできるだけ早く国際水準に引き下げる」とこれまでどおりの表現に終始し、焦点の焦点の所得税恒久減税については直接の言及はなかった。不良債権処理では政府、自民党でまとめた公的ブリッジバンク(つなぎ銀行)方式の意義を強調した。

これに対し民主党の菅直人代表は民放報道番組で「首相は(所得減税で)リーダーシップが感じられない」と、恒久減税方針を明確にしない首相の態度を批判。この後、地元のJR吉祥寺駅近くのアーケードを練り歩き「橋本政権にノーと言うレッドカードを」と訴えた。《共同通信》



7月5日のできごと